2012/02/17

System Center 2012 RC > Unified Installer RC に悩まされた2日間

System Center 2012 Unified Installer Release Candidate (RC) は、System Center 2012 RC の評価環境のインストール作業を簡素化してくれるという統合インストーラーです。ですが、以下のドキュメントをちゃんと読んでやらないと、いろいろ悩むことになります(した)。

Unified Installer Release Candidate
http://technet.microsoft.com/en-us/library/hh751290.aspx


まず、第一に、Unified Installer で統合インストールする場合 (以下で Install System Center をクリック)、リモート サーバーに対して機能することに注意。 Unified Installer はインストール対象を必要に応じて再起動するので、これを使ってローカルにインストールするのはうまくないです(下のほうにある Custom Install on local Server はコンポーネントを単体インストールするもので、統合インストールできません)。なお、Orchestrator だけはローカル サーバー (Unified Installer を Windows Server 2008 R2 SP1 から実行する場合)にインストールできます。


以下に私が試した手順を紹介しますが、試そうと言う方がいたら、最後まで読んでからしてくださいね。オチがあります。

インストール元 (Installer Computer) とターゲット サーバー (Target Computer) の準備

Unified Installer を実行するインストール元の PC は、Windows Server 2008 R2 SP1 または Windows 7 SP1 (たぶん x64 が必要)。インストール元には、.NET Framework 3.5.1 と PowerShell 2.0 (こちらは OS 標準) が必要。また、インストール元とターゲット サーバーの両方で、ローカル ポリシーまたは WinRM コマンドで、WinRM (Windows リモート管理) とWinRS (Windows リモート シェル)、およびファイアウォールの構成が必要です。SQL Server は、Unified Installer がインストールするので、先にあっちゃダメみたいです。→ Release Notes for System Center 2012 - Unified Installer

インストール元 (ローカル ポリシーで設定する場合):

コンピューターの構成\管理用テンプレート\システム\資格情報の委任\
    新しい資格情報の委任を許可する : 有効 WSMAN/*
    NTLM のみのサーバー認証で新しい資格情報の委任を許可する : 有効 WSMAN/*

コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows リモート管理 (WinRM)\WinRM クライアント
    CredSSP 認証を許可する : 有効
    信頼されたホスト : 有効 *

インストール元 (セキュリティが強化された Windows ファイアウォール):

TCP 81、TCP 1433、UDP 1434 の受信の規則 (これは Orchestrator をインストールするターゲット サーバーに必要な設定の感じがする → 私の場合、インストール中、ファイアウォールを無効にしちゃいました。なお、Unified Installer は Orchestrator のテクノロジを利用して、その他のインストールを行うみたいです。)

Preparing an Installer Computer for System Center 2012 - Unified Installer

ターゲット サーバー (ローカル ポリシーで設定する場合):

コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows リモート管理 (WinRM)\WinRM サービス
    リスナーの自動校正を許可する : 有効  IPv4 * IPv6 *
    CredSSP 認証を許可する : 有効
(uniins03.png)
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows リモート シェル
    リモート シェル アクセスを許可する : 有効
    シェルあたりの最大メモリ容量を MB で指定する : 有効 2048 MB

ターゲット サーバー (セキュリティが強化された Windows ファイアウォール):

ドキュメントに記載なし (何かしら必要だとは思うのですが、私の場合、インストール中、ファイアウォールを無効にしちゃいました)。

インストール ソースのダウンロードと展開

以下の場所から、System Center 2012 RC と Unified Installer RC をところんダウンロードして、インストール元のローカル(または共有)に展開しておきます。

マイクロソフト プライベート クラウドの評価版ソフトウェアのダウンロード

次のページにあるリンクから、前提コンポーネント (.NET Framework 4 や WAIK、SQL Server 2008 R2 評価版など) をダウンロードして、インストール元のローカル(または共有)に保存しておきます。SQL Server 2008 R2 評価版 (SQLFull~.exe)、SQL Server 2008 R2 CU4 (~_x64_zip.exe) は展開しておく必要あり。SQL Server 2008 R2 SP1 は .exe のままで OK。WAIK は KB3AIK_JA.ISO なので、Daemon Tools でマウントしたり、仮想マシンにマウントしたりする必要あり。)

System Requirements for System Center 2012 - Unified Installer

インストール開始

Unified Installer の Setup.exe を実行してインストールを開始します。今回は、App Controller と Configuration Manager 以外のものを (欲張りするとメモリが足りないので) 選択して、2 台のターゲット サーバーに同時にインストールしてみます。Orchestrator は外せません。必ず選択する必要があります。


選択したコンポーネントの場所や前提コンポーネントの場所を指定します。間違っていると、先に進めません。

 インストール先のパスとインストール先のターゲット サーバーを指定します。インストール先は、変更しないようがよろしいかと。ターゲット サーバーは、FQDN や IP アドレスではなく、コンピューター名で指定します。また、App Controller をインストールする場合、VMM と同じサーバーは NG です。→ Release Notes for System Center 2012 - Unified Installer


ここで欲張って、同じサーバーにたくさんのコンポーネントをインストールしようとすると、悩むことになります。1 コンポーネントを 1 サーバーで指定しないと、「Next >」がクリックできないんです。


コンピューター名の大文字と小文字をいろいろと変えると「Next >」がクリックできるようになりました。(→これでいいのか?←最終的にはこれは NG だというオチが待っています)

「System Center 2012 Installation Validation」のページで「Install」をクリックして開始。まず、Orchestrator が先行。


Orchestrator が Completed successfully に。続いて、横並びが続いたあと、VMM が抜き出ました。


ServiceManager が追い上げます (こちらは 2 台目のサーバー、Orchestrator と VMM と OpsMgr とは別)。一瞬、各コンポーネントのステータスが消えて焦りましたが、VMM (1 台目のサーバー) と DPM (2 台目のサーバー)に前提コンポーネントのインストールが始まったようです。



続いて、他のコンポーネントの前提コンポーネントも。おっとことで、DPM (2 台目のサーバー) が再起動を要求しました。同じサーバーにインストール中の Service Manager は大丈夫でしょうか?と思ったのもつかの間、OpsMgr が戦線を離脱しました。


 Service Manager も脱落。がんばれ VMM、がんばれ DPM ... 開始から約 4 時間後、成功したのは Orchestrator (1台目) と DPM (2 台目)だけでした。


もしかして、“1 コンポーネント、1 サーバーしか対応していないのかしらん”と思い、もう一度、ドキュメントを確認してみたら、以下のサポートされる構成の中に...

Microsoft System Center 2012 - Unified Installer Supported Configurations

In addition to the server on which you run System Center 2012 – Unified Installer, you need additional computers for the System Center components that you install. You need an additional computer for each component, except for Service Manager. For Service Manager you need two computers, one for the Service Manager management server and one for the data warehouse management server. 


(System Center 2012 を実行するサーバーの他に、インストールするコンポーネント用に追加のコンピューターが必要だよ。追加のコンピューターは、コンポーネントごとに必要だよ。Service Manager は除いてね! Service Manager には 2 台必要なんだ。管理サーバーとデータウェアハウス管理サーバーは別にしないとね!)

だそうです。別々のサーバーにインストールした Orchestrator と DPM だけが成功していることの説明になっています。インストール元のファイアウォール設定は、ローカルに Orchestrator をインストールした場合に必要になるんですね。1 台のサーバーに複数インストールしたけりゃ、Custom Install on local Server で自分でやってねということらしいです。

“ドキュメントはちゃんと読まないとね(英語でも)”という教訓でした。

0 件のコメント: