2018/08/31

本日の Windows Update - 2018 年 8 月 31 日

8/30 付(米国時間、うちでは 8/31 10:00 頃検出)で Windows 10 ver 1803 に対して累積更新プログラムがリリースされ、Windows Update で配布されています。例の Certlm.msc の問題(→
本日の Windows Update - 2018 年 8 月 22 日 (Intel CPU 関連)と v1803 の未解決の問題)は、サポート情報を見る限り修正されている模様。インストール後に確認してみる。た。それはそれとして、突然の再起動にご注意。

August 30, 2018-KB4346783 (OS Build 17134.254)
https://support.microsoft.com/en-us/help/4346783/
"Addresses an issue that causes computer certificate enrollment or renewal to fail with an "Access denied" error after installing the April 2018 update. This issue occurs when the registry process has a lower process ID (PID) than all other processes except SYSTEM. "
Windows Defender Application Guard (WDAG) の問題(→ Windows 10 ver 1803 の 2018-08 CU の WDAG 問題の回避(が面倒)+入力問題解消の境目)が既知の問題 (Known issues in this update) に残っていますが(8/31 11:00 時点)、コピペ ミスなのかどうかは不明(つまりこの累積更新で解決済みなのか否かは不明)。たぶんコピペ ミス。問題は修正されているっぽい。

Windows 10 1709 以前(Windows 10 ver 1607 と Windows Server 2016 以降)にも出てます。

August 30, 2018-KB4343893 (OS Build 16299.637)
https://support.microsoft.com/en-us/help/4343893/
August 30, 2018-KB4343889 (OS Build 15063.1292)
https://support.microsoft.com/en-us/help/4343889/
August 30, 2018-KB4343884 (OS Build 14393.2457)
https://support.microsoft.com/en-us/help/4343884/

8/31 16:00 の時点で Windows 10 release information (https://www.microsoft.com/en-us/itpro/windows-10/release-information) のページはまだ更新されていない。

で、例の問題は...

2018/08/29

予告されていた Windows 10 v1803 2018-08 "D" CU はまた延期?

8/31 追記) 8/31 に Windows 10 ver 1607 以降と Windows Server 2016 以降向けに累積更新プログラム "D" 出ました。以下で予告されていた日からは遅れましたが、ver 1803 の問題は修正されています。→ 本日の Windows Update - 2018 年 8 月 31 日

以下の公式ブログで予告されていた、Windows 10 バージョン 1803 向けの 8/28 の累積更新プログラム(8月の“D”リリース 、Patch Tuesday が “B”リリースで、その翌週が "C"、その翌週が”D") はなしになたのかな?それとも延期(8/31 に)

Windows 10 RS4 (1803) におけるコンピューター証明書が要求できない問題について
https://blogs.technet.microsoft.com/jpntsblog/2018/08/17/rs4_computer_certenrollment/

2018 年 8 月 28 29 日にリリースされる予定の累積更新プログラムに本事象の修正が含まれる予定です。” (8/29 12:00 時点で 29 日に書き換え確認)
2018 年 8 月 31 日にリリースされた累積更新プログラム KB4346783 を適用ください。
(8/31 15:44 には書き換え確認)

これで解決されるはずだった、Windows 10 バージョン 1803 の未解決の問題はこちらのCertlm.msc の問題(↓)。

本日の Windows Update - 2018 年 8 月 22 日 (Intel CPU 関連)と v1803 の未解決の問題

8/30 追記) 太平洋標準時で 8/30 になったけど (8/30 16:00 JST)、累積更新の気配なし。

2018/08/22

Windows 10 ver 1803 の 2018-08 CU の WDAG 問題の回避(が面倒)+入力問題解消の境目

ちょっと Windows 10 ver 1803 の Windows Defender Application Guard (WDAG) のスクリーンショットを撮りたいのと、日本語入力まわりの問題が改善してるのかどうかを確認したくて、先日、17134.112 メディアでクリーンインストールし、 Windows Update で 2018-08 の累積更新(CU 17134.228)とその他の更新プログラムで最新にしてあった仮想マシンに WDAG をセットアップしてみたら...


