2017/09/28

Excel 2016 ver 1708 の重大な問題...に遭遇(追記あり)

(続報: Monthly Channel に October 23, 2017 Version 1708 (Build 8431.2094) が来るみたいで、 "Fix an issue where some VBA modules which have names with double-byte characters can't be opened."ってなっていますが、10/4 5:20 JST 現在まだこない)

Office 365 の Monthly Channel と Semi-Annual Channel (Targeted) に 9 月にバージョン 1708 が提供されました。

が...

こんな(↓)問題があることに、問題に遭遇してから気付きました。(というのは嘘で、書籍付録 Excel ファイルの作成元からのメール通知で気付きました)。

Office 2016 バージョン 1708 以降で日本語の VBA モジュール名を含むファイルを開くとエラー
[URL] https://blogs.msdn.microsoft.com/office_client_development_support_blog/2017/08/23/ver1708-issue-japanesenamevbamodule/
"この動作は製品の問題と判断しており、現在弊社内で対応方針について検討を行っています。" "この動作は製品の問題と判断しており、現在弊社内で修正に向けた作業を行っています"(9/28 更新)

日本語(末尾が)のモジュール名やフォーム名を持つ Excel ファイルで、Excel の ファイル > アカウント のバージョン情報で、「バージョン 1708 ... 月次チャネル」「「バージョン 1708 ... 半期チャネル(対象限定)」となっているものが影響を受けます。Semi-Annual Channel(現在はバージョン 1705 ... 段階的提供チャネル) には来年1月頃にバージョン 1708 がやってくると思います。

ロックされた Excel ファイル(有料)で、サポート切れのやつなので、なんとかしてほしい。(Excel 2013 環境残しておいて、ほんとによかった)(ほんとはメインの PC だけ Deferred Channel だから影響してないんだけどね)

Excel ベースの商用アプリや顧客アプリを作っているとこ、大変そうですね。何年も前に納品したアプリでこの問題が出て、作った人は誰かわからず、お金ももらえない...なんてね。  

"プログラム コード(データを除く)やユーザー名は半角英数字だけで書くのが安心"

9/29 追記)
この問題、結構重大(日本では)だと思うのですが、以下のリリース情報のページには一切記述なし。いまのところ、公式情報は上記のブログだけかも。回避策が自動更新停止って、いつまで停止することになるのでしょう。英語圏の人には関係ないので、修正の優先順位低かったりして。企業の場合は、Semi-Annual Channel(Deferred Channel)にするのがコマンドラインでバージョンを戻すより簡単ですし、今後も安心かもです。

Office 365 client update channel releases
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/office/mt465751

 切り替えは、グループポリシーでチャネルを変更して、ポリシー展開してから、Office を手動で更新すればちゃっちゃと終わると思います(全ダウンロード入れ替えなので、時間は新規インストールと同じくらいかかるはず)。 そういえば、ポリシーテンプレートが 8 月末に新しくなっていて、新しいチャネル名称に対応していました。

Office 2016 Administrative Template files (ADMX/ADML) and Office Customization Tool(Date Published:8/31/2017)
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49030



2017/09/26

Azure Cloud Shell PowerShell も Pulic Preview に(たぶんこれは Windows Srever コンテナー)

Azure Cloud Shell の PowerShell シェル環境 (Azure PowerShell 入り) がパブリック プレビューになりました。既定は Bash ですが、簡単に PowerShell に切り替えることができるようになっています。

同じくパブリック プレビュー (2017 年 5 月から)の Bash シェル環境と比べると、起動にちょっと(というか結構)時間がかかります。

その理由を想像... 

2017/09/19

Windows 10 ver 1703 向けの 9 月の累積的な更新 KB4038788 の問題

Windows 10 Creators Update (ビルド15063、バージョン1703)向けの 9 月の累積的な更新 KB4038788 で、更新後に画面が真っ黒になる問題が Known issues in this update に追加されました。Microsoft Edge のパフォーマンス(または応答なし)問題とあわせて、次の更新で修正されるそうな。

September 12, 2017-KB4038788 (OS Build 15063.608)
Last Review: Sep 19, 2017 - Revision: 40
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4038788

"Some users may experience a black screen on their device for 5-10 minutes upon rebooting the OS. After this time, the user will regain use of their device. This issue is triggered on every reboot.  "

