2012/02/21

System Center 2012 RC > Server App-V を単体で試す (RC 版)

昨年、「SCVMM 2012 Beta で Server App-V (Microsoft Server Application Virtualization) も単体で試せます 」という投稿をしましたが、System Center 2012 RC も出たことですし、System Center 2012 Virtual Machine Manager (VMM) RC でもう一度試してみました。Server App-V は、VMM のサービス展開機能の要素技術の 1 つです。今回は、“VMM の機能を利用せずに”、Server App-V による Apache Tomcat (+JRE) の展開を試してみます。




1. まず、シーケンス用の仮想マシンでパッケージ (.sft) を作成します。Server App-V のコンポーネントは、VMM サーバーのライブラリ (\\VMMServer\MSSCVMMLibrary\ApplicationFrameworks\SAV_x64_ja-jp_4.7.24.1485.cr) にあるので、その中の「SeqSetup.exe」を実行して、Server App-V Sequencer をインストールします。ちなみに Beta のときは SAV_x64_en-US_4.7.11.1127.cr でした。


Oracle JRE (Java ランタイム)Apache Tomcat をダウンロードしておきます。

2. Server App-V Sequencer を実行し、「新しい仮想アプリケーションパッケージの作成」を開始します。仮想アプリケーションパッケージ名として「Tomcat」と指定し、1 回のシーケンスで、JRE と Apache Tomcat の 2 つのインストーラーを実行します。また、インストール先は、Q:\ ドライブのルートに準備されるフォルダー (Q:\Tomcat) 内のパス (Q:\Tomcat\jre6、Q:\Tomcat\Tomcat7) を指定します。


3. シーケンスが完了したら、Configure Tomcat とかを開いて、サービスを開始し (上で Tomcat\Service Startup を選択していれば、自動開始しているはず) 、Web ブラウザーで「http://localhost:8080/」を開き、Tomcat が動作していることを確認します。


4. パッケージの作成を完了し、名前を付けて保存で「Tomcat.sft」という名前で、任意の共有フォルダーに保存しておきます。パッケージの作成はこれで完了。この仮想マシンは削除するか、スナップショットを適用してクリーンな状態に戻しておきます。


5. Windows Server 2008 R2 をクリーン インストールした仮想マシンを用意します。まず、Apache Tomcat が動いていないことを確認(当たり前ですが)。




6. VMM サーバーのライブラリ (\\VMMServer\MSSCVMMLibrary\ApplicationFrameworks\SAV_x64_ja-jp_4.7.24.1485.cr) にある AgentSetup.exe (Server App-V Agent) と AgentCmdletsSetup.exe (PowerShell Cmdlet) を実行し、Server App-V のエージェントをインストールします。

7. Windows PowerShell のコマンドシェルを開き (予め Set-ExecutionPolicy RemoteSinged を実行しておき、スタート メニューの管理ツール→ Windows PowerShell Modules から開くと、Server App-V 関連のエラーを回避できます)、次の 2 つのコマンドラインを実行します。コマンドレット名が Beta のときと違うので注意。

Add-ServerAppVPackage -Name tomcat -Manifest <共有パス>\tomcat\tomcat_manifest.xml  -SFT <共有パス>\tomcat\tomcat.sft -Configuration <共有パス>\tomcat\deploymentconfig.xml -ComputerName <ローカルのコンピューター名>

Sart-ServerAppVPackage -Name tomcat -ComputerName <ローカルのコンピューター名>

コマンドレットが完了すると、Apache Tomcat が動き出します。


上記の手順の後半 (5~7) は、本来の仮想アプリケーションの展開手順ではありません。あくまでも簡単に試してみるための手順です。VMM を使用した本来の展開手順では、1 ~ 4 で作成した仮想アプリケーションのパッケージを VMM のライブラリにインポートすれば、仮想マシンやサービスのテンプレートで 5 ~ 7 を自動化できるというわけです。

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