2017/12/27

"About your PC" を検索せよ

Windows 10 バージョン 1709 の既知の問題(Known issues in this update)に追加された問題の 1 つで、ビルド番号の確認方法が次のように書いてあるのですが...

December 12, 2017-KB4054517 (OS Build 16299.125)Last Updated: Dec 21, 2017
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4054517/windows-10-update-kb4054517

"You can also type About your PC  in the Search box on your taskbar to confirm that your device is using OS Build 16299.15."
これは、最終的に「設定」アプリの「システム > バージョン情報」(ms-settings:about)を開くことになるのですが、日本語環境だと...

2017/12/26

Windows 10 1703+の[設定ページの表示]ポリシー

Windows 10 Creators Update(バージョン 1703)で追加された[設定]アプリの表示制御ポリシー。あるのは知ってたけど、やっと場所を見つけた。

コンピューターの構成\管理用テンプレート\コントロール パネル\設定ページの表示


例えば、このポリシーを有効化して、ポリシーに showonly:about を設定すると...

2017/12/22

Windows?Sysinternals 最新情報:ProcDump for Linux

Windows Sysinternals の ProcDump の Linux 対応版!(Linux Sysinternals というべきか?)

Microsoft/ProcDump-for-Linux
[URL] https://github.com/microsoft/procdump-for-linux


アナウンスとニュース:
Sysinternals ProcDump now available for Linux
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/yongrhee/2017/12/06/sysinternals-procdump-now-available-for-linux/

Ubuntu Weekly Topics > 2017年12月15日号 Python 2とGTK 2のMain Demotion,ProcDump for Linux (gihyo.jp)
[URL] http://gihyo.jp/admin/clip/01/ubuntu-topics/201712/15

とりあえず、Windows Subsystem for Linux (WSL)の Ubuntu 16.04 環境に入れてみた。左がオリジナル(Windows 版)の ProcDump v9.0、右が Linux 版の ProcDump v1.0

開発者じゃないから、何に使うというわけでもありませんが(どちらの版も)。

2017/12/21

Windows 10 の最大 CPU/メモリの変更(訂正あり)

Windows 10の最大構成(プロセッサとメモリ)が、Fall Creators Update(バージョン1709)からちょっと変わりました。

Windows Internals, Part 1』のおまけツール(slpolicy.exe)を使って色々調べていて(→)、Windows 10 Enterprise は 2ソケット/2TB が最大のはずなのに、4ソケット/6TBまで対応してると出て、おっかしいなぁと思っていたら、Windows 10 Pro for Workstations の登場に合わせて、Eneterprise エディション(たぶん Education にも)にも Windows 10 Pro for Workstations のスケールと機能が入ったということでした。

Windows 10 Pro for Workstations: Power through advanced workloads
[URL] https://blogs.windows.com/business/2017/12/15/windows-10-pro-workstations-power-advanced-workloads/
"We’ve also rolled the workstation capabilities into Windows 10 Enterprise (see diagram below)."
以下のページにはまだ反映されていません。(※ 2019/9/30 追記:2018/05/31 に更新されたみたいです。Education は変わらず。)

Memory Limits for Windows and Windows Server Releases
[URL] https://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/windows/desktop/aa366778(v=vs.85).aspx


最新の状況を踏まえて、プロセッサとメモリの最大構成を一覧にすると...

Convert Windows 10 "Pro" to "Pro for Workstations"

最大 4 ソケット、最大 6 TB に対応した Windows 10 のハイエンドエディションWindows 10 Pro for Workstations が Windows 10 Fall Creators Update (バージョン1709)からお目見えしています。詳しくはこちらを。(Pro for Workstations に対する拡張は、Enterprise に対しても行われたみたい。つまり、Windows 10 Enterprise 1709 も最大 4 ソケット、最大 6 TB)。

Windows 10 Pro for Workstations: Power through advanced workloads (2017年12月)
[URL] https://blogs.windows.com/business/2017/12/15/windows-10-pro-workstations-power-advanced-workloads/
Windows 10 Pro for Workstations を発表 (2017 年 8 月)
[URL] https://blogs.windows.com/japan/2017/08/25/0810microsoft-announces-windows-10-pro-workstations/

通常は、Pro for Workstations プリインストール PC を購入するか、Microsoft Store で購入して Pro から Pro for Workstations にアップグレードすることで導入することになるのかと思います(すぐにわかりますが、アップグレード インストールではなく、一瞬で終わると思います)。Windows 10 S から Pro へのアップグレードと同じ感じ。

12 月になって、MSDN サブスクリプションでプロダクトキーが利用になっていました。でも、Pro for Workstations 用のインストール メディアというものはありませんでした。どういうことかというと...

2017/12/19

知ってた? shutdown コマンドのタイムアウトは最大10年(/t 315359999)

Windows の shutdown.exe の /t オプションには、シャットダウンや再起動までのタイムアウトを秒単位で指定できますが(既定は30秒、0は直ちに)、shutdown /? のヘルプによると、最大10年指定できるそうです。気が付かなかった。

ヘルプによると”有効範囲は 0 から 315360000 (10 年) まで”となっていますが、本当の有効範囲は 0 始まりだから "315359999 まで"。
どうでもいいことでした。shutdown /a で中止できますが、中止しなかったとして、この 10 年後のスケジュールはちゃんと果たされるのでしょうか。タイムアウトの許容範囲長すぎ(そんなに待てないせに、ていうか少なくとも境界値はテストしましょうよ)。

2017/12/18

続:Windows Defender Application Guard(WDAG)あれこれ

Windows Defender Application Guard を VM と日本語環境で使う』の続き。


※先に行っときますが、Windows Defender Application Guard は "Windows Defender Application Guard is not supported on VMs and VDI environment. "(→ System requiements です。また、公式ドキュメントには記述が見当たりませんが、現状、en-us 環境でないとちゃんと使えないかも。
 
スタンドアロン モードで使ってみて気が付いたことなど...

Windows Sysinternals 更新情報(2017 年 12 月 12 日)

Autoruns v13.81, Bginfo v4.23, Handle v4.11
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2017/12/12/autoruns-v13-81-bginfo-v423-handle-v4-11/


Autoruns v13.80 → v13.81
Bginfo v4.22 → v4.23
Handle v4.1 → v4.11

おっ、直々に
https://twitter.com/markrussinovich

2017/12/15

Windows Defender Application Guard を VM と日本語環境で使う

※先に行っときますが、Windows Defender Application Guard は "Windows Defender Application Guard is not supported on VMs and VDI environment. "(→ System requiements です。また、公式ドキュメントには記述が見当たりませんが、現状、en-us 環境でないとちゃんと使えないかも。

Windows 10 Fall Creators Update の Enterprise エディションの新機能である Windows Defender Application Guard、システム要件が Hyper-V 要件+4コアCPU+8GBメモリ+空きディスク5GBだそうで、それ以下のスペックの仮想マシン(Hyper-V 仮想マシンで Nested Virtualization を有効にしてても)、「Windowsの機能の追加と削除」で選択できません。※ちなみに、[Hyeper-V]は明示的に有効にしなくても、必要なコンポーネント(仮想化ベースのセキュリティ、VBSに)はインストールされるようです。


なんとかして試してみたいという場合は...

