2018/02/27

WSUS コンソールの「バージョン」列の誤解(OS build ではなく WUA ver)

Windows Server Update Services (WSUS) のコンソールでコンピューターの一覧に表示可能な「バージョン」列ですが、クライアントの OS ビルド番号と一致しなくて悩んでいる方へ。
14393.1914 は November 27, 2017-KB4051033 の OS ビルドと同じだけど、現在の OS ビルドは February 13, 2018-KB4074590 の 14393.2068。

「バージョン」列は、Windows Update Agent (WUA) のバージョンのことであり、%Windir%\System32\wuaueng.dll のファイル バージョン(製品バージョン)を報告しているものです。OS ビルドと一致していることもあれば、その後の Windows 10 の品質更新で WUA が更新されなければ一致しなくなることもあります。つまり、一致しないのは、まったくもって正常なこと。

WSUS データベース(SUSDB)だと、PUBLIC_VIEWS.vComputerTarget(またはdbo.tbComputerTargetDetail)の ClientVersion です。

Using WSUS Views
[URL] https://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/desktop/bb410149(v=vs.85).aspx
"ClientVersion|Version of the Automatic Update agent installed on the computer"
Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 なら「7.9.9600.18838」とか、Windows 7 や Windows Server 2008 R2 なら「7.6.7601.23806」とか表示されます。これらの OS バージョンは、「OSバージョン 6.3 ビルド 9600」「OS バージョン 6.1 ビルド 7601 Service Pack 1」ですから、「バージョン列」が OS バージョンでないことがわかると思います。

残念ですが、Windows 10 や Windows Server 2016 のバージョン(1607、1703、1709)や OS ビルド(14393.x、15063.x、 16299.x)の情報は WSUS のインベントリとしては収集されていません(Windows 7/8.1 も扱う WSUS にとっては知ったことではないから)。


先週リリースされたバージョン 1607 向けの累積更新プログラム February 22, 2018- KB4077525 (14393.2097) が未適用だったので、先ほどの Windows Server 2016 を更新かけて再起動すると...

こんな感じ↓で OS ビルドと WUA バージョンが一致することもあるからややこしい。”一致していることが正常、不一致は異常”と誤解してしまうかも。


OS ビルドをコマンドラインから確認する方法については、こちらをご参考に。
https://yamanxworld.blogspot.jp/search?q=UBR

例:
Get-ItemProperty "HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion" -Name "CurrentBuild","UBR","ReleaseID"



2018/02/22

最近の Windows Update はアンインストールもどうかしちゃってる?

Windows 10 Fall Creators Update(バージョン 1709、ビルド 16299.x)の話です。今年に入ってから(前からもよくあったような気がしますけど)の Windows Update はいろいろトラブルがあるようで、私にも的中。

更新プログラムが原因の問題は犯人である更新プログラムのアンインストールで解決できる場合がほとんどだと思いますが、そのアンインストールで別の戦いが始まることも。最近、更新プログラムをアンインストールする必要に迫られる人が多いと思うので(KB4074588 の USB マウス/キーボード問題を発症前に回避しようとするとか)、参考までにメモ。

※Windows 10 バージョン 1507/1511/1607 で、KB4023057 と Windows 10 Update Assistant をアンインストールしても、Windows 10 Update Assistant がゾンビのように復活する(ネット未接続でも)問題については、2/16 の投稿の最後に追記してあります。

2018/02/21

Windows 10 ver 1709 “品質”更新の問題:Exploit Protection の設定、開いたらそっと閉じて

3/24 追記)この問題は March 22, 2018 - KB4089848 (OS Build 16299.334)で直りました。

2018-02 KB4074588(16299.248)はいろいろと困ったちゃんらしいです。いつの更新からの問題かわかりませんが、16299.248 まで更新された PC でまた 1 つ、問題が発見されました。


Windows Defender セキュリティ センターの Exploit Protection の設定を開くと、なにやら表示がずれてめちゃくちゃ。このまま設定を変更すると、おかしくなっちゃうと思います。


日本語環境での表示上の問題みたいです。設定項目と設定値の部分関係なくずれてぐちゃぐちゃなので、表示上だけの問題とは言えませんね。設定変更すれば、すべての設定がずれちゃうかも。設定アプリと同じように、選択を変更するだけで、確定するような作り(OKとか適用ボタンがない)なので、絶対に触らない方がいいと思う。ぐちゃぐちゃの日本語表示の状態で設定を変更なんてしちゃったら、最悪、PC が正常起動しなくなるかも。

英語言語パックが入っている PC で英語表示にすると、ちゃんとしている。どの累積更新からかは不明だけど、少なくとも 2018-02 KB4074588(16299.248) にはこの問題が入っている。KB4074588 のアンインストールにはとてつもなく長い時間がかかるかもしれないので、このまま触らず、見なかったことにして、次の品質更新で修正されることを期待してそっとしとくのが一番かも。

“さすがだね、品質更新プログラム”

追記あり(↓)犯人はやっぱり 2018-02 KB4074588 でした(↓)。

2018/02/19

昔 SCCM の SUP だった WSUS の「まだ報告されていません」問題の解消 (Windows Server 2016 の場合)

Windows Server 2016 の Windows Server Update Services (WSUS) で、クライアントのレポートレベル(ClientReportingLevel)の設定を None (SCCM 用のなし) から All(WSUS の既定)に戻す方法のメモ。 CodePlex (現在は Archive) の WSUS_Reporting_Level.exe と同じことを PowerShell の Get-WSUSServer で行う方法。Windows Server 2012/2012 R2 にも Get-WSUSServer あるので、同じ方法でいけると思う(未確認)。