現時点での回避方法はこちら(要レジストリの編集)。黒い画面になっちゃったらこの回避策を講じるのは一苦労なような気が...(私はこの問題に遭遇していないので何とも言えませんが、PC のリフレッシュとか再インストールとか前のバージョンに戻すとかする人、した人、勧めるサポートの人とか、多いんでしょうね)。

Some OEM factory images causing devices to black screen
Last Review: Sep 19, 2017 - Revision: 8
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4043345


9/23 追記) 黒い画面問題については修正パッチ(個別パッチ x64 294 KB、x86 296 KB) が出ました。

9/27・28 追記) KB4038788 に起因する Microsoft Edge のパフォーマンス問題の修正を含む更新プログラム KB4040724がリリースされています。Microsoft Update カタログでの提供のみ (KB4040724 は累積的な更新だから巨大 x64 935.0 MB、x86 549.1 MB)。訂正、Windows Update でも配布されていました。ビルドは 15063.632 に。


2017/09/14

速報:Hyper-V コンテナーで Linux コンテナーが動いた!(追記あり)

現在は、Windows コンテナーしか動かせない、Windows Server 2016 と Windows 10 の Docker サポートですが、Windows Server vNext (ver 1709) および Windows 10 Fall Creators Update からは、Hyper-V コンテナーとして Linux コンテナーの実行がサポートされる予定です。

それには、仮想環境で動かす Linux ベースの Utility VM 環境が必要になると思うのですが、ようやく具体的な情報が出てきました。そして、試せました(→)。

Sneak peek #3: Windows Server, version 1709 for developers|Windows Server Blog
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/windowsserver/2017/09/13/sneak-peek-3-windows-server-version-1709-for-developers/


※注意:以降の記事は master-dockerproject-2017-09-14 の話です。より新しいバージョンが出ていますが、そちらは未確認。

マイクロソフト ランゲージ ポータル リニューアル

エラー メッセージのオリジナル(英語)を確認したりするのに便利な、マイクロソフトのランゲージポータルがついさっき(たぶん)刷新されました。

以前のポータルは検索性能とか繰り返し検索に弱い感じがありましたが、ちょっと使ってみた限りでは、改善している模様。

ちなみに、Semi-Annual Channel の日本語訳は、まだ登録されていませんでした。

Windows Sysinternals 更新情報 (2017 年 9 月 12 日)

Windows Sysinternals の以下の 4 ユーティリティが 9/11 (米国時間) に更新されました。Sysinternals Suite のダウンロード サイトの更新日は June 14 のままですが、これらの新バージョンを含むものに差し替えられています。

Sysmon v6.03 → v6.10
Procmon v3.33 → v3.40
Autoruns v13.71 → v13.80
AccessChk v6.10 → v6.11

Sysinternals Update: Sysmon v6.10, Process Monitor v3.40, Autoruns v13.80, AccessChk v6.11
September 12, 2017
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2017/09/12/sysinternals-update-sysmon-v6-1-process-monitor-v3-4-autoruns-v13-8-accesschk-v6-11/


2017/09/13

定期:Patch Tuesday-本日のWindows UpdateとOffice Updateと+α

本日は、毎月恒例の Windows Update 祭り。Office Update (C2R) も忘れずに。Windows Updat
e は相変わらず、確認、ダウンロード、準備、更新のための再起動に、これ止まってるんじゃないの?ってくらい時間がかかる PC もありますが、今のところ大きな問題には遭遇していません。


本当にこれ、と、と、止まってるんじゃないの? ダウンロード中なのにネットワーク I/O もそれほどないのに... と思っても、ディスク I/O を見ると、svchost.exe (netsvc) や System、TiWorker がせっせと大量にディスク I/O している最中だとおもいます。成功の秘訣は、ただ待つのみ。“Windows の準備をしています コンピューターの電源を切らないでください”から変化しなくても、数時間は辛抱強く待ちましょう。

Windows 10 & Windows Server 2016

Windows 10 ver 1703:
 September 12, 2017 - KB4038788 (OS Build 15063.608)
 Known issues: "After installing this update, some users may observe performance or unresponsiveness issues on the first launch of the Microsoft Edge browser."
  Known issues: "Some users may experience a black screen on their device for 5-10 minutes upon rebooting the OS. After this time, the user will regain use of their device. This issue is triggered on every reboot.  " → Workaround https://support.microsoft.com/en-us/help/4043345