2017/12/13

定例:2017年12月のWindows/Docker/Office Update

本日(12/13)は、今年最後のWindows Update定例更新日(たぶんWindows 10は年内にもう1回あると思いますが)。Office 365 や Windows Containers の Base OS Image、Docker の更新も、いつも通りあります。

仕事中や帰宅間際に邪魔されたくなかったら、手動でgo。

今のところ、Windows 7~Windows 10 の累積(マンスリー)アップデートはすべて"Known issues in this update"。12/13 10:00 現在の今のところ。私の環境もほぼ無問題。

1台だけ、Azure上の仮想マシン(バージョン1607)が再起動に1時間もかかった。

(追記1:Windows Server 2016 の 仮想マシン 1 台で再起動に数時間(4時間待ってみた)かけても帰ってこず、強制再起動&SoftwareDitributionのリセット&手動ダウンロードでようやく成功。)
(追記2:Windows Server version 1709 で、なぜか Docker バイナリが消失。Dockerの再インストールで復活。pull済みイメージと作成済みコンテナーはすべて無事。)

2017/12/05

Windows 7 の Windows Update で「現在サービスが実行されていないため...」問題

※12/6公開の @IT さんの連載にまとめ掲載 → [URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1712/06/news032.html ただし、何も対応しなくても問題が解消されたという報告もあり。
※12/7に公式アナウンス出ました。→ [URL] https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2017/12/07/win7-0x80248015/(移転先不明) やはり、自動的に修正できずに、手動で対処しなければならないケースもあるようです。

昨日?一昨日?2017年12月4日 ごろから、Windows 7 限定? で Windows Update で問題が発生している模様。実際に確認してみると、「現在サービスが実行されていないため、Windows Update で更新プログラムを確認できません。このコンピューターの再起動が必要な可能性があります。」と表示されました。...

2017/11/24

Windows 10 ver 1709 は「ブロックの解除(K)」改め「許可する(K)」

Windows 8.1まで、インターネットからダウンロードしたファイルには、とあるマークが付き、ファイルのプロパティを開くと、「ブロックの解除(K)」というボタンでマークを取り外すことができました。

Windows 10 になって、これがチェックボックスの形態になり、日本語がはみ出すという恥ずかしい状態に。→ フィードバック済み。

Windows 10バージョン1709(Fall Creators Update) になって、 「許可する(K)」に変更。フィードバックが反映された、やったーなんて思っていません。機能が変わってないのに、表現が変わるのは、いかがなものか。

左 Windows 8.1、中 Windows 10 バージョン 1703まで、右 Windows 10 バージョン1709。

ショートカットキーが(K)のままだから、英語は変わっていないのかも。Unblock やけん。確認してませんが。それともKyokasuruか。

やっぱり、日本語を変更しただけだった。→

Windows Sysinternals 最新情報(2017 年 11 月 19 日)

November 19, 2017 付で Windows Sysinternals の 4 ツールの更新がリリースされていました。

Sysmon v6.2, AccessChk 6.20 6.12, Sigcheck v2.60, Whois v1.20
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2017/11/22/sysmon-v6-2-accesschk-6-20-sigcheck-v2-60-whois-v1-20/

上のブログ タイトルと記事で AccessChk 6.20 となっていますけど、最新バージョンは v6.12 です。

Sysmon v6.10→6.20 ・・・ サービス名とドライバー名を変更できる -d オプションが追加。標準の名前のままだとマルウェア(Foil)だと検知されちゃうことがあるらしく、その回避策みたい。
  -d   Specify the name of the installed device driver image.
       Configuration entry: DriverName.
       The service image and service name will be the same
       name of the Sysmon.exe executable image.

AccessChk v6.11→6.12
Sigcheck v2.55→2.6
Whois v1.14→1.2

2017/11/15

定期: Patch Tuesday-11/15 の Windows & Office & Container Update (+CBB 謀反事件)

10/15 は恒例の、そして恐怖の Windows Update の日。何かイレギュラーなことがあったらこのページ更新します。いつものように日本では第二火曜日の翌日(だいたい第二水曜日)ですが、今回はたまにある第三水曜。

●Windows 10 Fall Creators Update & Windows Server, version 1709 (ver 1709、build 16299)
KB4048955 (OS Build 16299.64)

●Windows 10 Creators Update  (ver 1703、build 15063)
KB4048952 (OS Build 10586.1232) KB4048954 (OS Build 15063.726)


●Windows 10 Anniversary Update & Windows Server 2016 (ver 1607、build 14393)
KB4048953 (OS Build 14393.1884)

"Note This update isn't available with express installation files for Windows Server 2016."

先月、Server はフルダウンロードでしたけど、先月の更新をスキップしてもしなくても、今月もフル.cab(Windows 10.0-KB4048953-x64.cab、1.16GB)で配布。Windows 10 は エクスプレス .cab (Windows 10.0-KB4048953-x64-express.cab、40.7MB) で配布されていました。

定期: Patch Tuesday-本日の Windows Update & Office Update (注! Server 2016 はフルダウンロードですぞ) (2017/10/11)

●Windows 10 November Update (ver 1511、build 10586)
KB4048952 (OS Build 10586.1232)
※既にサポート終了しましたが(先月)、Windows 10 Enterprise と Education には更新が提供されるみたいで...

"This update can be applied to Windows 10 Enterprise and Windows 10 Education editions only. This update isn't applicable to Windows 10 Pro or Windows 10 Home editions and won't install."

確かに Pro にはこない。Pro/Home は 10 月定例 の KB4041689 (OS Build 10586.1176) が最後。Microsoft Update Catalog 提供 Only の KB4052232 (OS Build 10586.1177、11/2) は Pro/Home にもインストールできるかも(未確認、確認するつもりもなし)。

追記) バージョン 1511 は Enterprise/Education に限り、6 か月延長され、2018 年 4 月まで重大(Critical)と重要(Important)なセキュリティ問題の修正の提供が継続されるそうです。
Windows for IT Pros > Progressing Windows as a service
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/windowsitpro/2017/11/14/progressing-windows-as-a-service/

●Office 365 C2R Client (ver 2016) - Monthly Channel(月次チャネル)
1710 (Build 8625.2127)

●Office 365 C2R Client (ver 2016) - Deferred Channel(段階的提供チャネル)
Version 1705 (Build 8201.2207)
Version 1701 (Build 7766.2122)
※Semi-Annual Channel(半期チャネル)の開始は来年になってから!

