2016/08/08

Windows 10 Anniversary Update に関する、とある記事(の内容が酷い件)

気が付いてくれることを期待しつつ...(元記事が訂正されたらこの記事は削除します)

まずはこちらの記事をご覧ください。

Windows 10に2回目の累積アップデート「Anniversary Update」が登場!
[URL] http://ascii.jp/elem/000/001/207/1207301/

8月2日、Windows 10 Anniversary Updateがリリースされた。これは最新機能の追加や不具合の修正などをまとめた累積アップデートで、昨年7月に続き2回目の提供となる。
Windows Updateを実行すると「Windows 10 Version 1607 用の累積的な更新プログラム(KB3176929)」のダウンロードが始まり、Anniversary Update が適用される。
作成したメディアでインストールしたところ、Anniversary Updateが適用済みになっていた

と書いてありますが、累積的な更新プログラム(KB3176929)は Windows 10 バージョン 1607 (すでに Anniversary Update) に対する累積的な更新プログラム (14393.0→14393.10に更新) であって、Windows 10 Anniversary Update 本体ではないです。Windows 10 Anniversary Update は Update という名前になっていますが、通常の更新プログラムではなく、機能アップグレード(Windows 10 の新しいバージョン、ビルド)です。KB3176929 は、24 MB (x86 用) または 36 MB(x64 用)の通常の更新プログラムです。https://support.microsoft.com/en-us/kb/3176929

追記) で、8/10 には累積的な更新プログラム KB3176495 がやってきて、14393.51 になりました。この記事の筆者にとって、 KB3176495 は何 Update になるんだろう?

また、昨年 7 月は Windows 10 初期リリースであり、今回の Windows 10 Anniversary Update (バージョン 1607)は、昨年 11 月の Windows 10 November Update (バージョン 1511)に続く、2 回目の機能更新(機能アップグレード)です。


Windows Update でやってくる Windows 10 Anniversary Update は、「Windows 10、バージョン 1607 の機能更新プログラム」という名前でやってくると思います。実際にこの目で見たわけではないのであれですけど。(英語だと Feature update to Windows 10, version 1607 → https://blogs.windows.com/japan/2016/08/03/how-to-get-the-windows-10-anniversary-update/

ちなみに、WSUS にはバージョン 1607 はまだ来てません。バージョン 1511 が初めて来たのは 4 か月後の 2016 年 3 月だったから、2016 年末に来ると私は予想。

速報! Windows 10 Anniversary Updateがやって来た!――確実にアップグレードするための3つの方法とは?(@IT)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1608/04/news026.html



追記:
予想は外れました。8/17(日本時間)にWSUS向けに配布されました。→


3 件のコメント:

  1. こんにちは
    とても有用な記事の数々
    いつも楽しみに拝見させていただいております

    ところで一点ご報告なのですが
    貴サイトに掲示の広告にマルウェアの
    ダウンロードサイトがございました
    http://www.fastpic.jp/viewer.php?file=9024198051.png

    信頼ある記事を載せているサイトなので
    こういう悪質なリンクを載せるのはいかがなものかと思うのですが。。。

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  2. ご報告ありがとうございます。Google Adcense 任せなので、どの広告が表示されるか、細かく制御することができないことはご理解ください(参照している人のブラウジング状況によっても表示される広告は違ってくるようです)。それらしいURLをブロックするようにはしました。また、以前より細かい広告カテゴリを選択できるようになってましたので、調整してみました。

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  3. マルウェアや怪しいツールの広告が入り込むカテゴリがはっきりしないので、「ソフトウェア」関連をすべてブロックしてみました。

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