Office 365 の Monthly Channel と Semi-Annual Channel (Targeted) に 9 月にバージョン 1708 が提供されました。
が...
こんな(↓)問題があることに、問題に遭遇してから気付きました。(というのは嘘で、書籍付録 Excel ファイルの作成元からのメール通知で気付きました)。
Office 2016 バージョン 1708 以降で日本語の VBA モジュール名を含むファイルを開くとエラー
[URL] https://blogs.msdn.microsoft.com/office_client_development_support_blog/2017/08/23/ver1708-issue-japanesenamevbamodule/
"この動作は製品の問題と判断しており、現在弊社内で対応方針について検討を行っています。""この動作は製品の問題と判断しており、現在弊社内で修正に向けた作業を行っています"(9/28 更新)
日本語(末尾が)のモジュール名やフォーム名を持つ Excel ファイルで、Excel の ファイル > アカウント のバージョン情報で、「バージョン 1708 ... 月次チャネル」「「バージョン 1708 ... 半期チャネル(対象限定)」となっているものが影響を受けます。Semi-Annual Channel(現在はバージョン 1705 ... 段階的提供チャネル) には来年1月頃にバージョン 1708 がやってくると思います。
ロックされた Excel ファイル(有料)で、サポート切れのやつなので、なんとかしてほしい。(Excel 2013 環境残しておいて、ほんとによかった)(ほんとはメインの PC だけ Deferred Channel だから影響してないんだけどね)
Excel ベースの商用アプリや顧客アプリを作っているとこ、大変そうですね。何年も前に納品したアプリでこの問題が出て、作った人は誰かわからず、お金ももらえない...なんてね。
"プログラム コード(データを除く)やユーザー名は半角英数字だけで書くのが安心"
9/29 追記)
この問題、結構重大(日本では)だと思うのですが、以下のリリース情報のページには一切記述なし。いまのところ、公式情報は上記のブログだけかも。回避策が自動更新停止って、いつまで停止することになるのでしょう。英語圏の人には関係ないので、修正の優先順位低かったりして。企業の場合は、Semi-Annual Channel(Deferred Channel)にするのがコマンドラインでバージョンを戻すより簡単ですし、今後も安心かもです。
Office 365 client update channel releases
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/office/mt465751
切り替えは、グループポリシーでチャネルを変更して、ポリシー展開してから、Office を手動で更新すればちゃっちゃと終わると思います(全ダウンロード入れ替えなので、時間は新規インストールと同じくらいかかるはず)。 そういえば、ポリシーテンプレートが 8 月末に新しくなっていて、新しいチャネル名称に対応していました。
Office 2016 Administrative Template files (ADMX/ADML) and Office Customization Tool(Date Published:8/31/2017)
[URL] https://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=49030