2013/10/04

VHDブートはWinodws 8 で限定解除してた


Windows 7から利用できるようになったVHDブート(Virtual Hard Disks with Native Boot)ですが、Windows 7のときはEnterprise or Ultimateというエディションの制約がありました。Windows 7 Professionalでやろうとすると、左の画面のように怒られます。

Windows 8以降はProでもOKになったと、以前、このブログに書きました。これまで試していませんでしたが、ふと試してみたところ、無印Windows 8でも大丈夫でした。
ほら起動できた。Windows 8.1無印でも試してみましたが、もちろんOKでした。



というわけで、VHDブートは、Windows 7 Starter/Home/Home Premiumを除く、Windows 7およびWindows Server 2008 R2以降のすべてのエディションで利用できます。ちなみに、Microsoft Hyper-V Server 2008 R2以降や、SA特典であるWindows Thin PCでも使えます。

VHDブートに関して最近気が付いたことがもう1点。Windows 8からは、「オペレーティングシステムの選択」の画面で“既定の起動エントリではない”VHDブートのアイコンが、ちゃんとVHDブートであることがわかるようになっています。

左の画面は、どちらもVHDブートですが、既定のエントリがWindowsロゴになっているのは、VHDブートかどうかブート構成データ (BCD) から判断できないからだと思います。BCDに登録するときには、device vhd=[D:]\VHD\WIN8.VHDX とか osdevice vhd=[D:]\VHD\WIN8.VHDX のように登録しますが、VHDがローカルマウントされちゃうと partition=C: に置き換わっちゃいますんで。


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※このブログには、VHDブート関連で今は亡きCOMPUTERWORLD.JPへのリンクが多数残っていますが、すべてリンク切れです。あしからず。

5 件のコメント:

  1. こんにちは、SUEYOSHI361と申します。検索中にお邪魔しました。じつは、タブレットPC「lenovo wiix28でWindows 8.1 64GB」でVHDブートしてWindows 7を使いたいと思いいろいろ検証している最中です。vhdの作成はできますが、Windows 7をインストールしようとするとUEFIだとかGPT・MBRとか出てきて先に進みません。タブレットでは出来ないという人もいるようなのですがご意見をお聞かせ頂ければ幸いです。

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  2. あと、セキュアブートが関係してくるかもしれません。Windows 7はセキュアブートに対応していないので、セキュアブートを無効化できない機種(タブレット?)では、Windows 7のVHDブートはできないと思います。

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  3. お世話になっております。

    本ページのこととはあまり関係がなく大変恐縮なのですが、WidnowsServer2012R2のHyper-Vについて、伺いたいことがございます。

    現在、ホストOSがWin2012R2のサーバーに、以下のような仮想OSを構築しようとしています。


    OS:Win2008R2、およびWin7 32bit
    仮想マシン世代:第一世代
    仮想ディスク形式:vhdx

    上記のような仮想OSは、MBRパーティション上でなら問題なく構築できるものと思いますが、
    今回構築しようとしているのはGPTパーティション上です。

    WindowsServer2012R2のHyper-VではGPT形式にも対応しているということは調べてみて分かったのですが、
    それは第二世代、つまりWin8もしくはWin2012以降のもののみなのか、それともWin2008R2やWin7などの
    第一世代のみに対応しているものも構築可能なのか、こちらをご教示いただきたいのですが、
    ご存知でしょうか。

    大変お手数ですが、ご教示いただければ幸いです。

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  4. ご返信誠ににありがとうございます。

    現状、物理OSであるWin2012R2が管理するGPTパーティション上に、1TBバイト程度の仮想ディスク(vhdx)を第一世代の仮想マシンにひもづけてWin2008R2をインストールしたところ、インストールができてしまいました。

    私もおかしいとは思っているのですが、再起動しても正常にOSは起動してきます。

    Win2012R2自体はMBRパーティションにインストールしており、OSインストール後、「ディスクの管理」からあらかじめ作成しておいた別の論理ディスクをGPT形式でフォーマットしました。


    仮想ディスクを配置している論理ディスクは約5TBが正常に認識されており、プロパティを確認してもGPT形式であることは間違いなさそうです。

    64bitのOSだからということはあまり関係ないとは思うのですが、このまま構築を進めても何か不具合が出そうで不安なのでMBRで論理ディスクを作成しなおそうかと思っています。。。

    重ねてとなり大変申し訳ございませんが、何かご存じではありませんでしょうか。





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  5. 第1世代の仮想マシンは、古いタイプの BIOS システムなので、起動用の仮想ディスク(VHDまたはVHDX)は MBR (2TBまで)でないとダメだと思います。第2世代はUEFIシステムです。

    参考:
    http://blogs.technet.com/b/scvmm/archive/2014/03/05/details-on-generation-2-virtual-machines-and-using-them-in-vmm-2012-r2.aspx

    http://msdn.microsoft.com/en-us/library/windows/hardware/dn640535(v=vs.85).aspx

    追記:
    仮想ディスク(VHDまたはVHDX)の配置先ディスク(物理ディスク)の話だとしたら、GPTだろうがMBRだろうが関係ありません。仮想マシンからは見えませんので。つまり、5TBのGPTディスクに1TBの仮想ハードディスク(VHDX)を作成して、仮想マシンに割り当ててもインストールできるというのは全く正常な動作です。

    VHD/VHDXはNTFSボリューム上に配置されていればよく、GPTディスク、MBRディスク(ベーシック)、ダイナミックディスクかどうかは全く関係ありません。VHD/VHDXがどこに配置されてようが、第1世代仮想マシンから見ればVHD/VHDXはMBRディスクとして初期化されます。

    Hyper-V の仮想マシンにゲストOSをインストールするのと、このブログ記事で説明しているVHDブート環境にOSをインストールするのとは、まったく違うことをしていますので混同しないようにご注意ください。仮想マシンを起動するためのMBRは仮想ディスク(VHD/VHDX)の先頭にあります。

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