2010/11/11

SCVMM SSP 2.0 Dashboard もインストールしてみた

昨日の本体に引き続き、Microsoft System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0 Dashboard (SSP 2.0 Dashboad) の方もインストールしてみました。

SSP 2.0 Dashboard は、SSP 2.0 で作成した Infrastructure のステータス情報と、リクエストの状況、リソースの使用状況、課金情報を表示するためのポータルです (見るだけの機能しかありません)。




日本語環境だとインストールがうまくいかないようなので (SSP 2.0 RC の状況を参考にすると) 、SCVMM サーバーとは別の Windows Server 2008 R2 マシン(日本語版) に英語の言語パックをインストールして、システムロケールを English に変更してからインストールしました。特に問題なくインストールは完了。動作も問題なさそう。インストールが終わったら、日本語ロケールに戻せます。ちなみに、私の場合、日本語環境にインストールすると「Permanent Error」でインストールが失敗し、ロールバックしてしまいました。

SSP 2.0 Dashboard のシステム要件として、Windows SharePoint Services (WSS) 3.0 SP2 または Microsoft Office SharePoint Server 2010 SP2 と SQL Server 2008 が必要になります。Windows SharePoint Services 3.0 SP2 (x64) は Windows Internal Database を使用する基本(スタンドアロン)インストールで OK。SQL Server 2008 は、SSP 2.0 Dashboard のインストール時に SharePoint コンテンツを格納するための Session Database「VMMSSPSessionDatabaseDB」の作成先として必要。WSS 3.0 SP2 でインストールされた Windows Internal Database は使用できないので、ローカルに SQL Server 2008 が無い場合は SCVMM サーバーで使用するリモートの SQL Server 2008 に接続すればよいでしょう。

SSP 2.0 Dasboard のインストール中に指定する必要がある Virtual Machine Manager Self-Service Portal Dashboard Database は、SSP 2.0 本体の方の (既存の) データベースであることに注意を。ドキュメント (VMMSP_DashboardUserGuide.docx) のほうには VMM SSP Database Name と表記されているので、UI の方の誤植だと思います。

ここには、SSP 2.0 本体のデータベース サーバーのデータベース名「DITSC」を指定します。「DITSC」というデータベース名に、SSP 2.0 の旧称である Dynamic Infrastructure Toolkit for System Center (DITSC) の名残りが残っています。

SSP 2.0 の前身となった Dynamic Datacenter Tool Kit for Hosters は、カスタマイズ (プログラミング) 前提のツールだったので、それに比べると SSP 2.0 はすごく簡単に導入できます。SCVMM の環境がしっかりと作ってあれば (ライブラリやテンプレート、ホストグループなど)、SCVMM の環境に簡単に追加でき、カスタマイズなしでそのままで利用を開始できます (たぶん)。

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