
同時に限定プレビュー提供 (限定とは言ってもアンケートに回答すれば招待されます) が始まった Windows Azure Hyper-V Recovery Manager (英語では Hyper-V Recovery Manager Vault) も気になります。
Windows Azure > 復旧サービス
[URL] http://www.windowsazure.com/ja-jp/home/features/recovery-services/
今回は、将来利用可能になるであろう、これらのサービスを利用した Hyper-V のオフ サイト バックアップについて、ちょっと試してみました(失敗しましたが)。
Windows Azure Backup with System Center 2012 SP1 Data Protection Manager
Windows Server 2012 または Windows Server 2008 R2 SP1 に Windows Azure Backup エージェントを追加してスタンドアロンで使用する場合、Windows Server バックアップと良く似た操作でディスク ツー クラウドのスケジュール バックアップができます。ただし、Windows Server バックアップとは異なり、システム状態やベアメタル回復、アプリケーション (Hyper-V や SQL Server の VSS バックアップ) には対応しておらず、ファイルとフォルダーのバックアップだけに対応しています。
System Center 2012 SP1 Data Protection Manager (DPM) の環境に Windows Azure Backup エージェントをインストールすると、SCDPM のオンライン保護機能が利用可能になります。オンライン保護を利用するには、Windows Azure Backup に SCDPM のサーバーを登録します。こんな感じ。エージェントのインストールが失敗する場合は、2013 年 4 月の DPM 向け更新プログラムを Windows Update でインストールしてください。
(↓ ここだけ英語のサービス名称である Backup Vault になっている)
オンライン保護は、通常のディスク ツー ディスクのバックアップを行う保護グループで有効化できます。保護グループの作成ウィザードにはちゃんとクラウド アイコンと Windows Azure Backup の文字が見えます。
オンライン保護を有効化します。
保護グループのバックアップ対象(ディスク ツー ディスク) の中から、オンライン保護を行うものを選択します。選択できないもの (以下の場合は System State:システム状態) は、Windows Backup でサポートされないものだそうです。SQL Server のデータベースや Hyper-V のホスト設定、および仮想マシンは選択可能です。
残念ながら、Hyper-V ホスト設定(Host Component) のクラウドへのバックアップは失敗、仮想マシンのバックアップはいつまでたっても終わらず(SQL DB のバックアップは試していません)。←今ここ
Windows Azure Hyper-V Recovery Manager
Windows Azure Hyper-V Recovery Manager は、 Windows Server 2012 Hyper-V の Hyper-V レプリカと System Center 2012 SP1 Virtual Machine Manager (VMM) と連携して機能するサービスのようです。
この機能を利用するには、Windows Azure Hyper-V Recovery Manager をサインアップ (現在は限定プレビュー中) して資格情報コンテナーを作成し、公開キー証明書をアップロードした上で、VMM サーバーに Windows Azure Hyper-V Recovery Manager Provider というものをインストールしてセットアップします。
日本語環境でセットアップを実行したところ、証明書の選択しようとするとこんなエラーが。おそらく、ローカル コンピューターの証明書ストアのパスが 個人\証明書 なのが気に入らないんだと思います。
そこで、英語(en-us) の言語パックを追加して、システムロケールと表示言語を英語(en-us) に切り替え、再実行したところ、この問題を回避できました。
ところが、クラウドへのサーバー登録中に Internal Service Error が発生。現在ここ。
というわけで、動作を確認することはできなかったのですが、以下のドキュメントで雰囲気はつかめるかと。
Configure Windows Azure Recovery Services to provide a Hyper-V recovery environment
[URL] http://www.windowsazure.com/en-us/manage/services/recovery-services/configure-a-hyper-v-recovery-vault/?fb=ja-jp
また無駄に時間を費やしてしてしまった...
追記)
こちらのほうがイメージをつかみやすいです。
Guided Hands-on Lab: Disaster Recovery for Private Clouds with Windows Azure Hyper-V Recovery Manager - Build Your Private Cloud in a Month
[URL] http://blogs.technet.com/b/keithmayer/archive/2013/04/13/step-by-step-disaster-recovery-for-private-clouds-with-windows-azure-hyper-v-recovery-manager-build-your-private-cloud-in-a-month.aspx
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