(※10/29 17:30 ごちゃごちゃしてきたので、前半と後半に分けました。さっさと上げる裏技は前半部分。あと、ここに書いていることはすべて Home エディションでは使えない技です)
現在、Windows 10 Pro や Enterprise や Education の ver 2004 を利用している場合(2020-10 B リリース 19041.572 に更新済みのこと)、Windows Update に ver 20H2 の案内がまだ来てなくても、すぐに受け取る裏技的な方法など。
Windows Update for Business の延期設定をうまく使えばいい。Windows 10 ver 2004 Pro 以上なら、Windows 10 のダウンロード サイトからやるより、あっという間のダウンロードとインストール、再起動で終わります。痛み(失敗や互換性問題)も最小限で。
Gpedit.msc で以下のポリシーを有効にし、「半期チャネル」「7日(10/20 PT リリースなのでこれくらい)」に設定して gpupdate して(gpupdate しなくても即反映するみたい)、「更新プログラムのチェック」をクリックすると...
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows Update\Windows Update for Business\プレビュー ビルドや機能更新プログラムをいつ受信するかを選択してください
すぐにやってきました。注:ご案内表示はなく、問答無用でダウンロードとインストールはじまります。Windows Update for Business による更新制御ですので。
ついさっき、2 台の物理 PC と 1 台の仮想マシンをものの 15 分くらいで 20H2 にできました。 有効化パッケージ(KB4562830、80MBくらいのダウンロード)によるバージョン切り替えなので(2004 19041.572 → 20H2 19042.572)、互換性問題の影響はほぼないはず。再起動後、再起動前に実行中のアプリの多く(Outlook とかブラウザーで見てたページとか)も復元されるし。
Feature Update through Windows 10, version 20H2 Enablement Packagehttps://support.microsoft.com/ja-jp/help/4562830/
終わったらポリシーを未構成に戻しておきましょう。また、このタイミングでChromium ベースの Edge に置き換わった人は、古い ver 84(84.0.522.69) なので、「・・・」-「ヘルプとフィードバック」-「Microsoft Edge について」を開いて、さっさと最新バージョン(現在は 86.0.622.56)にしときましょう。放置しててもそのうち自動で更新されますけど。
ver 1909 以前の場合はいつもどおり慎重に。数 GB ダウンロード&アップグレードインストールなので。事前にフルバックアップをお勧め。 使用している他社ウイルス対策ソフトの対応状況の確認は忘れずに。(→ アップグレードの場合は複数の重大な問題が明らかになってます)
あと、ver 1809、ver 1903、1909、2004 には、2020-09 C パッチ(または 2020-10 B パッチ)で「機能更新プログラムに対するセーフガードを無効にする」ポリシーが追加されてます。ポリシーの対象は ver 1903 以降ってなってるので ver 1809 でも使えるのかはわかりません。セーフガード(互換性問題が明らかになっているハードやソフト、構成に対する配布ブロック措置)に引っかかってブロックされている場合でも行っちゃえるポリシー(自己責任)。
追記)もう 1 台、ver 2004 Pro in S mode で試してみた。SAC 10 日延期からカウントダウンしていったら 8 日延期でやってきた。ということは、ローカル時間で処理してくれてるらしい(10/21 JST が 0 日)。
ここまでが ver 2004 の PC を「さっさと 20H2 に上げる」の話。
・・・
ここから、「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択してください」ポリシーの検証(途中)の話
Windows 10 ver 2004(1809、1803 でも試した)の Windows Update for Business の延期設定+「ターゲット機能更新プログラムを選択してください」ポリシーに「20H2」or「2009」 の組み合わせてみたら、20H2 を検出してはくれなかった。 Windows Update for Business の延期設定だけなら 20H2 を拾ってくれる。
→ 機能更新のブロックやスキップができそうな Windows Update for Business の新ポリシー(from 1803)(追記あり)
ver 1803 や 1809 は、ターゲット機能更新プログラムのバージョン「1909」や「2004」(1809には「1809」も指定可) を指定してそのバージョンを拾ってこさせることはできることを確認。現在、20H2 を拾わないのは、何か向こう側のロジックがあるのかしらん。
ver 1909 の場合(10/29 JST 現在の Microsoft からのご提案は ver 1909)
ていうか「20H2」と「2009」のどっちなのかはっきりしてほしい。公式では”Windows リリース情報ページ (aka.ms/ReleaseInformationPage) に記載されているバージョンを入力します”=20H2 なのではっきりしてるんですが、私、疑い深いんです。
現在、ver 1803~1909 以前(Home を除く)を実行している場合、 「ターゲット機能更新プログラムを選択してください」ポリシーに「2004」を指定して ver 2004 に上げ(注:アップグレードインストールになります、その後、19041.572 まで品質更新もあてること)、あとは前半に説明した Windows Update for Business の機能更新の延期設定(今日 10/29 JST なら SAC 8 日延期)で有効化パッケージを使ってさらっと ver 20H2 に上げることができると思います(たぶん)。
ver 1909 以前の場合、Windows 10 のダウンロード(https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10)サイトからのアップデート アシスタントで手動で上げるのが手っ取り早いですが、↑こんな方法もあるという話。
11/2 追記)2020-09 B に更新済みの Windows 10 ver 1809 以降を、2020-10 B が統合されていない ISO メディアでver 1903 以降にアップグレードすると、コンピューターとユーザーの証明書が失われる問題があるみたい。↑の裏技には関係ない。WSUS や ConfigMgr を使っている場合に要注意。→ Certificates may not be present after updating to a newer version of Windows 10
11/4 追記:
現在のバージョンを指定したときの仕様みっけ → Walkthrough: Use Group Policy to configure
Windows Update for Business|I want to stay on a specific version
https://docs.microsoft.com/en-us/windows/deployment/update/waas-wufb-group-policy#i-want-to-stay-on-a-specific-version
"If you don't update this before the device reaches end of service, the device will automatically be updated once it is 60 days past end of service for its edition."
11/24 さらに追記:
→「ターゲット機能更新プログラムのバージョンを選択する」ポリシー、20H2 は〇、2009 は×(2020/11/24)
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。