Active Directory ドメイン環境でフォルダー リダイレクトを利用している場合の Windows 10 バージョン 1803 クライアントの大問題。
Folder redirection no longer available for AppData\Roaming folder in Windows 10, version 1803
Applies to: Windows 10 version 1803/Last Updated: May 24,2018
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4294935/folder-redirection-not-available-for-appdata-roaming-folder-win-10
KB はなんか回りくどいというか、分かり難い説明になっていますが、要は Windows 10 バージョン 1803 では AppData(Roaming) のフォルダー リダイレクトが正常に機能しないってことらしい。KB には" Windows 10 バージョン 1803 にアップグレードすると..."みたいに書いていますが、アップグレードでもクリーン インストールでも機能しませんでした。
バージョン 1709 以前にサインインしてたユーザーが、バージョン 1803 の PC にサインインすると、フォルダー リダイレクト先にあった AppData\Roaming の内容は参照しせず、%USERPROFILE%\AppData\Roaming を使用し、移動ユーザープロファイルの場合はそちらに反映されることになると思います。
フォルダー リダイレクトは、通常、移動ユーザー プロファイルの肥大化を避けるために、ユーザー プロファイルに含まれる一部のフォルダーを共有フォルダーなどにリダイレクトするものです。例えば、こんな設定をします。話を簡単にするため、「ドキュメント」と「AppData(Roaming)」だけ設定してみました。
Windows 10 バージョン 1709 だと、ちゃんと機能します。
Windows 10 バージョン 1803 (同じ PC のアップグレード後でも、クリーンインストールでも関係ない)にサインインすると、%AppData% 環境変数はリダイレクト先の設定になっていますが、同期されていいことが。Roaming フォルダーのプロパティに「場所」(英語だと「Location」)タブがないことかわわかる。
同期されていないので、リダイレクト先の AppData だけタイムスタンプが違う(roaminguser03)。Windows 10 バージョン 1803 が初めてサインインする PC の場合、リダイレクト先に AppData が作成されもしない(roaminguser02)。ちなみに、問題のユーザーがバージョン 1709 以前に戻れば、再び同期されるように
Windows 10 バージョン 1803 の AppData のフォルダーリダイレクトに関する、日本語環境での Application ログのエラーはこんな感じ。
独り言:
追記) Windows 10 release information の読み方がまた変わるらしい...
Windows 10 のサービス オプションと SAC-T の終了について
[URL] https://blogs.windows.com/japan/2018/06/15/windows-10-and-the-disappearing-sac-t/
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