2018-08 CU の KB4343909 の既知の問題に遭遇したらしい。時間はかかりますが、回避策はあります。あと、WDAG に関して良いニュースもありましたが、この問題を解決しないことには良いニュースを受け取ることができません。

本日の Windows Update - 2018 年 8 月 22 日 (Intel CPU 関連)と v1803 の未解決の問題

(※初出時からいろいろと変更しました。当初 2018-08 の更新と誤解していたことや、v1607 のKB4091664 を KB4346087 とコピーミスしてたとか。最終更新 2018/8/22 17:00)

該当する Intel プロセッサ搭載 PC に再起動を伴うマイクロコードの更新プログラム(Spectre などの Intel プロセッサの脆弱性問題関連)。

「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックしてインストールされるのは、きょう公開されたマイクロコードの更新プログラムの 1 つ前のやつ? 更新プログラムの名前が 2018-07 から始まるのでちょっと驚き、戸惑う。

2018/08/20

Windows Server, ver 1709 以降で LCOW (Linux Container on Windows)- 2018年8月版

Windows 10/Server ver 1709 以降でお試しできる LCOW (Linux Container on Windows)の手順が、以前と変わっていたので Windows Server 2019 Insider Preview (ビルド 17733.1000) で試したときのメモ。詳しくは以下。

Linux containers on Windows built with LinuxKit
https://github.com/linuxkit/lcow

2018/08/15

本日の Windows Update - 2018 年 8 月 15 日(実況終了)

今日(8/15)は 8 月の Patch Tuesday (日本は第二火曜日の翌水曜日)。片手間になりますが、Windows、Office、Docker の各バージョン/チャネルについて、何かあればレポートしようかなと思う。(最終更新 8/15 18:00 8/17 18:30)

7月は...
本日の Windows Update - 2018 年 7 月 11 日(実況終了)
本日の Windows Update - 2018 年 7 月 17 日 (10 日の更新の修正、対象は全バージョン)
本日の Windows Update - 2018 年 7 月 25 日(もう 1 つの定例)


8 月の特記事項:
※ Windows Update とは別件ですが、Adobe Acrobat & Reader に更新予告。
Upcoming Security Updates for Adobe Acrobat and Reader (APSB18-29)
http://blogs.adobe.com/psirt/?p=1591
→ Security Bulletin for Adobe Acrobat and Reader | APSB18-29 (予告されてたやつ)
https://helpx.adobe.com/security/products/acrobat/apsb18-29.html
最新の Adobe Acrobat Reader DC はバージョン 18.011.20055(アプリからアップデートの有無を確認で更新開始)

※2018-08 の更新で対策されるセキュリティ問題はこちら。
日本のセキュリティチーム > 2018 年 8 月のセキュリティ更新プログラム (月例)
https://blogs.technet.microsoft.com/jpsecurity/2018/08/15/201808-security-updates/

※ 2018-07 の .NET Framework の更新問題(↓)が、Windows 10/Server 2016 以降の 2018-08 品質更新プログラムで解消されています。Windows 8.1/Server 2012 R2 以前は既に修正版ありますが、2018-08 の Monthly Rollup または Security Only Updates にも修正が含まれます。Windows 10/Server 2016 向けには先月末の累積更新プログラム KB4346877 で修正されてましたが、Windows 10 ver 1703 以降はこれでようやく解消。

"Access Denied" errors and applications with COM activation fail after installing July 2018 Security and Quality Rollup updates for .NET Framework
https://support.microsoft.com/en-us/help/4345913/

※今日の時点では大きな問題は報告されていないようですが、既知の問題は、後で追加されていくことがあるので、数日間は各サポート情報の Known issues in this update を要チェック(日本語情報に反映されるまで時間がかかるので、英語情報をチェック)!


※8/17 追記) 7/10に半期チャネル向けリリースになった v1803 に企業向けの重大な問題あり。リリースから約 4 か月、8/22 の累積更新プログラムで修正されるという予告。
Windows 10 RS4 (1803) におけるコンピューター証明書が要求できない問題について
https://blogs.technet.microsoft.com/jpntsblog/2018/08/17/rs4_computer_certenrollment/

2018/08/14

未確認情報(強制アップデート ミス再び?)

Windows Update for Business(WUfB)ポリシーで機能更新の延期設定をしている Windows 10 ver 1709 PC を ver 1803 化している更新プログラムが 8 月上旬に配布されたというウワサ(複数)あり。手元の PC(仮想マシン)では確認されず。

2018/08/13

Windows 10 ver 1803 のクリーンインストール(WinRE 問題を回避しながら、シンプルなパーティション構成で)

以下の投稿や投稿の中にある @IT さんの記事で書いたように、Windows 10 バージョン 1803 (April 2018 Update)をインストールメディアからベアメタル PC にクリーンインストールした場合、Windows 10 に”すべてお任せ”しちゃうと、Windows 回復環境(WinRE)が C:\Recovery\WindowsRE にセットアップされてしまうという問題の、さらに補足。

Windows 10 の追加の OEM パーティションの謎(が解けたかも)(2018/08/09)

Windows 10 バージョン 1709 以前をクリーンインストールする場合も、機能更新後に追加の回復(OEM)パーティションが追加されるのを避けるには、以下の成功した手順でインストールするといいかも。

Windows Sysinternals 更新情報(2018 年 8 月 8 日)- Autoruns v13.90 → v13.91

Autoruns v13.91 がリリースされていました。https://live.sysinternals.com/files によると 8 月 8 日に公開されたようです。Sysinternals のサイト(→ https://docs.microsoft.com/en-us/sysinternals/downloads/autoruns)や公式ブログ(→ https://blogs.technet.microsoft.com/b/sysinternals/)には情報なし(8/13 現在)。なので、何が変わったのか不明(たぶん v13.90 のバグ修正だと思いますが)。

前回の更新:
Windows Sysinternals 最新情報(Sysmon v8.0, Autoruns v13.90) (2018/07/06)

2018/08/09

Windows 10 の追加の OEM パーティションの謎(が解けたかも)

@IT さんの以下の記事を書きました。Windows 10 バージョン 1803 になって、回復(OEM)パーティションが空になったり、余計に追加されたりすることがある件、謎が解けた気がする。というか、新規インストールのテストすらせずに、インストールメディアを公開しちゃっているのかしらん。

Windows 10の回復パーティションから消えた「WinRE」の行方
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1808/09/news027.html

この記事では、最新(2018年7月版)のWindows 10 ver 1803 の新規インストールで回復パーティションが空になる件について考察していますが、Windows 10 へのアップグレード(1709 以前でも)で OEM パーティションが追加される(UEFI ベースのシステムの場合は2つ目の)理由について補足。

2018/08/07

あすたらびすたエメットさん

@IT さんに、2018年7月31日にサポートが終了した EMET の記事を書きました。

@IT > お疲れさま、そしてサヨウナラ、エメット(EMET)さん
 [URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1808/07/news009.html


記事を書いたときには、EMET のサイトと EMET 5.52 のダウンロード サイトは生きていましたが、本日(8/7)、英語の EMET サイトが消え、Microsoft Security Response Center に飛ばされるように。(8/8 追記、日本語サイトも消えました)

EMET 日本語サイトと ダウンロード サイトはまだ生きてます。EMET 5.52 のインストーラーが入用の方は、お急ぎを。そのうち消えるかも。→ https://aka.ms/emetdownload
(注:EMET は完全にサポートが終了した製品です)

2018/08/06

インストール済みの Office 2013/2016 を識別できるかもしれないスクリプト(注:テストは不十分)

インストールされている Office 2013 および Office 2016 を検出しようと思って作ったスクリプト「OfficeMsiOrC2r.ps1」。

(こ、こいつ動くぞ→)

クイック実行(Click To Run、C2R)かWindowsインストーラー(MSI)か、32 ビット Office か 64 ビット Office かを識別しようとがんばったもの)。

ちゃんと動かないかもしれないので、あくまでも参考として。無保証。

2018/08/01

インストール済みの .NET Framework バージョンを識別するスクリプト (v2)

(※8/2 追記:適当に書いたやつを ScriptCenterにアップしたので、その後、もろもろの修正版 Version 2.1 に差し替えました)

以下のドキュメントに説明されていることを、PowerShell スクリプト(get-dotnetver.ps1)にしてみた。.NET Framework 4.5 以降の出力結果の表現は、以下のドキュメントのママ。.NET Framework 1.0 はどうなっているのかよくわからないので省略。

How to: Determine which .NET Framework versions are installed
 [URL] https://docs.microsoft.com/en-us/dotnet/framework/migration-guide/how-to-determine-which-versions-are-installed 

Get-DotNetVer.ps1 (8/2 Version 2.1)のダウンロードはこちらから。

TechNet Script Center > Determine which .NET Framework versions are installed by PowerShell (※08/02 に修正版 v2.0 に更新)


.NET Framework のサポートのライフサイクルについてはこちらで確認。
Lifecycle FAQ -- .NET Framework 
[URL] https://support.microsoft.com/en-us/help/17455/  

8/2 追記)
.NET Framework 4.5 以降がインストールされているときの .NET Framework 2-4 のバージョン 4 の出力は意味がないので、これを消すように修正版 v2.1 を ScriptCenter にアップしました。

注:.NET Framework 4.0 と .NET Framework 1.0/1.1 の PC でどうなるかテストしてません。いずれもサポート終了バージョンなので、知りません。