一瞬で消え去る怪しいウィンドウ、「ウソクライアント(usoclient.exe)」のホントの仕事は?(@IT)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1607/01/news036.html
その辺をなんとなく調査するべく、Server Core インストールを覗いてみると...
UsoSvc は Server Core インストールにも存在しました。Sconfig.cmd による手動更新では、動きません。Sconfig.cmd から呼び出されるスクリプト(確か、WUA_SearchDownloadInstall.vbs)は、Windows Update Agent API を使っているんだから、UsoSvc なしでも動きます。
自動更新(Windows Update または WSUS) はどうなっているんだろうと思い、別の PC からタスクマネージャー(taskschd.msc)で接続してみると、スケジュールスキャン用のタスクが GUI インストールと同じように、\Microsoft\Windows\UpdateOrchestrator にちゃんと登録されていました。
スケジュールスキャンを開始するウソクライアントのおまじない UsoClient.exe StartScan を実行すると、UsoSvc が動き出しました。また、別の PC から接続したイベントビューアー(eventvwr.msc) で確認すると、ちゃんと更新プログラムを検索しているのが確認できます。
というわけで、 Server Core インストールにも、UI 以外のモダン? Windows Update はあって、スケジュール実行は UsoSvc で行われるみたいです。 つまり、手動更新以外は、GUI インストールの Windows Update と同じと考えればいいみたい。
ちなみに、Sconfig.cmd は Windows Server の GUI インストールでも使えるので、モダン?Windows Update を使用せずに、Windows Update を実行することができます。
昔々作った、以下の Windows Update スクリプトも使えます(参考にしたコードが、Sconfig.cmd のものと同じです)。
Windows Scripting: Windows Update をスクリプトから ( WindowsUpdate.vbs )
Windows Server 2016 の Nano Server には、 Windows Update サービス(wuausrv) も UsoSvc も実装されていません。Nano Server の更新管理の情報はこちらにまとまっています。
Nano Server の更新
[URL] https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/get-started/update-nano-server
オンラインでの Windows Update はスクリプト化してみました。
[URL] https://gallery.technet.microsoft.com/scriptcenter/Windows-Update-for-Nano-1c85450e
Azure のサーバー管理ツール(プレビュー)を使うって方法もあります。
Windows Update for Nano Server - using Azure Server Management Tools (preview)
Nano Server のインストールを日本語版の nanoserver.wim から作成した場合、オンラインでの Windows Update やサーバー管理ツール(プレビュー) での更新は失敗します。VHD や VHDX の場合は、「Nano Server の更新」の「dism.exe を使用する」の方法で累積的な更新をインストールすることができています。
Nano Server 日本語版を 14393.351 に更新した (けど)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。