2017/09/26

Azure Cloud Shell PowerShell も Pulic Preview に(たぶんこれは Windows Srever コンテナー)

Azure Cloud Shell の PowerShell シェル環境 (Azure PowerShell 入り) がパブリック プレビューになりました。既定は Bash ですが、簡単に PowerShell に切り替えることができるようになっています。

同じくパブリック プレビュー (2017 年 5 月から)の Bash シェル環境と比べると、起動にちょっと(というか結構)時間がかかります。

その理由を想像... 



Azure CLI 2.0 入りの Bash シェル環境の Azure Cloud Shellは、Ubuntu ベース。/.dockerenv が存在することから、Linux ベースのコンテナー ホスト上の Linux コンテナーのように見えます。Linux コンテナーは起動はすごく早い。

最近、発表された Hyper-V コンテナーで動いているわけではないと思います(そのずっと以前から Azure Cloud Shell はプレビュー提供されてましたし)。

参考:
速報:Hyper-V コンテナーで Linux コンテナーが動いた!(追記あり)



一方の、PowerShell シェル環境は、てっきり Linux コンテナーで オープンソースになる PowerShell 6.0 (Beta)  に、Azure PowerShell for .NET Core で乗せてくるものと勝手に想像していたのですが...

PowerShell のバージョン情報を見ると、5.1。ビルド番号からすると、Windows Server 2016 ベースの純な PowerShell のようです。

C:\ ドライブのルートを覗いたら、License.txt を発見。「MI
CROSOFT SOFTWARE SUPPLEMENTAL LICENSE TERMS CONTAINER OS IMAGE」のライセンス条項のテキストです。

これは、Docker Hub で公開されているmicrosoft/windowssservercore のイメージです。つまり、Windows Server 2016 ホスト上の Server Core ベースの Windows コンテナー(Hyper-V コンテナーではなく、Windows Server コンテナーだと思う)。


どうりで、Cloud Shell の起動に時間がかかると思った。

ちなみに、Get-ComputerInfo とか、Windows Server 2016 標準のコマンドレットも使えます(どこまで使えるのか知りませんが)。Azure PowerShell のバージョンは↓のとおり。

数時間前に Azure PowerShell 4.4.0 (Ignite) バージョンがリリース(https://github.com/Azure/azure-powershell/releases)されたみたいですが、9/26 15時現在はその 1 つ前のバージョンの 4.3.1。ほぼ最新の Azure PowerShell 環境が数分で手に入るってことです。ローカル PC の環境を最新に維持するのは面倒ですが、Cloud Shell があると実にありがたい。

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