●Office 365 C2R Client (ver 2016) - Semi-Annual Channel (Targeted)(半期チャネル(対象限定))
Version 1708 (Build 8431.2110)

●Windows Containers Base OS Images & Docker EE
microsoft/windowsservercore:latest    10.0.14393.1884
microsoft/nanoserver:latest    10.0.14393.1884
microsoft/windowsservercore:1709    10.0.16299.64
microsoft/nanoserver:1709    10.0.16299.64
Docker EE  17.06.1-ee-5


今のところ、重大な事件は未確認。

ですが、我が家では Current Branch for Business に設定してあった Windows 10 バージョン 1703 に、なぜかまだ来てはいけないバージョン 1709 の機能更新プログラムが検出&インストール(アップグレード)開始されてしまいました。原因は謎。しかも何の通知もなく(確か、CB向けには「Windows 機能更新プログラム」が通知センターに来たよね?)。朝から始め、夕方に再起動して、バージョン 1709 にされちまった。再起動中 2 時間以上、使用不能に。ちきしょー。

関連: 同じかどうかわからないけど、CBB でさらに + 180 日延期(GPOで)してても来たという事例発見
https://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/f7466c4e-0f95-44e8-945d-74368c971fb1/1709-installing-even-when-feature-updates-deferred-for-180-days-in-gp?forum=win10itprogeneral

11/21 追記)既知の不具合だってさ。もう遅いし。
"Current Branch for Business (CBB) 上の Windows Pro デバイスが予期せずアップグレードします。" → "マイクロソフトは解決方法に取り組んでおり、今後のリリースで更新プログラムを提供します。" 

2017/11/14

保護者と総裁からのクレーム(VMTPM 付きの VM が起動できなくなった話)

ホストガーディアンサービス(Host Guardian Service、HGS)は導入していない環境で、Hyper-V の仮想マシンの 1 台が、仮想 TPM (VMTPM)の問題で起動できなくなりました。

同じ Hyper-V ホストのすべてが NG というわけでなく、とある仮想マシンだけが NG に。きっかけは、ゲスト OS をデバッグ モードにするためにセキュアブートをオン/オフしたり、VMTPM をオン/オフしたりしてたから(かもしてないし、違う理由かもしれない)。

エラー メッセージを見ると、保護者の方はノリノリで歌ってますし、総裁様お怒りのようですし... (“保護者...”はたぶん“Key Protector could not be unwrapped”、“総裁”はたぶん“詳細”?)


Disable-VMTPMとかEnable-VMTPMとかSet-VMKeyProtectorとか、いろいろしてみたけど全滅。

新しい仮想マシンを作成して、TPM を有効化し、問題の仮想マシンの VHDx を接続して起動したら、問題は解消。 (実際には差分 VHDx から新しい仮想マシンを作成)

ただし、今回はゲスト側で TPM を使っていない(たぶん)ときに発生した問題だったので、この方法で解消されましたが、BitLocker とかに使ってたら、TPM の中身は消えてしまうので大変かもです。

2017/11/11

Windows 10 Fall Creators Update で UMDF の実装が変わった?

むむ! Windows 10 Fall Creators Update(バージョン1709、ビルド16299)から、ユーザーモードドライバーフレームワーク(UMDF)のドライバーマネージャー(WUDFSvc.dll)がいなくなってる。代わりのサービスも見当たらないような。Windows Server バージョン 1709 でもやっぱりいない。


捜索願いが必要かな?仕様が変更になったのかな? (我ながら、目の付け所が人とずれてる。)


(これまでの)UMDF のドライバーマネージャーについては...

2017/11/07

最新 Windows Server のバージョン情報

@IT さんにWindows Server バージョン 1709 について記事を書きました。

Windows Server 2016の次は「1709」? いえ、2016の次はまだ出ていません!
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1711/07/news012.html

Windows Server バージョン 1709 は Windows Server 2016 とは別の SKU (製品単位)で、サポートポリシーもライセンスもいろいろ違うってことを書いたのですが、 目に見えるバージョン情報が足りなかったかもしてないのでフォローアップ。

2017/11/06

Microsoft Store は Fall Creators Update だけじゃあないあるよ

Windows 10 Fall Creators Update(バージョン1709、ビルド16299)にアップグレードしたら、ストアのアイコンが変わって、Microsoft Storeに名前も変わった!と書いている記事を見かけましたが、これはWindows 10 Fall Creators Updateの新機能というわけではなく、ストアアプリの更新です。

以前のバージョンにも新しいストアはやってきます。Windows 10 Fall Creators Update もアップグレード(or クリーンインストール)直後は以前のストアがちらりと見えるはず。放っておくと、Microsoft Store にいつの間にか変わってる。

→ は Windows 10 Anniversary Update (バージョン1607、ビルド14393) で更新中の様子。

なので、タスクバーを見て、カラフルな新しいストア(Microsoft Store)のアイコンがあるからといって、Fall Create Update にアップグレードされたんだぁと安易に判断するのはNG。

ざっと確認してみたところ、ストア(Microsoft Store)の更新は、Windows 10 Anniversary Update(バージョン1607、ビルド14393)以降が対象のようです。左が Creators Update(Fall ではないやつ)、右が Nobember Update(サポートが切れたやつ)。

っていうか、ストアでストア(Microsoft Store)のシステム要件見れば、そう書いてありました。

既にサポートが終了した初期リリース(バージョン1507、ビルド10240)とNovember Udpate(バージョン1511、ビルド10586)は対象外。こうして、古いバージョンのWindows 10は、(セキュリティパッチだけでなく)機能的にも切り捨てごめんってことに...

Windows 10 Enterprise 2015 LTSB(バージョン1507、ビルド10240)はサポート期間中ですが、ストアは元々入っていないので影響なしだなっし。というか、こういう Windows 10 に追加?される新機能を排除したのが LTSB。


2017/11/01

SvcHost サービス分割とかいう新仕様(from Windows 10 ver 1703)

Windows 10 バージョン 1703 や 1709 のタスク マネージャーを眺めていて、なんだか svchost.exe プロセスがすごい数になってるなぁと気付いた人いると思います。えっ、変わってないけどっていう人もいると思います。

Windows のサービスには、svchost.exe (Windows サービスのホスト プロセス) が DLL をホストしてサービスを提供するものがありますが、サービスにはグループというものがあって、1 つの svchost.exe プロセスで複数のサービス (DLL) がホストされることも多々あります。が、Windows 10 バージョン 1703 以降は、svchost.exe と DLL の対応がほぼ 1:1になり、大量の svchost.exe が動くことがあります。詳しいことはこちらに...

