Windows 10 のコードネームを再整理、2021年後半はvb/fe/coの揃い踏み？

ここ数年のいろんな記事（2019年や2020年の）を見ると、次の Windowsは Manganse（マンガン、Mn(25））だ、その次は Iron（鉄、Fe(26））だ、さらにその次が Sun Valley、Cobalt（コバルト、Co(27））だなんてコードネームで呼んでいる記事が見つかります。それぞれ、20H1（2004）～21H2 くらいまでの未来を記事にしているんですけど、1903～1909、そして2004～長く足踏み状態が続いていて、どう対応しているのかよくわからなくなっている頃だと思うので、コードネームのヒントが含まれるレジストリ値 BuildBranch － (Get-ItemProperty "HKLM:\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion").BuildBranch － に基づいて最新状況をまとめてみると...

Windows 10 は
version｜familyname｜osbuild｜buildbranch
(1507)｜(Initial Release)｜10240｜th1
1511｜November Update｜10586｜th2_release、th2_release_sec（メディアの提供時期による）
1607｜Anniversary Update｜14393｜rs1_release
1703｜Creators Update｜15063｜rs2_release
1709｜Fall Creators Update｜16299｜rs3_release
1803｜April 2018 Update｜17134｜rs4_release
1809｜October 2018 Update｜17763｜rs5_release
1903｜May 2019 Update｜18362｜19h1_release
1909｜November 2019 Update｜18363｜19h1_release
2004｜May 2020 Update｜19041｜vb_release
20H2｜October 2020 Update｜19041｜vb_release
21H1｜May 2021 Update｜19042｜vb_release
（開発中）21H2｜???? 2021 Update｜19044｜vb_release

2004～21H1は Vibranium（ビブラニウム）、米主将の盾、黒パンサーさんのスーツの素材。架空の元素なので、元素周期表にはもちろん載っていない。

2021 年後半に出る予定の Windows Server 2022 は鉄哲さん？
version｜familyname｜osbuild｜buildbranch
（開発中）????｜????｜20348(preview build)｜fe_release

2021 年後半に出る予定の Windows 11（開発中）はコバルトさん？
version｜familyname｜osbuild｜buildbranch
（開発中）????｜????｜22000(preview build)｜co_release

2020年5月にFast Ring（現在のDev Channel）向けにリリースされた OS build 19628 から mn_release だった。2020年10月の OS Build 20246 から fe_release に。結局、このブランチが一般向けに出ることはなく、Manganse は幻に。Windows 10 の Insider Preview の Dev/Beta/Release Preview Channel で縦に並んでたやつが、一気に正式版として 10 ver 21H2（vbのまま）、Server 2022（fe）、11（co） として放出されるような感じに見えるけど、その後どうなるんでしょう。

ちなみに、Manganse さんは 11（co）と2022（fe）の Get-VMHostSupportedVersion にかろうじて生き残ってます。21H1 は mn で出るはずだったのかな？ これは Preview Build の話、正式リリース時にはどうなっているか分かりません。