1 つは Nano Server Recovery Console の文字化け。これは表示の問題だけなんで我慢できなくもないんですが、もう 1 つの問題は致命的。Windows Update がエラーで失敗します。
つまり、10.0.14393.0 より新しい ビルドに更新できません。Nano Server の役割や機能を利用するには、新しいビルドに更新しなければならないものもあるので (例えば、Containers は KB3176936 以降が必須、Windows Server 2016 や Nano Server 向けに KB3176936 は出てないと思いますが、累積的な更新に含まれています)、Nano Server 日本語版は事実上、使い物にならないってことに。
オンラインで Windows Update はエラーになりますが、せっかくインストールした Nano Server 日本語版をどうしてやろうかと半月ほど悩んでいたところ、オフラインなら... と思い、オラ 試してみました。
つい先日出た Windows Server 2016 向けの KB3197954 (14393.351) を Microsoft Update Catalog (→ http://www.catalog.update.microsoft.com/Search.aspx?q=KB3197954) からダウンロードして...
(↑ 以前は IE 限定だった Microsoft Update Catalog が IE 以外でも使えるようになってる)
EXPAND コマンドで .MSU を展開します。
Expand "更新プログラム.msu" -f:* "展開先パス"
Nano Server が Hyper-V 仮想マシンの場合は DISM コマンドを使って VHD/VHDX ファイルをマウントします。
DISM /Mount-Image /ImageFile:"VHD/VHDX のパス" /Index:1 /MountDir:"マウント先パス"
DISM コマンドでオフライン イメージに .cab を適用します。
DISM /Image:"マウント先パス" /Add-Package /PackagePath:"展開先パス\更新プログラム.cab"
VHD/VHDX ファイルのマウントを解除します。
DISM /Unmount-Image /MountDir:"マウント先パス" /Commit
(物理コンピューターの場合は、Windows PE とかで起動して作業すればよいと思います。また、DISM /Online /Add-Package ならオンラインの Nano Server に適用できるかどうかもしれません
。どちらも未確認)
Nano Server のビルドを最新にしたら、Windows Update エラー病が治るかなぁなんて期待してましたが...
ダメでした。
更新プログラムが出るたびにこんな作業するのは面倒だし、初期サイズ 500 MB くらい (Hyper-V Drivers と IIS 入れた状態) の Nano Server のために 800 MB 以上の更新プログラムのファイル (KB3197954 の場合) をダウンロードするのも割に合わない。
やっぱり Nano Server 日本語版は、使い物になりませんかも。(そもそも、Nano Server で日本語サポートが必要なケースってあるのかしらん)
ちなみに 800 MB 以上の更新プログラムの適用による、Nano Server のディスク増は 200 MB くらいでした。こうしてせっかくの極小 Nano Server もだんだんと太っていくのか...
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