以下のアナウンスで Microsoft Test Base for Microsoft 365 というのを最近知りました。2021 年 11 月から一般提供されている Azure のサービスです。
What’s new in Test Base for Microsoft 365: September 2023
https://learn.microsoft.com/en-us/windows/release-health/windows-message-center#3189
Windows 10/11 や Microsoft 365 Apps のセキュリティ更新プログラム、機能更新プログラム、Windows 10 から Windows 11 のインプレース アップグレードの、ビジネスアプリケーションの互換性とパフォーマンスへの影響を検証できるというもの。テストはすべてスクリプト(PowerShell)ベースで完全自動実行され、テスト用の仮想マシンはマイクロソフトにより管理され、結果をレポートしてくれます。テスト中のログやビデオをテスト終了後にダウンロードして参照することも可能。
最初の6か月は上限800ドル(100時間相当)まで無料で試用できるので(→ Test Base for Microsoft 365 - Pricing)、ちょっと試してみました。
Test Base サンプルアプリのパッケージだと、すんなり試せました。次に、WinGet のアプリギャラリーから Adobe Acrobat DC x64 をインストールしてテストしてみたところ、これがすんなりとはいかず、数日悩むことに。テスト開始してから、2~4時間くらい待って、エラー&リトライですから。
スクリプトの 1 つがタイムアウトエラーで失敗(多分、close.ps1)。ビデオを見ると、EULA 画面の入力待ち(install.ps1 と launch.ps1 は OK だったってこと)。この失敗例は、Microsoft 365 Apps のプレインストールなしのとき(Office アプリはリトライ時に追加してみた)。パッケージを編集してリトライすること複数回。ようやく成功。ポイントは、
①内容の定義:実行可能ファイルを起動するパスに C:\Program Files\Adobe\Acrobat DC\Acrobat\Acrobat.exe を指定する。
③パッケージの編集:install.ps1 の winget install のコマンドラインの最後に --override "/sPB /rs /rps /msi EULA_ACCEPT=YES" を追加する。
大成功!
同じパッケージで「インフラストラクチャ エラー」、ログを見ると uninstall.ps1 の途中で途切れてたってこともありました。
あと、日本語が??なところが多数あります。これらの誤訳によって、いったい何しているのか分かり難くなってるところがあります。(特に、すぐに使用可能、すぐに使用できる)
× 画像 → 〇 イメージ、× すぐに使用可能 → 〇 Out of Box(OoB)、× すぐに使用できるテスト → 〇OoB テスト、× 機能の更新 → 〇 機能更新プログラム、× 一括アップグレード → 〇 インプレース アップグレード、× 構築 → 〇 ビルド、× 空き時間の残高 → 〇 残りの無料時間 ...
Microsoft 365 ドキュメントのテスト ベース
https://learn.microsoft.com/ja-jp/microsoft-365/test-base/
https://learn.microsoft.com/en-us/microsoft-365/test-base/ [英語]
日本語依存のアプリのテストには、カスタムイメージの VHD を準備してアップロードすればできそうだけど、それはそれで苦労しそう。
いろいろ試して、3 日間で 無料100時間枠の 20 時間くらいの消費。
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