Changes to Service Host grouping in Windows 10
[URL] https://docs.microsoft.com/en-us/windows/application-management/svchost-service-refactoring

物理メモリが 3.5 GBより大きい(> 3.5GB)とこの機能が発動するらしいです(クライアント SKU の機能ということなので、Windows Server バージョン 1709 はこうならないと思います)。仮想マシンで実際に試してみました。


2017/10/22

Windows Containters 1709 or 2016 on Windows Server version 1709

※ちょっと表現を訂正。Windows Server 1709 → Windows Server バージョン1709 (大事なことらしい)

前回、Windows Server バージョン1709 の Hyper-V 環境を作りましたが(Windows Server version 1709 と Windows 10 ver 1709 と Hyper-V)、続いてコンテナー環境も作ってみました。以下のように、Windows Server バージョン1709 ベースのコンテナー (microsoft/nanoserver:1709とmicrosoft/windowsservercore:1709)を Windows Server コンテナーまたは Hyper-V コンテナーとして実行できます。また、Windows Server 2016 ベースのイメージを Hyper-V コンテナーとして実行することもできました。Linux コンテナーに関してはまだプレビュー段階で、このとき(速報:Hyper-V コンテナーで Linux コンテナーが動いた!)からそれほど状況に変化ないみたい。


手順は、以下の通りで大丈夫でした。(まだ Insider のドキュメントがありますが、そちらに惑わされないように!)

Windows Containers on Windows Server
[URL] https://docs.microsoft.com/en-us/virtualization/windowscontainers/quick-start/quick-start-windows-server


具体的には...

2017/10/18

Windows Server version 1709 と Windows 10 ver 1709 と Hyper-V

※ちょっと表現を訂正。Windows Server 1709 → Windows Server バージョン1709 (大事なことらしい)


MSDN サブスクライバー(やボリュームライセンス) で、Windows 10 Fall Creators Update バージョン 1709 と Windows Server 1709 (Current Channel) のメディアが利用可能になりました。いずれも新規インストールで 10.0.16299.15、その後のWindows Update のKB4043961で16299.19になります。

Windows Server Current Channel は Server Core だけなので、とりあえず Windows Server 2016 Hyper-V 環境の 2 台の仮想マシンに Windows Server バージョン1709 と Windows 10 Enterprise 評価版とセットアップして、Windows Server バージョン1709 の Hyper-V および Hyper-V 管理環境を作ってみました。仮想マシンの構成バージョンは 8.2。



スタンドアロンだと Hyepr-V の認証まわりのセットアップが面倒そうなので(Server Core だとなお面倒)、どちらも Active Directory ドメインに参加させて、ドメインの Administrator で接続すれば、Hyper-V のリモート管理については何も設定不要。

Docker 環境をセットアップすれば、1709 バージョンの microsoft/windowsservercore(タグ:1709)と microsoft/nanoserver (タグ:1709)も利用できるようですが、公式ドキュメントがまだ Insider Preview ベースなので、もう少し様子を見ますです。Linux コンテナーのサポートは、やっぱりまだプレビューのようです。

10/19 追記) ちょっと情報が出ました。1709 ベースのコンテナーイメージは下位互換なし(Windows Server 2016 のコンテナー環境では動かない) ということでした。

Container Images are now out for Windows Server version 1709!
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/virtualization/2017/10/18/container-images-are-now-out-for-windows-server-version-1709/

"It is important to note that while older versions of the base OS container images will work on a newer host (with Hyper-V isolation), the opposite is not true. Container images based on Windows Server version 1709 will not work on a host using Windows Server 2016."

こちらのドキュメントは、まだ「Windows Insider Quick Start」なので、もう少し様子見。(DockerMsftProviderInsider を使うのか、DockerMsftProvider を使っても動くのか、明確になるまで)

Windows Containers on Windows Server
[URL] https://docs.microsoft.com/en-us/virtualization/windowscontainers/quick-start/quick-start-windows-server

Windows 10 バージョン 1709、ビルド 16299.19 の Sysprep イメージの作成

Windows 10 Enterprise Fall Creators Update バージョン 1709 の新規インストールで、何も考えずにインストール後に Windows Update をかけ、Sysprep すると、毎度のエラーが発生。

バージョン 1703 と同じおまじないで、Sysprep を成功させることができました。タスク無効化とポリシー設定のどちらが効いているのかわかりません。ポリシー設定のほうは、Education と Enterprise だけが適用対象になっています。

Windows 10 バージョン 1703、ビルド 15063.13 の Sysprep イメージの作成(2017/04/06)
Windows 10 バージョン 1607、ビルド 14393.105 の Sysprep イメージの作成に失敗と成功(2016/09/01)

2017/10/11

定期: Patch Tuesday-本日の Windows Update & Office Update (注! Server 2016 はフルダウンロードですぞ)

10/18 追記) Express インストールの問題を修正した ver 1607 向けの KB4041688 が Microsoft Update Catalog からのダウンロード提供のみで行われましたが、別の Known issues (UWP アプリのストップ、Office の DB 接続、テキストサイズを大きくすると IE が NG  ) がたくさんあるみたいなのでご注意。同じ問題はKB4041691にも追加されていますけど。

October 17, 2017—KB4041688 (OS Build 14393.1794)
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4041688


10/11 は恒例の、そして恐怖の Windows Update の日。何かイレギュラーなことがあったらこのページ更新します。

Windows 10 ver 1703
October 10, 2017—KB4041676 (OS Build 15063.674)
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4041676
Windows 10 ver 1607 & Windows Server 2016

October 10, 2017—KB4041691 (OS Build 14393.1770)
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4041691


どちらも既に気になる Known issues in this update があるので、先に確認することをお勧めします。Windows 10 ver 1607 & Windows Server 2016 は Windows Update 関連の問題あり??? 

"After installing this update, downloading updates using express installation files may fail. ""Note: KB4041691 is not available with express installation files for Windows Server 2016."って書いてあるけど、Windows Server 2016 は Express インストールではなく、フルダウンロード&インストールになるのかな?だとしたらダウンロードサイズ1.15GB。

2017/10/04

Office 2016 VBA 問題の続報(修正版リリース)

10/12 追記) ※この VBA 問題は最新バージョンで修正されましたが、10 月の"Windows 向け"の累積更新が原因で、何やら VBA 関連の問題(ODBC 接続?) が発生しているようです(詳しくは知りません、噂を目にしたので)。が、そちらはこちらの ↓ の問題とは無関係です

Excel 2016 ver 1708 の重大な問題...に遭遇(追記あり)」(2017/09/28) で書いた 2017 年 9 月の Office 2016 Monthly Channel と Semi-Annual Channel (Taregeted) バージョン1708 で発生する VBA の問題ですが、影響を受けるところはことごとく受ける(受けないところは全く関係なし)ので、大きな問題だと思い、@IT さんで記事化しました。

最新Office 365でマクロ/VBAの問題が発生――「Semi-Annual Channel(半期チャネル)」で助かったという話 @IT (2017/10/04)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1710/04/news015.html

で、その続報。

Office 365 client update channel releases ([URL] https://technet.microsoft.com/en-us/office/mt465751) を見ると、この問題の修正を含むと思われる Version 1708 (Build 8431.2094) の情報が出ています。
Office suite: Non-security updates
    Fix an issue where some VBA modules which have names with double-byte characters can't be opened.
実は、このリリース情報、現在は October 3, 2017 付けになっていますが、昨日の時点からありました。

昨日の夕方(10/3 JST)





今日の早朝 (10/4 JST)

日付だけ変わってる...



