2012/02/24

System Center 2012 RC > 試してみないとわからない、DPM のベアメタル回復

ただ今、System Center 2012 Data Protection Manager (DPM) RC を評価中。DPM では (以前のバージョンでも)、DPM エージェントがインストールされたコンピューターの「System Protection」(Bare Metal Recovery, System State) を選択することで、ベアメタル回復用のバックアップを作成できます。

知識としては知っていたのですが、実際試してみるまで重要な点を見落としていました。バックアップ対象には、DPM エージェントだけではなく、OS 標準の「Windows Serve バックアップ」の機能も必要だということです。この点を見落とすと、保護グループを設定して、レプリカを作成しても、うまくいかないはず。

System Center 2012 の DPM の手順をみながら説明します。


保護グループを作成し、DPM エージェントと 「Windows Server バックアップ」の機能がインストールされたサーバーの「System Protection」を選択します。
レプリカの作成が開始されます。

このとき、バックアップされている側の「Windows Server バックアップ」ツールを開くと、Windows Server バックアップのバックアップ ジョブが開始していることを確認できます。つまり、「Windows Server バックアップ」の機能が無ければ、バックアップは行われないということ。
最初のレプリカの作成 (最初のフルバックアップ)が成功しました。

このとき、 バックアップされている側の「Windows Server バックアップ」ツールでも、バックアップが成功したことを確認できます。





レプリカのパスを確認し、そのパスを開くと、Windows Server バックアップ」でお馴染みの「WindowsImageBackup」フォルダーを確認できます。既定のセキュリティ設定では、このフォルダー内を参照することはできません。

なお、このパスは C: ドライブになっていますが、バックアップ専用ディスクにリンクされたパスです。
では、作成したバックアップを使用して、まっさらなコンピューターに復元 (ベアメタル回復)してみましょう。

DPM コンソールの「回復」で、復元対象のコンピューターの「System Protection」を開いて、復元対象のバックアップを右クリックして「回復」を選択します。

なお、「Windows Server バックアップ」の機能が入っていないと、「System Protection」を開くことができません。
実は、バックアップから直接、復元を開始することはできません。最初に、任意の共有フォルダー (復元先のコンピューターからアクセス可能な) のネットワーク パスを指定して、そこにバックアップを回復します。
次に、復元対象のコンピューターを Windows Server 2008 R2 のインストール DVD で起動し、システム回復オプションを開きます。ここで、「以前に作成したシステム イメージを使用して、コンピューターを復元します。」を選択します。
ローカルにバックアップが見つからないというメッセージは無視して、「以前に作成したシステム イメージ」を選択し、先ほどバックアップを回復したネットワーク パスを指定します。

バックアップ完了時に通知されたパスを入力する必要があります。

バックアップが見つかりました。

「ディスクをフォーマットしてパーティションに再分割する」をチェックして、復元を開始します。もう通常の Windows Server バックアップの復元手順と同じですね。







DPM のベアメタル回復のこの仕様は、System Center 2012 だからというわけではなく、DPM 2007 SP1 や DPM 2010 でも同じだったようです。見落としていました。DPM 2007 には、DPMシステム回復ツール (SRT) というものがあったのですが、Windows Server 2008 以降のバックアップでは、「Windows Server バックアップ」の機能と統合されたようです。DPM 2010 の場合の手順は、こちらに。DPM 2012 と同じですね。

TechNet Blogs > Windows インフラチーム ブログ > System Center Data Protection Manager 2010 で Windows Server 2008 / 2008 R2 のベアメタルリカバリーを行う

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