MSDN サブスクライバーは Azure 上でテスト・評価目的で Windows 7/8.1/10 Enterprise をデプロイして実行できるのですが、Windows 10 バージョン 1607 が出た時は Azure にテンプレートがなかったので (現在は 1607 のテンプレートがあります)、 1511 から手動でアップグレードしたことがあります。
Azure VM の Windows 10 Enterprise N 1511 を 1607 にする方法 (MSDN subscriber 限定) (2016/08/04)
Windows 10 バージョン 1703 が出ましたが、今回は 1607 から手動でアップグレードしないほうがいいと思います。その理由は... 削除してよい Azure VM があったので試してみました。
Azure VM 上にデプロイ済みの Windows 10 Enterprise N 1607 を、Windows Update ではなく(Current Branch だけど今のところこない、今後、来るのかも不明)、MSDN の ISO メディアを使用してアップグレードしてみました。
Windows 10 Enterprise N 1511 を 1607 にしたときは苦労しましたが、今回は Windows 10 Enterprise N, Version 1703 (Updated March 2017) (x64) - DVD (English) の ISO メディアで普通に OK でした。
再起動前までは順調...
アップグレードのために再起動を開始すると、再起動を開始すると、リモートデスクトップ接続が切断されるので、アップグレードが完了するのか、ドキドキが止まりません。
Azure ポータルの「ブート診断」を使えば、現在のスクリーンショットを確認できます。あとちょっと...
結局、いつまでたっても、リモートデスクトップ接続できるようにはなりません。なぜなら、プライバシー設定の選択画面で同意待ち状態になっているから。なお、「ブート診断」のスクリーンショットは画像なので、「Accept」ボタンは押せません。再起動しても、停止(割り当て解除)&開始しても、同じところまできて待ち状態になりました。残念でした。
Windows Update によるアップグレードの場合は、「続報、Windows 10 Creators Updateがやってきた!――Windows Updateによる自動更新の場合」(http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1704/17/news020.html)で書いた、1703 機能更新より先にくる「Windows 10 Creators Updateのプライバシー設定(KB4013214)」がミソなんでしょうね。この更新は、Windows 10 Creators Update の前提みたいで、Update Catalog からは入手できない。
An update to install the Upgrade and Privacy Experience (UPX) is available
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/4013214
(自動翻訳のタイトルは現状「アップグレードおよびプライバシーの経験 (親切) をインストールする更新プログラムがあります」)
というわけで、削除してよい Azure VM さん、永遠にさようなら。(削除が簡単なので、単体 VM の評価はクラシックが好き)
追記)
Windows 10 Enterprise N (1607) の Azure VM を作成しなおして、Windows Update したら、あっという間に KB4013214 がきて、Windows 10 Creators Update がきちゃいました。
(前のやつ(削除した VM) にこなかったのは、日本語言語パックとか入れていたからかなぁ? すぐにきたやつは、新規デプロイ 14393.0 → Windows Update で KB4015217 更新 → 再起動で 14393.1066 → Windows Update → なし → gpedit.msc で Windows Update\Select when Feature Updates are received で Current Branch を明示的に選択 → 再起動 → KB4013214 で以下の画面)
今度は成功するはず。
大成功! 機能更新703 の検出から、更新完了まで 1 時間もかからなかった。やっぱり、クラウドだと速い。
注意: Azure VM 上の Windows 10 Enterprise N がアップグレードされちゃ困るという場合は、今すぐ Current Branch for Business (CBB) になっていることを確認しておきましょう!
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