で、更新をかけてみても? (10/4 9:45 JST)

コンテンツデリバリーネットワークの関係かな?なんて思い、クラウド上の仮想マシン(米国リージョン)の環境から更新してみても 8431.2079 が最新と言われる。

どうなってるの???

追記)
2017/10/4 Update
Monthly Channel に修正を公開しました。16.0.8431.2094 で修正されています。ただし、現時点ではまだ、自動更新や、Office アプリケーション画面の [今すぐ更新] からはこのバージョンに更新されません。順次作業を進めていますが、現時点で 16.0.8431.2094 に更新するには...
[URL] https://blogs.msdn.microsoft.com/office_client_development_support_blog/2017/08/23/ver1708-issue-japanesenamevbamodule/

だそうです。

10/15 追記)
Office の更新機能でも更新できるようになりました(Monthly Channel のみ)。修正版がきたからといって、既に失われてしまったコードたちが戻ってくるわけではありません。永久にさよならです。

で、またリリースの日付が謎のインクリメント。

Semi-Annual Channel (Targeted) 向けの修正バージョンは、Patch Tuesday に合わせて(10/11またはそれ以降)て提供されると予想(あくまでも個人的な予想)。Semi-Annual Channel (Targeted)は、Semi-Annual Channel(Targetedなし)のために、まさにこのような問題を吸収するためのパイロット展開用チャネルなのでね。

10/11 追記)Semi-Annual Channel (Targeted) 向けの修正バージョンが出ました。

Semi-Annual Channel(Targeted) ・・・ October 10, 2017 Version 1708 (Build 8431.2107)
"Fix an issue where some VBA modules which have names with double-byte characters can't be opened."

2017/09/28

Excel 2016 ver 1708 の重大な問題...に遭遇(追記あり)

(続報: Monthly Channel に October 23, 2017 Version 1708 (Build 8431.2094) が来るみたいで、 "Fix an issue where some VBA modules which have names with double-byte characters can't be opened."ってなっていますが、10/4 5:20 JST 現在まだこない)

Office 365 の Monthly Channel と Semi-Annual Channel (Targeted) に 9 月にバージョン 1708 が提供されました。

が...

こんな(↓)問題があることに、問題に遭遇してから気付きました。(というのは嘘で、書籍付録 Excel ファイルの作成元からのメール通知で気付きました)。

Office 2016 バージョン 1708 以降で日本語の VBA モジュール名を含むファイルを開くとエラー
[URL] https://blogs.msdn.microsoft.com/office_client_development_support_blog/2017/08/23/ver1708-issue-japanesenamevbamodule/
"この動作は製品の問題と判断しており、現在弊社内で対応方針について検討を行っています。" "この動作は製品の問題と判断しており、現在弊社内で修正に向けた作業を行っています"(9/28 更新)

日本語(末尾が)のモジュール名やフォーム名を持つ Excel ファイルで、Excel の ファイル > アカウント のバージョン情報で、「バージョン 1708 ... 月次チャネル」「「バージョン 1708 ... 半期チャネル(対象限定)」となっているものが影響を受けます。Semi-Annual Channel(現在はバージョン 1705 ... 段階的提供チャネル) には来年1月頃にバージョン 1708 がやってくると思います。

ロックされた Excel ファイル(有料)で、サポート切れのやつなので、なんとかしてほしい。(Excel 2013 環境残しておいて、ほんとによかった)(ほんとはメインの PC だけ Deferred Channel だから影響してないんだけどね)

Excel ベースの商用アプリや顧客アプリを作っているとこ、大変そうですね。何年も前に納品したアプリでこの問題が出て、作った人は誰かわからず、お金ももらえない...なんてね。  

"プログラム コード(データを除く)やユーザー名は半角英数字だけで書くのが安心"

9/29 追記)
この問題、結構重大(日本では)だと思うのですが、以下のリリース情報のページには一切記述なし。いまのところ、公式情報は上記のブログだけかも。回避策が自動更新停止って、いつまで停止することになるのでしょう。英語圏の人には関係ないので、修正の優先順位低かったりして。企業の場合は、Semi-Annual Channel(Deferred Channel)にするのがコマンドラインでバージョンを戻すより簡単ですし、今後も安心かもです。

Office 365 client update channel releases
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/office/mt465751

 切り替えは、グループポリシーでチャネルを変更して、ポリシー展開してから、Office を手動で更新すればちゃっちゃと終わると思います(全ダウンロード入れ替えなので、時間は新規インストールと同じくらいかかるはず)。 そういえば、ポリシーテンプレートが 8 月末に新しくなっていて、新しいチャネル名称に対応していました。

Office 2016 Administrative Template files (ADMX/ADML) and Office Customization Tool(Date Published:8/31/2017)
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49030



2017/09/26

Azure Cloud Shell PowerShell も Pulic Preview に(たぶんこれは Windows Srever コンテナー)

Azure Cloud Shell の PowerShell シェル環境 (Azure PowerShell 入り) がパブリック プレビューになりました。既定は Bash ですが、簡単に PowerShell に切り替えることができるようになっています。

同じくパブリック プレビュー (2017 年 5 月から)の Bash シェル環境と比べると、起動にちょっと(というか結構)時間がかかります。

その理由を想像... 

