(ちなみに、以前のバージョンでは前提条件だった SIS-Limited は前提ではなくなりました。というか、Windows Server 2016 からは SIS-Limited が削除されているので、前提条件だと Windows Server 2016 にインストールできないってことに)
PowerShell 用 Hyper-V モジュールのコマンドレットって、Hyper-V が提供する WMI 名前空間にアクセスするから、Hyper-V の役割もインストールしないと役に立たないんですよ。例えば、Hyper-V をインストールせず、PowerShell 用 Hyper-V モジュールだけをインストールした場合、New-VHD とか Optimize-VHD とかはこうなります。
ってことは、DPM は Hyper-V の役割もインストールしてくれているはず。見てみると、やっぱりインストールしている。しかも、Hyper-V 非対応のハードウェアでもインストールしてくれるんです(これ↓は Nested Virtualization を有効化していない Hyper-V 仮想マシンです)。 もちろん、Hyper-V 非対応のハードウェアの場合、ハイパーバイザーのロードに失敗し、エラーが記録されるんですが、PowerShell 用 Hyper-V モジュールのコマンドレットの多くが使えるようになるんです。
だから DPM としては、このエラーが記録されていても何の問題もありません。(たぶん)
DPM 2010 以降は Hyper-V 関連の機能として、アイテムレベル(VHD/VHDX の中にあるファイルやフォルダー単位)の復元が可能になっているのですが、これを利用するには Hyper-V の役割のインストールが必要でした。Hyper-V 非対応のハードウェアで何とかするため、昔はこんなこと↓をしていたのですが、DPM 2016 は同じことをインストール中にやってくれるみたい。
Hyper-V 仮想マシンに Hyper-V の役割をインストールする (2009/11/27)
同じこととは、DISM /Online /Enable-Feature /FeatureName:Microsoft-Hyper-V /All です。DISM コマンドは Hyper-V のインストール時にハードウェアをチェックしないんですよね。
このテクニックを知っていると、Azure 仮想マシン環境とか、仮想化の入れ子をサポートしていない環境に、Hyper-V ホストやホストクラスター環境 (ただし、仮想マシンの実行はできない)風のものを作成できて、デモ環境とか機能評価に使えますよ。
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