Windows 10 ver 1607 & Windows Server 2016:
 September 12, 2017 - KB4038782 (OS Build 14393.1715)

Windows 10 ver 1511:

 September 12, 2017 - KB4038783 (OS Build 10586.1106)

Windows 10 ver 1507(Enterprise LTSB 2015のみ):
 September 12, 2017 - KB4038781 (OS Build 10240.17609)

Windows 10 update history
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4018124

何か IEに見た目が変わった?と思ったら、検索ボックスが追加され、タブの表示位置が変わりました。上記のリリース情報の "Updates to Internet Explorer 11's navigation bar with search box"の変更ですね。アドレスボックスによる検索も引き続きできるみたいです。

2017/09/12

VHD(X) が期待どおりに縮小されないときは...もう一押し


1 年ほど前に @IT さんにこんな記事を書きました。

VHD/VHDXのサイズを縮小するための事前準備は面倒?──その行為、無駄です!(@IT)

[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1609/26/news016.html

Hyper-V マネージャーの仮想ハードディスクの編集ウィザードを使って、容量可変タイプの VHD/VHDX が期待どおりに最適化 (未使用領域を解放してサイズを縮小) できないというときに、読み取り専用でマウントして、Optimize-VHD で縮小すれば劇的に効果があるという話です。

ちょっとミスして、容量いっぱいまで拡大しちゃった仮想マシンの VHDX ができてしまい、Hyper-V マネージャーからの最適化ではまったく効果がなかったので、この方法を久々に試してみることに...

すると、なんだかおかしなことが...

2017/09/08

(PR) 電子書籍版のお知らせ『Windows Sysinternals 徹底解説 改訂新版』


ここ数日のことだと思いますが、9月6日より、『Windows Sysinternals 徹底解説 改訂新版』(日経 BP 社) の電子書籍版が Amazon (Kindle)で購入可能になっていました。他のストアでも順次...

Amazon.co.jp へ日経 BP 社の書籍紹介ページへ][目次を見る (日経 BP 社のページ)

関連:
(PR) 新刊のお知らせ『Windows Sysinternals 徹底解説 改訂新版』 第 5 弾  (2017/07/03)

9/14 追記)
久々にツールの(マイナー)アップデート出ました。Sysinternals Suite のページ(9/14 現在)の更新がないので気が付くのが遅れましたが、Sysinternals Suite.zip も更新されています。

Sysinternals Update: Sysmon v6.10, Process Monitor v3.40, Autoruns v13.80, AccessChk v6.11
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/sysinternals/2017/09/12/sysinternals-update-sysmon-v6-1-process-monitor-v3-4-autoruns-v13-8-accesschk-v6-11/
 

2017/09/06

定期:Windows Container Updated Image .14393.1593 (Aug 9) & Docker EE 17.06.1-ee-2 (Aug 24) & Insider Image .16278.1000 (Sep 5)

Windows Container のベース OS イメージが 10.0.14393.1593 に更新されています。イメージ作成日は 2017-08-09 でした。8/9 (日本時間) に確認したときは存在しなかったんですが、翌日の 8/10 には利用可能になっていたようです。サイズは microsoft/nanoserver がダウンロード 137.4 MB(ベース レイヤがある場合の差分サイズ)、展開後 1.07GB GB、microsoft/windowsservercore がダウンロード 1.258 GB (同上)、展開後 10.3 GB。

Docker EE も最近更新され、 17.06.1-ee-2 になってています。

Windows Server Insider Preview のベース OS イメージも本日 10.0.16278.1000 が利用可能に。

2017/09/04

コンソールに手が届かないときの VNC 接続(RealVNC 5.x と RealVNC 6.x)

最近、Windows 10 や Windows Server 2016 の Windows Update に時間がかかるなぁ(再起動の時間も)と思う今日この頃。

クラウド上の仮想マシン(企業なら支社の物理/仮想マシンとかでも)だと、コンソールにアクセスできななくて、ちゃんと進んでいるのか、BSoD になって止まってたりしてないかとか、心配になります。

Microsoft Azure だと「ブート診断」、AWS だと「コンソール出力」というものもありますが、VNC もなかなか使えます。