2018/05/23

Windows Server 2016 の 5/17 累積更新で 0x800705b4 エラー

5/17 と 5/21 付け(米国時間)で Windows 10 バージョン 1607/Windows Server 2016 ~ Windows 10 バージョン 1709 向けの累積更新プログラムが出ています。(5/23 付で バージョン 1803 向け 17134.81 も出ました。→ でも WUfB の延期設定でおかしなことを確認しています

Windows 10 release information
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/itpro/windows-10/release-information
※初出時 "Semi-Annual Channel" 扱いだったバージョン 1803 が、"Semi-Annual Channel (Targeted)" になってます(たぶん 5/18 頃に訂正入った)。

我が家と Azure 上の Windows Server 2016 くんたちは、KB4103720(14393.2273) がかなりの確率でインストールの最後の最後(再起動の直前)で 0x800705b4 エラーで失敗。再試行しても、再起動しても失敗。それだけで数時間が経過。初回で成功したのもあるけど、少数派。毎度のことですが、発生条件は不明(更新のときだけオンにしてるとか、OS の稼働時間が少ないのが関係しているのかも)。



(ちなみに、Windows 10 バージョン 1607(Enterprise と 2016 LTSB)、Windows 10 バージョン 1703、Windows 10 バージョン 1709 はすべて Windows Update で成功。Windows Server, version 1709 は Windows Update で検出されなかった。Microsoft Update Catalog にはあり。ただし、Windows Server 2016 (1709) とか変なタイトルなので分かり難い。)

もしかしたら、私のところだけ呪われているのかもしれませんが、"Windows Server 2016" で最近よく見るようになった(個人的な感想)この 0x800705b4 病を回避するには...


1. NET STOP WUAUSERV

2. REN %WINDIR%\SoftwareDistribution SoftwareDistribution.old
※アクセスが拒否されましたエラーが出たら、1. を再実行して再挑戦。それでもだめなら再起動してから 1. から再実行。

3. RD %WINDIR%\SoftwareDistribution.old /S
※残しててもどうにもならないので、よろしいですか(Y/N) ? y で削除しちゃって OK。または、上記コマンドに /Q を付けて実行。

4. DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
※ソースファイルが見つかりませんエラーが出ても、100%完了したたら無視。100%にならないで終わっちゃったら、/Sources:WIM:<OSメディア>:\Sources\Install.wim:<idx#> /LimitAccess とかつけてみて。idx# は DISM /Get-ImageInfo /Imagefile:<OSメディア>:\Sources\Install.wim で確認。


5. Microsoft Udpate Catalog から KB4132216(→ダウンロード リンク)をダウンロードしてインストール。これは KB4103720 の前提。再起動不要。

6. Microsoft Update Catalog から KB4103720(→ダウンロード リンク)をダウンロードしてインストール。要再起動。

あとは祈りながら待つ。これでほとんどは問題解消(次回も再現するかもしれませんが)。1 台だけ現役続行ならず("Windows の準備をしています コンピューターの電源を切らないでください”をもっと気長に待っていれば成功したかもしれません)。クリーン インストールに追い込まれました。

※5. と 6. は、Windows Update でやって成功するかもしれませんが、Windows Server 2016 の Windows Update はフル パッケージ配信が昨年 10 月から続いているので(KB4103720 は 1.24GB)、数回、数台失敗したら、Microsoft Update Catalog からダウンロードして、複数台で使った方が早いです。

これでまた 1 日が Windows Update 対応で終わってしまった。

(個人の意見です→)Windows Server 2016 を導入している企業さんは、苦労しているのではないでしょうか(WSUS でも同じような問題があるのかどうかは知りませんが)。今、Windows Server 2012/2012 R2 で運用しているなら、パッチ管理の状況や問題を検証した上で Windows Server 2016 以降にアップグレードするしないを判断したほうがいいと強く思います。1 台の更新に、うまくいっても数時間、うまくいかないと数時間×失敗回数+問題への対処と膨大な時間がかかってしまうかもしれません。それも毎月毎月、月1以上で。サービスを止めないようにクラスター組んで、クラスター対応更新にしたところで、クラスター全体の更新が完了するのに何日もかかったりして。(←個人の意見です)

追記) Docker EE for Windows Server に 17.06.2-ee-11 (2018-05-17) が出てました。→ リリース ノート

3 件のコメント:

  1. 素朴な疑問で、BITSは止めなくてもいいんですか?

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  2. PC を起動直後ならというか、SoftwareDistribution の名前がリネームできるなら止める必要はないし、まだ動いていないと思います。なので、私は通常 wuauserv しか止めません。リネームに失敗したときにはじめて、wuauserv、bits、cryptsvc などなどストップしていけばいいかと。(あるいはもう一度再起動してやり直すなど)。

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  3. KB4103720で検索したらこちらを見つけました。
    WindowsUpdateをポリシーエディタで自動実行するよう設定しておいた所、KB4103720を10回以上適用失敗したあげく勝手にシャットダウン(落ちた)という現象が起きました。
    KB4103720をダウンロードしたモノをインストールしようとした所、この環境にインストール出来ないとメッセージが出てくる始末です。

    また別の環境の2016環境ですが、SQL Serverが絡んだモノをインストールするとスタートメニューが消失したりデスクトップ上のアイコンがなくなったり。
    WindowsServer2016はServerOSなので、もう少し枯れていると思っていましたが、ちょっと嫌な感じですね。

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