暗号化ファイル システム (EFS) なんて使ってないし、NTFS でないドライブも接続していないし、なんで？ ていうか、非 NTFS ドライブに EFS のファイルが見つかることってあり得んの？
システム イメージのバックアップ派なので、ファイルの履歴なんて使っていないけど気になる、気になる...
念のため、CIPHER /N /U を実行して、ローカル ドライブに EFS で暗号化されたファイルが存在しないかどうかをチェックしてみても見つからず。ローカル ドライブ (ブートもシステムも) は NTFS ドライブなのでメッセージとは関係ないかもしれませんが。
あるいは、もしかして誤訳？ こちら (http://www.microsoft.com/Language/ja-jp/Search.aspx) で検索してみると...
"File History has found files that are encrypted with Encrypting File System, on a network location, or on a drive that doesn’t use the NTFS file system. These files won’t be backed up."
追記) ちょっと訂正。問題のメッセージの PC では、以前、ワーク フォルダーを設定したときに EFS が設定されたことがあったっぽいです。クリーンな Windows 8.1 Enterprise 環境では表示されませんでした。
この状態でファイルやフォルダーを EFS で暗号化すると、あのメッセージが表示されるようになります。それも、ファイル履歴とは関係のない場所に EFS ファイルがあってもです。そんでもって、暗号化を解除しても、ファイルを削除しても、以後、あのメッセージを表示し続けるようです。
ついでに、誤訳の疑惑をはっきりとさせておきましょう。FAT 形式でフォーマットしたばかりの USB メモリ (空っぽ) を Windows 8.1 (無印) のライブラリに追加してから、ファイルの履歴を開いてみます。すると、Windows 8.1 (無印) にもあのメッセージが表示されました。こんどは、ライブラリから USB メモリを削除すると消えます。EFS のファイルは存在しませんし、Windows 8.1 (無印) なのでそもそも EFS も使えません。
というわけで、
"ファイル履歴で、ネットワーク上の場所、または NTFS ファイル システムを使用していないドライブ上に、暗号化ファイル システムで暗号化されているファイルが見つかりました。これらのファイルはバックアップされません。"
は明らかに誤訳ですね。
"ファイル履歴は、(ファイル履歴の対象となっているライブラリ、デスクトップ、連絡先、およびお気に入り の中に) 暗号化ファイル システムで暗号化されているファイル、またはネットワーク上の場所にあるファイル、または NTFS ファイル システムを使用していないドライブ上のファイルがあっても、これらのファイルはバックアップされませんよ。"
が正しいと思います。空っぽの FAT ドライブをライブラリに追加したときの挙動からすると、ファイルの有無を見ているのではなく、今後の可能性からメッセージを表示しているんだと思います。"found" じゃなく、"has found"なんで。違ってたらごめんなさい。
2/21 さらに追記)
まとめると、
●このコンピューターで EFS でファイルを暗号化したことがある → ファイル履歴の対象フォルダーに EFS で暗号化されたファイルを置いても、ファイル履歴ではバックアップされない。
●ファイル履歴の対象にネットワーク ドライブがある → ファイル履歴の対象フォルダーにファイル (暗号化関係なし) を置いても、ファイル履歴ではバックアップされない。
●ファイル履歴の対象に非 NTFS ドライブがある → ファイル履歴の対象フォルダーにファイル (暗号化関係なし) を置いても、ファイル履歴ではバックアップされない。
ということを、ファイル履歴をオンにする前に注意喚起してくれているんで、メッセージを表示する条件は仕様どおり。でも日本語がおかしい。
2/21 さらに、さらに追記)
別の PC で EFS で暗号化したファイルを保存した NTFS ドライブをライブラリに追加しても、あのメッセージは表示されませんでした。やっぱり、ファイルは見ていない。
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