2014/07/30

System Center 2012 R2 Update Rollup 3

System Center 2012 R2 ユーザーには頭の痛い、Update Rollup (UR) 3 が公開されました。対象は、Data Protection Manager、Operations Manager、Operations Manager の UNIX/Linux 管理パック、Orchestrator、Service Provider Foundation(SPF)、Service Manager、Virtual Machine Manager。

Update Rollup 3 for System Center 2012 R2
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2965090


今回の UR3 では、App Controller と Configuration Manager、Endpoint Protection の更新はないみたい。

System Center の UR では毎度のことですが、Microsoft Update による更新だけでは不十分で、コンポーネントによってはエージェントの更新やらSQLスクリプトの実行やら、管理パックのインポートやら、追加の手順が必要になるので、上の KB の中にあるリンクから個々のコンポーネントのKBを参照して、追加のインストール手順を確認のこと。

SQL Server 2012 を使用している場合、オプションの更新として SQL Server 2012 Service Pack (SP) 2 も降ってくるけど、System Center 2012 R2 のコンポーネントの中には、SQL Server 2012 SP2 を正式サポートしていないものもあるのでご注意 。っと、SQL Server 2012 SP2 を選択、更新開始してから気付いた。現状、正式にサポートとなっているのは、Operations Manager と Configuration Manager だけみたい。ちなみに、SQL Server 2014 をサポートしているのは Configuration Manager Cumulative Update (CU) 1 以降だけ。

SQL Server Requirements for System Center 2012 R2
[URL] http://technet.microsoft.com/library/dn281933.aspx

これからこれで大仕事。1 月の UR1、4 月の UR2、そして今月の UR3、 3 ヶ月ごとの大仕事、ちょっとうんざり。

追記: 同じ日に Windows Azure Pack UR3 も出てました。Windows Azure Pack UR3 が System Center 2012 R2 UR3 を前提としているかどうかは良く分かりません。
Update Rollup 3 for Windows Azure Pack
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2965416

関連:
System Center 2012 R2 Update Rollup 2 (2014/04/24)


作業報告:

2014/07/28

クイック実行 (C2R) の Office 2013 も過去の更新バージョンに戻せる

2014 年 7 月の Office 2013 向けの修正プログラムの 1 つが、悪さをすることがあるらしい。うちには関係なかったけど。

Office 2013 programs crash when using the File tab (Backstage) and the July 8, 2014 update is installed
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2987489/en-us?sd=rss&spid=918

MSI 版の Office 2013 (VL や MSDN Subscription の Office 2013 Professional Plus とか)なら、問題の修正プログラムをアンインストールすればいいのですが、自動更新が有効なら常に最新バージョンになるクイック実行 (Click-to-Run: C2R) 版の Office 2013 (ほとんどの個人ユーザーはこっちのはず) の場合、どうするのかなと思っていたら、以前のバージョンに戻す方法があったんですね。知らなかった。

2014/07/25

Windows 8.1 Update で Pro でも「スタート画面の制御」をサポート!?

2015/04/10 追記) Windows 8.1 Pro でもスタート画面の制御が使えたのは、Windows 8.1 Update の不具合であり、2014年11月の更新ロールアップで元に戻されました(再びつかえなくなりました)。→ Start screen can be customized unexpectedly after you apply update 2919355 on a Windows 8.1 Pro-based computer (https://support.microsoft.com/en-us/kb/3008289)

Windows 8.1 Enterprise には、Windows To Go、AppLocker、DirectAccess、VDI 強化 (RemoteFX vGPU、RemoteFX USB)、モダン アプリのエンタープライズ サイドローディングなどなど、エディション限定の企業向け機能がいろいろとありますが、スタート画面の制御 (Start Screen Control) ってのもあるの知ってました?