注:普通の運用環境で発生するかもしれない「まだ報告されていません」問題の解決策ではありません。SCCM を評価して、その後、通常の WSUS に戻したときに遭遇するかもしれない問題の、SUSDB とコンテンツを維持したまま解決する方法です。

Windows Sysinternals 最新情報(2018 年 2 月 13 日)

Process Monitor v3.50, Autoruns v13.82, Du v1.61, SDelete v2.01
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2018/02/17/process-monitor-v3-50-autoruns-v13-82-du-v1-61-sdelete-v2-01/


Autoruns v13.81 -> v13.82 (Feb 13, 2018)
Disk Usage (Du) v1.6 -> v1.61 (Feb 13, 2018)
Process Monitor (Procmon) v3.4 -> v3.50 (Feb 13, 2018)
Sdelete v2.0 -> v2.01 (Feb 13, 2018)

全部入りの SysinternalsSuite.zip もいつものように更新されています。

Sysinternals Utilities Index
[URL] https://docs.microsoft.com/en-us/sysinternals/downloads/

2018/02/16

WSUS と WUfB の関係とデュアルスキャン問題がわかった(気がする)+ KB4023057 の謎


Windows 10 を Windows Server Update Services (WSUS) でパッチ管理しようという場合、いろいろトラブルがあるようです。そんなトラブルに対する修正を含め、WSUS は後追いで Windows 10 に対応してきた感じです。

中でも、Windows 10 バージョン 1607 からは WSUS と Windows Update for Business (WUfB) の組み合わせがサポートされたんですが(WUfB の実装はバージョン 1511 から)、デュアルスキャン問題というのがあります。これが非常に分かり難い。以下のドキュメントやブログで理解しようとしてもかなり複雑。バージョン間でポリシーの名称とか変わっているのが、さらに分かり難くしている。

Windows Server Update Services (WSUS) を使った Windows 10 更新プログラムの展開
[URL] https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-manage-updates-wsus
Windows Update for Business の管理ソリューションとの統合
[URL] https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/deployment/update/waas-integrate-wufb

WSUS での Windows 10 管理まとめ (Japan WSUS Support Team Blog)
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/jpwsus/2018/01/26/win10-matome/
(↑2019/3 にサイトが消えました。移転先不明)

まずは、基本から。WSUS クライアントは WSUS サーバーから、WUfB クライアントは Microsoft Update サービスから直接に更新を受け取ります。これは、WSUS と WUfB を組み合わせた場合でも変わらない。ここが重要...

2018/02/14

Windows 10 ver 1709 x64 2018-02 x64 累積更新 KB4074588 がエラー 0x80073715 で失敗(からの復帰)

今日は毎月恒例の Windows と Office の Patch Tuesday。メインの Windows 10 バージョン1709 x64、ビルド 16299.192 から 2018-02 累積更新 KB4074588 (.248)がエラー 0x80073715 で失敗を繰り返し中。物理 PC 3 台中 2 台 (買ったばかりの 1 台はなぜかセーフ)。いつものように問題なく終わる物理/仮想マシンもあります。x86 は問題なさそう。
この下にいろいろなチャレンジ&失敗&成功が書いていますが、まとめると、上記のエラー+その後の試行錯誤中の不完全な更新プログラムのアンインストールの問題は、次の方法で正常に復帰しました。同じような問題に遭遇している方、あくまでも参考まで(自己責任で)。上記のエラーだけのときは、次の追記の手順で。

(1) 2017 年 12 月更新版のインストール メディア(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10 から作成可能、ISO を作成して、ローカル マウントして、Setup.exe を実行で OK。DVD や USB を作る必要なし。Enterprise/Education はこの ISO では NG)を使って、アップグレード インストール(現在のメディアだと 16299.x → 16299.125 にアップグレード)。
(2) アップグレード完了後に Windows Update を実行。
(3) ディスク クリーンアップ(Cleanmgr.exe) を管理者として実行して、「以前の Windows インストール」とか不要なものを削除。

追記:
上記のエラーでKB4056892 のアンインストールが成功する場合は、次の手順で回復できるかも(Windows Server, version 1709 の仮想マシンで遭遇した、たぶうん同じ問題は、これで解決できました)。

(1)KB4056892 のアンインストール&再起動(16299.125へ)
(2)Dism.exe /online /Cleanup-Image /StartComponentCleanup の実行(すごく時間がかかります)
(3)Dism.exe /online /Cleanup-Image /RestoreHealth の実行(すごく時間がかかります)
(4)念のため再起動(しなくても大丈夫かもしれませんが、念のため)。
(5)Windows Update で KB4074588 のインストール&再起動(16299.248へ)、またはMicrosoft Update Catalog からダウンロードした KB4074588(フル、x64.msu)をインストール&再起動

丸一日かかりましたが(追記を含めると+半日)、同じ画像に固定されてた Windows スポットライトが動くようにもなって少しうれしい。いや、仕事進まなくて全然うれしくない。並行して作業した雪かきも飽きた。

注意:KB4074588 は他のエラーで失敗することや、いろいろ問題が生じる場合があるみたい。この記事は、あくまでも0x80073715 (14101)エラーに対するものです。ですが、にっちもさっちもいかないときに、同一バージョン、同一エディション間のアップグレード インストールによる回復は有効かも(ただし、アップグレード非対応の SKU もあります。Windows Server, version 1709 とか)。
追記: KB4074588 で再起動ループの問題、マウス/キーボード死亡問題Exploit Protection ぐちゃぐちゃ問題などあるようですが、この記事はそれらの問題を解消するものではありません。

以下、解決までの長い、ながーい道のり。

失敗したチャレンジ: