2010/10/28

PowerShell Management Library for Hyper-Vの show-hypervmenu

PowerShell Management Library for Hyper-V  は、バックで Hyper-V WMI Provider を利用したコマンドレット集だと思っていました。ついさっきまで。

ドキュメントを読んで初めて気が付いたのですが、show-hypervmenu を実行すると、素敵なテキスト メニューが表示されます。完全に Hyper-V マネージャーの代わりとして使えそうな作りです。私の場合、Hyper-V マネージャーを使えばいいので、このメニューを使うことはなさそうですが...

参考:
PowerShell Management Library for Hyper-Vのインストールメモ

2010/10/27

誰も気が付かないかもしれない Windows 7 SP1 RC の修正点: NAP が無効なのに有効の問題

右のスクリーンショットは、Windows 7 SP1 RC のアクション センターの画面です。ここに、SP1 RC でようや解消した、重要な修正が含まれています。
 
「ネットワーク アクセス保護」が「無効」と“正しく”表示されてるんです。もし、お手元に (SP1 RC が適用されていない) Windows 7 または Windows Server 2008 R2 のマシンがあるなら、アクション センターのこの項目を見てみてください。ネットワーク アクセス保護 (NAP) を構成していないにもかかわらず、「有効」になっていませんか?

Windows Server 2008 R2 SP1 と Windows 7 SP1 の Beta を RC に

昨夜、Windows Server 2008 R2 SP1 と Windows 7 SP1 の Release Candidate (RC) がリリースされました。

Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の Service Pack 1 Release Candidate (KB976932)


Windows Server 2008 R2 Beta や Windows 7 SP1 Beta を評価中の場合、RCに入れ替えるには、SP1 Beta をアンインストールしてから、SP1 RC をインストールする必要があります。SP1 Beta のアンインストール方法については、以下に詳しく書きましたが...

Windows Server 2008 R2 and Windows 7 SP1 Beta アンインストール手順 (完全版)
http://yamanxworld.blogspot.com/2010/07/windows-server-2008-r2-and-windows-7.html

2010/10/26

PowerShell Management Library for Hyper-Vのインストールメモ

CodePrexで公開されているHyper-V向けのPowerShell管理ライブラリ「PowerShell Management Library for Hyper-V」ですが、インストールに悩む人も多いかと思うので、メモっておきます。あくまでも私なりの方法です。R2 Gold (Jan 18 2010) バージョンの方法です。R2 Goldというと正式版のように見えますが、Beta 版です。もしかしたら永遠の Beta かも。

PowerShell Management Library for Hyper-V
http://pshyperv.codeplex.com/releases/view/38769

2010/10/22

よくあるパスワード P@ssw0rd にご注意

Intel AMT のPCを試用した時のお話。
Intel AMT の初期パスワードは admin ですが、最初のセットアップ時に強固なパスワードに変更する必要があります。よくある強固なパスワードの例に、P@ssw0rd がありますよね。このパスワードに設定したのですが、外部の PC から Intel AMT の WebUI にアクセスし、ユーザー名 admin、パスワード P@ssw0rd でログオンしようとしてもできない。何度も再設定してもだめ。

数日後、セットアップユーティリティの英語環境におけるキーボードの認識が原因では?と思い、WebUIのパスワードに P[ssw0rd と入れてみる。日本語キーボードの @ は英語キーボードとして認識されると [ になるから。案の定、難なくログオンできましたとさ。気をつけなはれ。

2010/10/19

Windows Virtual PC でアプリを閉じてから仮想マシンを休止するまでの時間を調整する

Windows Virtual PCの仮想マシン (Windows XP Mode など) をアプリケーション統合モードで利用している場合、ウィンドウ右上の[×]をクリックするなどしてアプリケーション ウィンドウを閉じても、仮想マシンはバックグランドで動作し続けます。再びスタートメニューから仮想マシンのアプリケーションを起動すると、仮想マシンは既に動作しているのですぐにアプリケーションも起動します。ただし、アプリケーション ウィンドウを閉じて、しばらく放っておくと、仮想マシンは勝手にというか、自動的に「休止状態」になります。

時計とにらめっこして注意深く観察してみればわかりますが、アプリケーション ウィンドウを閉じてから仮想マシンが休止状態になるまでの時間は、既定で5分 (300秒)です。この時間、調整したくないですか? あるいは、仮想マシンを休止させずに動かし続けたくはないですか? 「既定で5分」と言ったからには、この時間は調整できます。

2010/10/15

XP is missing from Hyper-V supported guest OSs !!

先ほど気が付きましたが、Hyper-V でサポートされるゲスト OS のリスト (英語サイトのほう)から Windows XP が消えています。何かの間違いと思いたい。

Virtualization with Hyper-V: Supported Guest Operating Systems
http://www.microsoft.com/windowsserver2008/en/us/hyperv-supported-guest-os.aspx

Windows 2000 Server SP4 と Windows 2000 Advanced Server SP4 が消えたのは分かります。同じく 7 月 13 日にサポートが切れた Windows XP Professional x86 SP2 も消えるんでしょう。Windows XP Professional SP3 と Windows XP Professional x64 SP2 は 2014 年 4 月 8 日まで延長サポートが続くはず。何かの間違いです。きっと...

MED-V 2.0 Beta in Hyper-V VM

昨日の MED-V 2.0 Beta 環境ですが、実は、Hyper-V 仮想マシンの中で動いていました。

これもいつものコレクションに入れておきましょう。Windows Virtual PC 環境の構築方法はこちら...

XP Mode in Hyper-V VM
http://yamanxworld.blogspot.com/2010/08/xp-mode-in-hyper-v-vm.html

2010/10/13

MED-V 2.0 Beta を試してみた

待望 (私個人として) の Microsoft Enterprise Desktop Virtualization (MED-V) の次期バージョン MED-V 2.0 の Beta 版 (英語) が 2010 年 10 月 11 日に Microsoft Connect サイト にて公開されました。正式版は、Microsoft Desktop Optimization Pack (MDOP) for SA の次期バージョン MDOP 2011 の一部として提供されることになると思います (たぶん)。
Windows 7 の Windows Virtual PC に対応した MED-V 2.0 Beta を、早速、試してみました。

2010/10/12

VHD オフライン パッチ スクリプト: patch2vhd.vbs

自作スクリプト patch2vhd.vbs は、Windows 7 および Windows Server 2008 R2 の標準コマンド (DISKPART および DISM) を利用して、仮想マシン (Windows 7 または Windows Server 2008 R2 ゲストのみ対応) の VHD に更新プログラムをオフラインでインストールスクリプトです。使い方など詳しくは、COMPUTERWORLD BLOG の本日の投稿をご覧ください。

なお、このスクリプトは一般向きではありません。DISKPART と DISM によるオフラインパッチを手作業で (マニュアルで) できるという人が、それを自動化したい場合に限り参考にしてください。スクリプトを眺めるだけでも、いろいろと勉強になるところがあるかもしれません (サブフォルダーのための再帰とか)。

[patch2vhd.vbs]

2010/10/07

IIS 7.5 対応の Windows 7 向け IIS マネージャー

Windows Server 2008 R2 の IIS 7.5 をクライアントからリモート管理するための IIS Manager for Remote Administration はいつ公開されるのかなぁと思っていたら、2009 年 5 月末に再リリースされた IIS Manager for Remote Administration 1.0 で IIS 7.5 および Windows 7 に既に対応していることを、MS 奥主さんのブログで知りました。IIS.NET の該当サイトを見ると、このツールはどうみても IIS 7.0 向けのように見えますが、ダウンロードセンターの説明を見ると、IIS 7.5 のリモート管理と Windows 7 へのインストールに対応していることが確認できます。

2010/10/06

増刷出来

「マイクロソフト公式解説書 Windows Server 2008 R2 テクノロジ入門」(日経BP社) が、おかげさまで増刷になりました。

初版 1 刷をご購入いただいた方は、記述内容に関して数か所訂正がございますので、このブログの正誤表のページ をご覧ください。2 刷をお持ちの方も、同ページに最新情報をまとめていますので、ぜひご確認ください。初版 1 刷か 2 刷かは、本書の奥付ページ (最後のページ) で確認いただけます。発行元が日経BPソフトプレスのものが初版 1 刷、日経BP社のものが 2 刷です (日経BPソフトプレスは 2010 年 1 月 1 日に日経BP社と統合しました) 。

ここで改めて書籍の PR を...


iSCSI ブートってご存知ですか? iSCSI 接続の SAN 上の LUN にある OS イメージを使用して、ディスクレス サーバーを起動することです。従来であれば、OS イメージを作成しておいて、それを LUN 上に配置して、サーバーの NIC で iSCSI ブートするように調整するというのが一般的でした。Windows Server 2008 以降は、OS 自身が iSCSI ブートに標準対応しています。iSCSI ブート対応のハードウェアであれば、iSCSI LUN をブート ディスクとして設定するだけで、ディスクレス サーバーから iSCSI LUN 上に OS を直接インストールすることができます。その辺のことも、インストール手順を実例で説明してあります。

iSCSI と言えば、 2010 年 9 月末に Windows Storage Server 2008 R2 および Microsoft iSCSI Software Target 3.3 が MSDN/TechNet サブスクリプション (有償) から入手できるようになっています。Microsoft iSCSI Software Target 3.3 は、通常版の Windows Server 2008 R2 を iSCSI Target にできるみたいで、iSCSI SAN を必要とする評価環境を作るのが簡単になりました。Windows Vista/Windows Server 2008 以降には iSCSI イニシエーターが標準搭載されていますし。ところで、Windows Server 2008 以降の Server Core インストールの場合、iSCSI イニシエーターはどうやって構成すればよいかわかりますか? その辺のことも、ちゃんと書いてあります。

書いた本人が、本書を日常的に辞書的に利用しています。 書店で見かけたら (コンピューター関連の専門書を置いている書店は少ないですが)、ぜひぱらぱらっとめくってみてください。


KVM in Hyper-V VM

Hyper-V 仮想マシンで Xen を試したついでに、RHEL 5.5 標準の KVM (Kernel-based Virtual Machine) も試してみました。

KVM にはプロセッサ仮想化支援 (Intel VT や AMD-V) が必須なので、思った通り仮想マシン内の KVM では、仮想マシンを動かすことができません。

Xen in Hyper-V VM

Citrix XenServer 5.6 を VMware Player 3.1.2 にインストールでき、Linux ゲストを準仮想化で実行することができたので、オープンソース Xen も同じように動くのではと思い、早速 Hyper-V 上の Red Hat Enterprise Linux (RHEL) 5.5 仮想マシンで試してみました。

2010/10/05

XenServer 5.6 in VMware Player 3.1.2

Citrix XenServer 5.6 を VMware Player 3.1.2 の仮想マシンで動かしてみた。(3.1.2 は 3.1.1 後のメンテナンス リリース、新機能なし)

ハードウェア仮想化支援 (Intel VT や AMD-V) が利用できないため、完全仮想化 (Full Virtualization) は利用できず、Windows ゲストは動かせません。Linux ゲストを準仮想化 (Para Virtualization) で動かすのは問題なし。

同じように、Linux の Xen カーネル (Domain 0) を (何らかの) 仮想マシンで動かして、 その中で準仮想化仮想マシンを動かせると思います。

その他の仮想化スタックの入れ子の動作可否については、以下の投稿で。

VMware ESXi 4.1 in VMware Workstation 7.1.1 & VMware Player 3.1.1
http://yamanxworld.blogspot.com/2010/08/vmware-esxi-41-in-vmware-workstation.html

2010/10/04

COMPUTERWORLD.JP の Office Web Apps の記事

COMPUTERWORLD.JP にて「【ビジネス・モバイルを120%活用するWebアプリ講座】 第5回 Office Web Apps(オフィス ウェブ アップス) 」が公開されましたが、8月中旬に書いた原稿のため、内容が若干古くなっています。以下の投稿をフォローアップ記事として再掲しておきます。

Windows Live SkyDrive の Office Web Apps 更新 (2010/09/08)
http://yamanxworld.blogspot.com/2010/09/windows-live-skydrive-office-web-apps.html
Office Web Apps の閲覧表示は本当に忠実か? (2010/09/09)
http://yamanxworld.blogspot.com/2010/09/office-web-apps_09.html

VMST 3.0 の VHD パッチには、英語版のメンテナンス ホストが必要

本日公開の COMPUTERWORLD BLOG の方にも書きましたが、VSMT 3.0 の重要な制限事項について。

Virtual Machine Servicing Tool (VMST) 3.0 の VHD 用メンテナンス ホストとしては、英語版の Windows Server 2008 R2 または Windows 7 が必要だと、リリース ノートに書いてあります (Only English-based operating systems on maintenance hosts are supported for servicing offline VHDs)。

日本語版の環境しかない場合は、英語の言語パックを追加インストールして、システム ローケールを「英語 (米国)」に変更することで対処できます (対処できました)。

VHD パッチの動きは、想像するに次のような感じだと思います。

2010/10/01

ASP.NET の脆弱性のパッチはどこだ?

9/29 に定例外でリリースされた ASP.NET の脆弱性に関する修正プログラム (MS10-70) ですが、現在はダウンロードセンターからのみの提供のようです。9/29 に別の修正プログラムが自動更新で配布されていましたが、それには含まれないのでご注意 (追記 10/1 から Microsoft Update/Windows Update 経由での配信もスタートしたそうです)。ところで、「マイクロソフト セキュリティ アドバイザリ (2416728) 」や「マイクロソフト セキュリティ情報 MS10-070 - 重要」のどこをクリックしても、修正プログラムのダウンロードリンクにたどり着けないという方はいませんか。