Windows 8.1 エディション別機能比較
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/enterprise/products-and-technologies/windows-8-1/compare/default.aspx


この機能、グループ ポリシーでスタート画面のレイアウトを制御できるという、Windows 8.1 では Enterprise エディションだけの機能なんですが、Windows 8.1 Update (KB2919355) に更新すると、サポートされていないはずの Windows 8.1 Pro でも、もしかして...?

2014/07/23

メモ: 実行中の WinPE のバージョンは?

実行中の Windows プレインストール環境 (Windows Preinstallation Environment: WinPE) のバージョンを調べる方法。以下のレジストリを見る。通常の Windows には WinPE キーはない。

REG QUERY "HKLM\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\WinPE" /v Version

最新は Windows 8.1 Update および Windows Server 2012 R2 Update 対応の WinPE 5.1 なり。

2014/07/17

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Debian 7.6 Guest

Debian 7 (wheezy) の 6 回目の更新 Debian 7.6 (http://www.debian.or.jp/) が出ました。Hyper-V 対応状況は Debian 以前と変わらず。たぶん LIS v3.4 相当のままで、進展なしです。


Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Debian 7.2 Guest (2013/12/05)

2014/07/14

Windows Apportal ???

Windows 8.x のスタート画面はいろいろとアレですけど、企業向けのソリューションとして Windows Apportal (s?) なるものが発表されました。でも良く分からない。

2014/07/11

Windows Defender Offline、CD/DVD だと定義更新できないはウソ(だと思う)

マイクロソフトから Windows Defender Offline という、CD/DVD や USB メモリから起動
可能なマルウェア検索・駆除ツールが出ています(昨年から?)。Windows Security Essentials や Windows 8 の Windows Defender と同じ UI、同じエンジン、同じ定義ファイルを使うツールです。

Windows Defender Offline とは
[URL] http://windows.microsoft.com/ja-jp/windows/what-is-windows-defender-offline
TechNet Blogs > 日本のセキュリティチーム > Windows Defender Offrline 概要
[URL] http://blogs.technet.com/b/jpsecurity/archive/2014/06/26/windows-defender-offline.aspx

マイクロソフトの説明もそうなんですが、このツールの解説記事をいくつか見た限り、皆さんエンジンや定義の更新について、誤解しているような気がします。私が間違っているのかもしれません。

2014/07/10

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and RHEL 7 Guest and Gen2 VM (再)

CentOS 7 に続いて、RHEL 7 も試してみました。以前の RHEL 7 Beta の評価サブスクリプシ
ョンが切れてからだいぶたって(90 日でしたっけ)、再度、評価版サブスクリプションの申し込みが通ったので。

Red Hat Announces Updated Training for Red Hat Enterprise Linux 7
[URL] http://www.redhat.com/about/news/press-archive/2014/6/red-hat-announces-updated-training-for-red-hat-enterprise-linux-7
Red Hat Enterprise Linux 7 Release Notes > 6.3. Hyper-V
[URL] https://access.redhat.com/site/documentation/en-US/Red_Hat_Enterprise_Linux/7/html/7.0_Release_Notes/sect-Red_Hat_Enterprise_Linux-7.0_Release_Notes-Virtualization-Hyper_V.html

7/11 追記) RHEL 7 は先月リリースされていますが、日本での発表は 7/10 だったようで。
[URL] http://jp.redhat.com/about/news/press-archive/2014/7/red-hat-japan-red-hat-unveils-rhel-7

だいたい CentOS 7 と同じ (CentOS 7 が RHEL 7 と同じ)だと思いますが、やってみると違ってたりして...

