2019/08/19

先週末の Windows Update ─ 2019 年 8 月 17・18 日(2019-08-C?、VB6/VBA/VBS 問題の修正含む)

(※ 8/20 追記、ver 1803 向けの更新も出ました)

Windows 10/Server ver 1803 と ver 1903を除く、サポート期間中のすべてのWindowsに対して、8月16日PT(ver 1709)と17日(それ以外)に新たなセキュリティ更新を含まない累積更新プログラム、Preview of Monthly Rollupがリリースされました。これは 8 月 C パッチということでいいのかな? ver 1803 向けはちょっと遅れて 20 日にリリース。


通常なら第二火曜日(B)の翌週(C)または翌々週(D)のタイミングなんですが、今回はBと同じ週。8月Bの更新で発覚した“Apps using Visual Basic 6 (VB6), VBA, and VBScript may stop responding with error” に定例外パッチではなくて(他のバグ修正プレビューが入ってる)、Cパッチの先出で対応したような感じ? ver 1803 がなぜ遅れてるのかしらないけど(8/20 追記、出ました)、ver 1809 は VB6/VBA/VBS 問題が明らかになってから間もなく "will be available late August" とアナウンスされています。

Windows 10リリース情報
https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows/release-information/

Windows Server 2016は7月Cと8月Bの両方が配布されるという理不尽な状況でしたが、今なら8月Cの1つで済むのかな? もう 7 月C と 8 月 B が未更新の環境ないので分からないです。

9月に向けた更新プログラムのプレビュー(オプション)なので、この更新で修正される問題(VB6/VBA/VBS がエラーになる場合がある問題とか)をなるはやで修正したいという場合は、「更新プログラムのチェック」(Windows 10以降)やオプションの更新での明示的な選択(Windows 8.1以前)でどうぞ。この更新で修正される問題の影響を受けていない場合は、スキップして OK。私はスキップ。影響ないのに今回の更新を入れちゃうと、別の未知の問題を食らう可能性もあるし。

8/21 追記)VB6/VBA/VBScript の情報(公式)→ 2019 年 8 月の更新プログラムに記載されている VB6、VBA、VBScript の問題について(https://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/7bc50952-4cdb-4c94-b513-710ce91380e0/2019-24180-8?forum=Wcsupportja)

なお、Windows Update for Business(WUfB)で機能更新や品質更新を延期設定している場合と、Windows Server 2019(Server Core でも Desktop Experience でも)、Windows Server, ver 1803 以降で今回の更新プログラムを利用するには、Microsoft Update Catalog から MSU をダウンロードしてインストールする必要があると思います。
Windows 10/Server 2016 以降は、オプションの更新ながら、今回の更新は WSUS に自動的に同期されます(確認済み、追記↓参照)。Widows 8.1/2012 R2 以前は手動インポートの必要あり(未確認ですが)。


関連:
今日は 2019 年 8 月の Windows Update 定例日 ─ 2019 年 8 月 14 日(2019-08-B)

追記)今回のサポート情報に書いてある配布方法は正しいか確認してみた。最近、コピペでミスが目に付くので...

その 1. Windows 10/Server 2016 以降の KB の Install this update に "Windows Server Update Services(WSUS) Yes This update will automatically synchronize with WSUS if ... "と書いてますが...
→ 珍しく今回は正しかった。オプションの更新ながら、自動的に同期された(↓)。疑ってごめんなさい。


その 2.  ver 1703~1809 の KB の Install this update には "Windows Update or Microsoft Update     Yes     Go to Settings > Update & Security > Windows Update and select Check for updates." と書いてますが、Windows Server(Windows Server, ver 1803 以降)にはオプションの更新が検出されない件。「更新プログラムのチェック」をクリックしても、Sconfig 6 の A と R でも。Windows Server については考慮されていない?


 ※ Windows Server 2016 は自動更新で降ってくることはありませんが、「更新プログラムのチェック」で降ってきます。

さらに追記)
長期休暇明けの企業さんは、既知の問題を避けながらできるだけ最新のセキュリティ修正をするために、ちょっと苦労するかもしれません。自動更新に任せきりっという、9 月11日の 2019-09 B パッチまで VB6/VBA/VBS バグ問題が自然に解消されるということはありません。

WSUS 導入済みの場合は...

Windows 10/Server 2016 向けは最新のものが同期されるので、それを承認。それ以前を拒否。または 2019-07 B までにしとく。
Windows 8.1/2012 R2以前は WSUS に Preview of Monthly Rollup をインポート。または 2019-07 B までにしとく。

WUfB の場合は...
品質更新の延期設定を再確認して、2019-08 B 以降がまだインストールされないように予防しとく。

とか。

でも、2019-08 B 以降には RDP の 2 つの脆弱性問題の修正(CVE-2019-1181とCVE-2019-1182、通称、BlueKeep Bug)が含まれるので、2019-07 B までにしとくのはお勧めできないというジレンマ。VB バグのほうは ver 1803と ver 1903 はまだ修正されてないし、修正済みのバージョンもオプションの更新(Preview of ...)だし。2019-08 B が業務アプリに影響するかどうかテストして、大丈夫なら 2019-08 B にするってのがベター?


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