2017/09/19

Windows 10 ver 1703 向けの 9 月の累積的な更新 KB4038788 の問題

Windows 10 Creators Update (ビルド15063、バージョン1703)向けの 9 月の累積的な更新 KB4038788 で、更新後に画面が真っ黒になる問題が Known issues in this update に追加されました。Microsoft Edge のパフォーマンス(または応答なし)問題とあわせて、次の更新で修正されるそうな。

September 12, 2017-KB4038788 (OS Build 15063.608)
Last Review: Sep 19, 2017 - Revision: 40
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4038788

"Some users may experience a black screen on their device for 5-10 minutes upon rebooting the OS. After this time, the user will regain use of their device. This issue is triggered on every reboot.  "

現時点での回避方法はこちら(要レジストリの編集)。黒い画面になっちゃったらこの回避策を講じるのは一苦労なような気が...(私はこの問題に遭遇していないので何とも言えませんが、PC のリフレッシュとか再インストールとか前のバージョンに戻すとかする人、した人、勧めるサポートの人とか、多いんでしょうね)。

Some OEM factory images causing devices to black screen
Last Review: Sep 19, 2017 - Revision: 8
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4043345


9/23 追記) 黒い画面問題については修正パッチ(個別パッチ x64 294 KB、x86 296 KB) が出ました。

9/27・28 追記) KB4038788 に起因する Microsoft Edge のパフォーマンス問題の修正を含む更新プログラム KB4040724がリリースされています。Microsoft Update カタログでの提供のみ (KB4040724 は累積的な更新だから巨大 x64 935.0 MB、x86 549.1 MB)。訂正、Windows Update でも配布されていました。ビルドは 15063.632 に。


2017/09/14

速報:Hyper-V コンテナーで Linux コンテナーが動いた!(追記あり)

現在は、Windows コンテナーしか動かせない、Windows Server 2016 と Windows 10 の Docker サポートですが、Windows Server vNext (ver 1709) および Windows 10 Fall Creators Update からは、Hyper-V コンテナーとして Linux コンテナーの実行がサポートされる予定です。

それには、仮想環境で動かす Linux ベースの Utility VM 環境が必要になると思うのですが、ようやく具体的な情報が出てきました。そして、試せました(→)。

Sneak peek #3: Windows Server, version 1709 for developers|Windows Server Blog
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/windowsserver/2017/09/13/sneak-peek-3-windows-server-version-1709-for-developers/


※注意:以降の記事は master-dockerproject-2017-09-14 の話です。より新しいバージョンが出ていますが、そちらは未確認。

マイクロソフト ランゲージ ポータル リニューアル

エラー メッセージのオリジナル(英語)を確認したりするのに便利な、マイクロソフトのランゲージポータルがついさっき(たぶん)刷新されました。

以前のポータルは検索性能とか繰り返し検索に弱い感じがありましたが、ちょっと使ってみた限りでは、改善している模様。

ちなみに、Semi-Annual Channel の日本語訳は、まだ登録されていませんでした。

Windows Sysinternals 更新情報 (2017 年 9 月 12 日)

Windows Sysinternals の以下の 4 ユーティリティが 9/11 (米国時間) に更新されました。Sysinternals Suite のダウンロード サイトの更新日は June 14 のままですが、これらの新バージョンを含むものに差し替えられています。

Sysmon v6.03 → v6.10
Procmon v3.33 → v3.40
Autoruns v13.71 → v13.80
AccessChk v6.10 → v6.11

Sysinternals Update: Sysmon v6.10, Process Monitor v3.40, Autoruns v13.80, AccessChk v6.11
September 12, 2017
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2017/09/12/sysinternals-update-sysmon-v6-1-process-monitor-v3-4-autoruns-v13-8-accesschk-v6-11/


2017/09/13

定期:Patch Tuesday-本日のWindows UpdateとOffice Updateと+α

本日は、毎月恒例の Windows Update 祭り。Office Update (C2R) も忘れずに。Windows Updat
e は相変わらず、確認、ダウンロード、準備、更新のための再起動に、これ止まってるんじゃないの?ってくらい時間がかかる PC もありますが、今のところ大きな問題には遭遇していません。


本当にこれ、と、と、止まってるんじゃないの? ダウンロード中なのにネットワーク I/O もそれほどないのに... と思っても、ディスク I/O を見ると、svchost.exe (netsvc) や System、TiWorker がせっせと大量にディスク I/O している最中だとおもいます。成功の秘訣は、ただ待つのみ。“Windows の準備をしています コンピューターの電源を切らないでください”から変化しなくても、数時間は辛抱強く待ちましょう。

Windows 10 & Windows Server 2016

Windows 10 ver 1703:
 September 12, 2017 - KB4038788 (OS Build 15063.608)
 Known issues: "After installing this update, some users may observe performance or unresponsiveness issues on the first launch of the Microsoft Edge browser."
  Known issues: "Some users may experience a black screen on their device for 5-10 minutes upon rebooting the OS. After this time, the user will regain use of their device. This issue is triggered on every reboot.  " → Workaround https://support.microsoft.com/en-us/help/4043345

Windows 10 ver 1607 & Windows Server 2016:
 September 12, 2017 - KB4038782 (OS Build 14393.1715)

Windows 10 ver 1511:

 September 12, 2017 - KB4038783 (OS Build 10586.1106)

Windows 10 ver 1507(Enterprise LTSB 2015のみ):
 September 12, 2017 - KB4038781 (OS Build 10240.17609)

Windows 10 update history
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4018124

何か IEに見た目が変わった?と思ったら、検索ボックスが追加され、タブの表示位置が変わりました。上記のリリース情報の "Updates to Internet Explorer 11's navigation bar with search box"の変更ですね。アドレスボックスによる検索も引き続きできるみたいです。

2017/09/12

VHD(X) が期待どおりに縮小されないときは...もう一押し


1 年ほど前に @IT さんにこんな記事を書きました。

VHD/VHDXのサイズを縮小するための事前準備は面倒?──その行為、無駄です!(@IT)

[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1609/26/news016.html

Hyper-V マネージャーの仮想ハードディスクの編集ウィザードを使って、容量可変タイプの VHD/VHDX が期待どおりに最適化 (未使用領域を解放してサイズを縮小) できないというときに、読み取り専用でマウントして、Optimize-VHD で縮小すれば劇的に効果があるという話です。

ちょっとミスして、容量いっぱいまで拡大しちゃった仮想マシンの VHDX ができてしまい、Hyper-V マネージャーからの最適化ではまったく効果がなかったので、この方法を久々に試してみることに...

すると、なんだかおかしなことが...

2017/09/08

(PR) 電子書籍版のお知らせ『Windows Sysinternals 徹底解説 改訂新版』


ここ数日のことだと思いますが、9月6日より、『Windows Sysinternals 徹底解説 改訂新版』(日経 BP 社) の電子書籍版が Amazon (Kindle)で購入可能になっていました。他のストアでも順次...