2014/07/09

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and CentOS 7 Guest and Gen2 VM

7 月 7 日 CentOS 7 がリリースされました。当然のことですが、RHEL 7 と同様に Hyper-V 対応です。Windows Server 2012 R2 Hyper-V の UEFI ベースの第2世代仮想マシンにも対応しています。

[CentOS-announce] Release for CentOS-7 on x86_64 (Mon Jul 7 18:30:23 UTC 2014)
[URL] http://lists.centos.org/pipermail/centos-announce/2014-July/020393.html

Download CentOS ISO images
[URL] http://wiki.centos.org/Download
CentOS 7.0.1406 Release Notes
[URL] http://wiki.centos.org/Manuals/ReleaseNotes/CentOS7

RHEL 7 と同じだとは思いますが、一応、確認をかねて第2世代仮想マシンにインストールしてみました。

Windows 8.1 Update 未適用 Windows 8.1 用セキュリティ更新(7月ぶん)

分かる人向けの伝言。

7月の定例更新。KB 番号の対応は以下のとおり。Microsoft Update カタログ へ Go!

Windows 8.1 Update (KB2919355) あり                          Windows 8.1 Update (KB2919355) なし

セキュリティ更新プログラム MS14-037  KB2962872  →  KB2963952(KB2919355を除く)
セキュリティ更新プログラム MS14-038  KB2971850  →  KB2974286(KB2919355を除く)
セキュリティ更新プログラム MS14-039  KB2973201  →  KB2973906(KB2919355を除く)
セキュリティ更新プログラム MS14-040  KB2961072  →  KB2973408(KB2919355を除く)
セキュリティ更新プログラム MS14-041  KB2972280  →  KB2973932(KB2919355を除く)
セキュリティ更新プログラム Flash Player KB2974008  →  KB2974008(KB2919355を除く)

“KB2919355 を除く”なセキュリティ更新は、 July 2014 Security Releases ISO には入っていないよ。

2014/07/08

メモ: 迷子の VSS スナップショットを消し去る方法 (Windows Server)

Windows Server 2012 Hyper-V のテスト サーバー (VHD ブート) を久しぶりに立ち上げてみたら、C: ドライブが真っ赤っか。C: ドライブの下のフォルダーを確認しても、C:\Windows が最大で、それ以外は微々たるもの。そんな場合、思い当たるのはバックアップを実行した際に作成される VSS スナップショットです。
過去にバックアップのテストをしたときのゴミが残っているようです。VSS スナップショットを確認して、削除しちゃおうと思います。

2014/07/03

メモ: Windows のコマンド プロンプトで wget のようなこと (ツール不使用)

Windows のコマンド プロンプトしか利用できない環境でインターネットからバイナリ ファイルをダウンロードする方法のメモ。自分用のメモですが、参考になれば...

要は、Server Core や Hyper-V Server、システム回復環境(Windows RE)、Windows PEなどで、特別なツールは使用せずに UNIX や Linux の wget のようなことをしたいってこと。※本当は、Windows RE や Windows PE (カスタマイズなしの) でやりたかったんですけど、そちらは断念。

Windows PowerShell が利用できる場合...

2014/07/01

7/Vista のガジェット、無効にしてますか?

日本では恒例になってしまった節電の季節がスタートしました。3 年前、Windows 7 および Vista 向けに「電力需給情報ガジェット 」というのが無償提供されましたが...

電力需給情報ガジェット [5 電力会社対応版]
[URL]  http://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/hh128527.aspx

このガジェット、3 年たった現在でもちゃんと使える(ちゃんと情報を表示してくれる)ようです。今年もこのガジェットの出番!と思っている場合は、ちょっと待ってください。マイクロソフトは、2 年前のセキュリティ アドバイザリで、Windows 7 や Vista のガジェットの機能自体を無効にすることをお勧めしています。2 年前の話ですが、注意喚起として念のため。

7/2 追記) 実際、ガジェットの脆弱性を悪用したマルウェア (拡張子 .gadget) も出回ってるらしいです。

RemoteApp のやってはいけない (ZoomIt 編)

RemoteApp のやってはいけない」では、Windows Sysinternals の Desktops を RemoteApp で公開された Internet Explorer (IE) から実行してみましたが、今回は同じく Sysinternals から ZoomIt を試してみました。