2013/10/23

Windows Azure 復旧サービス GA &プレビュー (試用上の注意をよく...)

2013 年 4 月からプレビューおよび限定プレビュー提供されていた Windows Azure 復旧サービスに動きがありました。今日?(米国時間 22 日) より、Windows Azure Backup サービスが GA (General Availability Release) になり、一般提供が開始されました。5GB/月まで無料、11月30日まではプレビュー料金 (50%OFF) 継続です。もう 1 つ、限定プレビューだった Windows Azure Hyper-V Recovery Manager がパブリック プレビューになりました。こちらは、パブリック プレビュー以降、課金対象 (保護対象の仮想マシンごと!!) になるのでご注意。

Windows Azure Backup サービス (GA)
[URL] http://www.windowsazure.com/ja-jp/pricing/details/backup/
Windows Azure Recovery Manager (プレビュー)
[URL] http://www.windowsazure.com/ja-jp/pricing/details/recovery-manager/

Announcing the release of Windows Azure SDK 2.2, General Availability for Windows Azure Backup and Preview of Hyper-V Recovery Manager
[URL] http://blogs.msdn.com/b/windowsazure/archive/2013/10/22/announcing-the-release-of-windows-azure-sdk-2-2-general-availability-for-windows-azure-backup-and-preview-of-hyper-v-recovery-manager.aspx

Windows Azure Backup については、MSBC のキャンペーン サイトをご覧ください。Windows Azure Backup 評価ガイドをダウンロードできます。

MSBC: バックアップ ソリューションの新しい選択肢 (会員登録が必要)
[URL] https://www.microsoft.com/japan/msbc/info.aspx?fname=campaign/azure-system&page=1

Windows Azure Recovery Manager は、System Center 2012 SP1 以降の Virtual Machine Manager の 2 つのプライベート クラウド間で、Windows Server 2012 以降の Hyper-V の Hyper-V レプリカを使用した、レプリケーションの構成とクラウドからの監視、復旧計画に基づいたフェールオーバーを可能にするサービスです。

Windows Azure 復旧サービスに Hyper-V 復旧マネージャー コンテナーを作成して、 Virtual Machine Manager の管理サーバーに Windows Azure Recovery Manager プロバイダー をインストールして構成すると、こんな感じで保護対象のクラウドと、復旧のためのクラウド (どちらも Virtual Machine Manager のプライベート クラウドであり、Windows Azure 上の仮想環境ではありません!!!) を構成できます。



そんでもって、Virtual Machine Manager 側では、仮想マシンごとに Hyper-V Recovery Manager による保護を有効化できるようになります。System Center 2012 R2 の場合は、Virtual Machine Manager のリボンに追加された[保護の管理]から有効化します。
System Center 2012 SP1 の場合は、こんな感じで[Enable Protection]と[Disable Protection]から構成します。

もし、Hyper-V Recovery Manager (プレビュー) を評価したいという方へ、いくつか重要な情報を。

ジョブの実行状態は Windows Azure のサービス管理ポータルで見るべし

ちゃんと構成されているかどうかは、Virtual Machine Manager の管理コンソールからはわかりづらいです。たとえば、ホストのメモリ不足でレプリケーションを構成できない場合でも、“いつまでたっても有効化されない、なんで?”って感じになります。Windows Azure のサービス管理ポータルのジョブとして記録されているので、そちらでチェックしてみるとよいでしょう。
保護を有効にすると課金されます!!

限定プレビューのときは無料だったのですが、パブリック プレビュー後はプレビュー期間中であっても仮想マシン 1 台あたり 664.32/月かかるようになります。評価が終わったら、下のように[0]にしときましょう。Virtual Machine Manager の管理コンソールで保護を無効化すればよいです。
"評価環境が残っていないんですけど!"という場合はちょっとやっかいです。その場合は、[保護された項目]ページでクラウドを選択して、仮想マシンをすべて削除すれば[0]になると思います。

“Virtual Machine Manager の管理サーバーも撤去しちゃったんですけど”という場合は、[保護された項目]ページのすべてのクラウドから仮想マシンをすべて削除し、[保護された項目]ページからすべてのクラウドを削除してから、[リソース]の[サーバー]ページで管理サーバーを削除すればよいと思います。ただし、サーバーを削除する際にこんなメッセージが表示されるので、相手のサーバーが存在しないと失敗するかもしれません。
管理サーバーの登録は、クラウドや仮想マシンの保護をすべて削除しないと削除できません。また、Hyper-V 復旧コンテナーもサーバーを削除してからでなければ、削除できません。手順どおりにやらないと、中途半端に Windows Azure 側に何か残ってしまうかもしれませんのでご注意を。

-Force オプションのようなものがあるといいのですが...








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