Amazon.co.jp へ日経 BP 社の書籍紹介ページへ][目次を見る (日経 BP 社のページ)

関連:
(PR) 新刊のお知らせ『Windows Sysinternals 徹底解説 改訂新版』 第 5 弾  (2017/07/03)

9/14 追記)
久々にツールの(マイナー)アップデート出ました。Sysinternals Suite のページ(9/14 現在)の更新がないので気が付くのが遅れましたが、Sysinternals Suite.zip も更新されています。

Sysinternals Update: Sysmon v6.10, Process Monitor v3.40, Autoruns v13.80, AccessChk v6.11
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2017/09/12/sysinternals-update-sysmon-v6-1-process-monitor-v3-4-autoruns-v13-8-accesschk-v6-11/
 

2017/09/06

定期:Windows Container Updated Image .14393.1593 (Aug 9) & Docker EE 17.06.1-ee-2 (Aug 24) & Insider Image .16278.1000 (Sep 5)

Windows Container のベース OS イメージが 10.0.14393.1593 に更新されています。イメージ作成日は 2017-08-09 でした。8/9 (日本時間) に確認したときは存在しなかったんですが、翌日の 8/10 には利用可能になっていたようです。サイズは microsoft/nanoserver がダウンロード 137.4 MB(ベース レイヤがある場合の差分サイズ)、展開後 1.07GB GB、microsoft/windowsservercore がダウンロード 1.258 GB (同上)、展開後 10.3 GB。

Docker EE も最近更新され、 17.06.1-ee-2 になってています。

Windows Server Insider Preview のベース OS イメージも本日 10.0.16278.1000 が利用可能に。

2017/09/04

コンソールに手が届かないときの VNC 接続(RealVNC 5.x と RealVNC 6.x)

最近、Windows 10 や Windows Server 2016 の Windows Update に時間がかかるなぁ(再起動の時間も)と思う今日この頃。

クラウド上の仮想マシン(企業なら支社の物理/仮想マシンとかでも)だと、コンソールにアクセスできななくて、ちゃんと進んでいるのか、BSoD になって止まってたりしてないかとか、心配になります。

Microsoft Azure だと「ブート診断」、AWS だと「コンソール出力」というものもありますが、VNC もなかなか使えます。

2017/08/29

“消えた更新の履歴”問題を解消する KB4039396 と正体不明の KB4033637

“消えた更新の履歴”の続報。


Windows 10 バージョン1607 と Windows Server 2016 の 8 月の定例更新 KB4034658(ビルド 14393.1532)(KB4034661 ビルド 14393.1613 にもこの問題は含まれる)で、「更新の履歴」が消えてしまうという問題(他に、たぶん Show or Hide Updates ツールで?非表示にした更新を無視する問題と WSUS の CPU 使用率上昇問題もあり) がありましたが、これらの問題を修正する“累積”更新プログラム「KB4039396(ビルド 14393.1670)」が、Microsoft Update Catalog で公開されています。Windows Update では配布されません。

August 28, 2017-KB4039396 (OS Build 14393.1670)
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4039396/windows-10-update-kb4039396


これらの問題だけを修正する Hotfix ではなく(インストール後の更新の履歴には Fix for KB4039396 って出るけど)、“累積”更新プログラムです。巨大(x64 で 1154.8 MB)ですし、ダウンロードとインストールには時間がかかります。手元の環境では、Windows 10 x64 で 1 時間、Windows Server 2016 で 1.5 時間で更新完了(環境によっては、より短時間で済む or より長時間かかるかも)。9 月の定例更新まで待つほうが楽だと思います(差分で済むので)。

Show or Hide Updates ツールで Creators Update をブロックしている人には必要?(Home でないなら、Windows Update for Business (Windows Update の延期)ポリシーでさらに延期する方法のほうがいいですよ)。なお、この更新で、消えてしまった履歴が復活することはありません。非表示にした更新が、また非表示に戻ることもありません。

なお、この更新をインストールしても、消えてしまった履歴が復活することはありません。非表示にした更新が、また非表示に戻ることもありません。

関連:
Windows 10 の更新の履歴を取得するその他の方法 (2017/08/10)
緊急報告: 8 月の更新後に Windows 10 ver 1607 と Windows Server 2016 の更新の履歴が消える(タイトル変更&追記あり)(2017/08/09)


Windows 10 バージョン 1607 に関しては、最近(ここ数日だと思います、少なくとも 8/17 以降)、自動配布された謎の更新  KB4033637 について。

KB4033637 については、現時点で、Microsoft Update Catalog での公開なし、サポート技術情報(更新の履歴の「詳しい情報」のリンク先存在せず)もなし。なんだか気持ち悪いので、ちょっと調べてみたら...

8/31 追記) リンク先がやっと出ました。"Updates to Windows 10, Version 1607 for update applicability: August 30, 2017"

Office 365 トラブル解決: 君のバージョンは?

Office 365 ProPlus や Office 2016 のインストールのカスタマイズやポリシー管理のためのツールは、最新のものを使うことをお勧めします。現時点では、2017 年 6 月に出たのが最新だと思います。

Office 2016 Deployment Tool(Date Published: 6/19/2017、File Name: officedeploymenttool_8311.3600.exe)
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49117

Office 2016 Administrative Template files (ADMX/ADML) and Office Customization Tool(Date Published: 6/14/2017、FileName: admintemplates_x86_4549-1000_en-us.exe/admintemplates_x64_4549-1000_en-us.exe)
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49030


例えば、管理用テンプレートは、以前は「分岐の更新」(Update Branch)でしたが、今は「チャネルの更新」(Update Channel)になっています。また、以前は、Current とか Validation とか入力しなければいけなかった設定が、ドロップダウン リストから選択する形に変わっています。

ところで、Office Deployment Tool の利用例として、全部入りの Office 365 ProPlus から、特定のアプリケーションだけを選択的にインストールできるというものがあります。


こちらは、Office 2016 バージョンが出たときに書いた古い古い投稿ですが、この時からは状況がいろいろ変わってますので、あくまでも参考程度にしてください。

Office 2016 のアプリケーションを選択的にインストールしたい(2015/09/25) 

実は、この時、この方法で Office 365 ProPlus の一部だけをインストールし、更新してきた PC で、ちょっとした問題に遭遇しています。その問題とは、「ファイル」の「アカウント」からバージョンを確認できなくなってしまったということ。

2017/08/25

Office 365 トラブル解決: 問題発生は .NET Framework 4.7 のせい?(ではなかった?)

先日、突然、Windows 7 x86 SP1 にインストールされている Office 365 ProPlus (Current Channel) が起動しなくなりました。「問題が発生しました」の指示にしたがって、Officeを修復(クイック修復ではなく、時間のかかるオンライン修復)してみましたが、状況は変わらず。

ついさっきまで起動していた Office です。その前後にしたことといえば、Office 365 ProPlus を手動で最新バージョンに更新し、起動を確認。Windows Update が更新を検出していたので、何も考えずに更新のインストールを続行したくらい。PC を再起動したあとに、Office アプリケーションが起動しなくなった模様。

最初、EMET 5.52 のせいだと思って速攻、アンインストールしましたが解決せず。あと考えられる犯人は、Windows Update でインストールされた更新プログラムに違いない。そいつの名は...

Windows 10 Insider Preview ビルド 16237 に「半期チャネル(ターゲット)」と「半期チャネル」の表記が...

2017 年 7 月の Windows 10 Creators Update の Current Branch for Business
(CBB) 向けリリースは、Semi-Annual Channel という名前で提供される初めてのリリースでした。ただし、Windows 10 Creators Update の UI やポリシー上の表記は、Current Branch(CB) と Current Branch for Business (CBB) のままです。Windows 10 のリリース情報としては、Semi-Annual Channel 表記になっています。

Windows 10 のリリース情報
[URL] https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/release-info.aspx
Insider Preview もこれまでは CB/CBB 表記のままだったのですが、昨日(おととい?)リリースされたビルド 16237 のポリシー設定を覗いてみたら...

Announcing Windows 10 Insider Preview Build 16273 for PC(August 23, 2017 10:01 am)
[URL] https://blogs.windows.com/windowsexperience/2017/08/23/announcing-windows-10-insider-preview-build-16273-pc/


「半期チャネル(ターゲット)」と「半期チャネル」 になってました(C:\Windows\PolicyDifinitions\ja-jp\WindowsUpdate.adml)。日本語訳は、正式リリースまで変わるかもしれません。英語版(en-us\WindowsUpdate.adml)は、「Semi-Annual Channel (Targeted)」と「Semi-Annual Channel」です。
せっかく馴染んできた感のある CB/CBB とも、もうすぐお別れのようです。「半期チャネル(ターゲット)」、日本語として、なんのことやらさっぱりわからんって人多数の予感。

追記)ビルド 16275 の[設定]アプリの UI では、[半期チャネル(ターゲット指定)]と[半期チャネル] 。ポリシー設定は[半期チャネル(ターゲット]と[半期チャネル]でした。

以上


2017/08/17

Windows 10 ver 1607 と Windows Server 2016 向けの KB4034661 (14393.1613)

8/16 付(日本では 8/17 に利用可能) で Windows 10 Anniversary Update (バージョン1607)と Windows Server 2016 向けに累積的な更新プログラム KB4034661 (14393.1613) がリリースされています。まさかの定例更新(先週)に続いての連続リリース。しかもお盆明け。

August 16, 2017—KB4034661 (OS Build 14393.1613)
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4034661/windows-10-update-kb4034661


今回はバグ修正のみ(のはず)。KB4034658 (14393.1593) 以降に追加された新たなセキュリティ更新は含まれません(のはず)。なぜかページ タイトルは August 15...。Windows 10 Creators Update(バージョン1703)など、他のバージョンにはリリースなし。

Known issues in this update に書いてありますが、前回の“消えた更新の履歴”問題を含む、いくつかの Windows Update まわりの問題は未解決らしいです。How to get this update によると、Windows Update でも配布されるって書いていますけど(This update will be downloaded and installed automatically from Windows Update. To get the standalone package for this update, go to the Microsoft Update Catalog website.)...

8/17 6:00 7:00 8:00 現在、いまのところ Windows Update では検出されません(私の環境では)



もし、今日とか明日、Windows Update で配布されることになったら、お盆休み明けのたまった仕事を、全力で邪魔してくれるでしょうね。単に、How to get this update (Article ID: 4034661 - Last Review: Aug 17, 2017 - Revision: 25) の記述ミスで、Microsoft Update Catalog Only なのかもしれません。(This update will be downloaded and installed automatically from Windows Update. とか)

8/18 追記)
Hot go get this update が "To get the standalone package for this update, go to the Microsoft Update Catalog website." だけに修正されました(Article ID: 4034661 - Last Review: Aug 18, 2017 - Revision: 28)

新たなセキュリティ更新は含まないので、Windows Update で検出されないのなら、そのまま放置が無難。解決される問題に今まさに影響を受けているものがない限り、Microsoft Update Catalog からダウンロードしてインストールする必要はないと思います(x64 だとダウンロードサイズが 1GB 超える大きさだし)。

Citrix XenApp の問題の修正は、影響あるところ多いかも(CTX225819 に従って、KB4034661 の適用+レジストリ修正が必要)。

関連:
Windows 10 の更新の履歴を取得するその他の方法 (2017/08/10)
緊急報告: 8 月の更新後に Windows 10 ver 1607 と Windows Server 2016 の更新の履歴が消える(タイトル変更&追記あり)(2017/08/09)
定期: 2017 年 8 月の Windows Update と Office Update (2017/08/09)


追記)
Microsoft Update Catalog からダウンロードしてインストールしたら、“消えた更新の履歴”問題は解消しているっぽい。

単に、前回の更新だけの問題で、次の更新からは履歴に残るのかもしれません。(今回の更新をインストールしていなくても、悪意のあるソフトウェアの削除ツールが更新の履歴に入ってたのもありました)。ただ、前回消えた履歴が戻ってくることはなさそう。


8/29 追記: “消えた更新の履歴”問題の修正。Microsoft Update Catalog で公開。累積的な更新だから、巨大(x64 で 1154.8 MB)です。

手元の環境では、Windows 10 x64 で 1 時間、Windows Server 2016 で 1.5 時間で更新完了。

9 月の定例更新まで待つほうが楽(差分で済むので)。

August 28, 2017-KB4039396 (OS Build 14393.1670)
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4039396/windows-10-update-kb4039396

2017/08/15

Windows 10 の tokens.dat はどこ?

Windows や Office のライセンス認証などに関連する重要なシステムファイルに tokens.dat というファイルがあるのですが、このファイルの格納先パスが Windows のバージョンが変わるたびに、微妙に変わってきました。

Windows のライセンス認証の問題をトラブルシューティングするときに、Tokens.dat ファイルを再構築する方法
[URL] https://support.microsoft.com/ja-jp/help/2736303/how-to-rebuild-the-tokens-dat-file-when-you-troubleshoot-windows-activ


で、Windows 10 や Windows Server 2016 はどうなっているのかというと、以前と似たようなパスにはまったく見つからない。例えば、%Windir%\ServiceProfiles\LocalService\AppData\Local\Microsoft\WSLicense というディレクトリ自体が存在しない。(Windows 10 初期リリースには存在しましたが、そこにある tokens.dat はなんだか違うような感じがしました。)

よくよく探してみると、%Windir%\System32\spp\store\2.0 にそれらしき tokens.dat を見つけました。





本当にこれなのかは例の tokens.dat なのかどうかはですが、Process Monitor で slmgr 実行時の様子をキャプチャしてみたところ、このパスの tokens.dat を見ていました。見ていたというだけで、これだ!と特定しているわけではありませんので、ご了承ください。



(別の場所にある C:\ProgramData\Microsoft\Windows\ClipSVC\tokens.dat を参照しているやつもいましたが、こちらは UWP Apps のライセンスかな?)

(これは想像ですが、もしこれが例の tokens.dat だとしたら、Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 から既に変わっている、あるいは移行途中だったかも。)