2020/03/23

(PR) 新刊のお知らせ『Windows版Docker&Windowsコンテナーテクノロジ入門』

日経BPブックナビ(PR) 新刊のお知らせです。

Windows版Docker&Windowsコンテナーテクノロジ入門

価格:2,750円(税込)
ISBN:978-4-8222-8654-5
発行日:2020年4月6日
著者名:山内 和朗 著
発行元:日経BP社
ページ数:196ページ
判型:B5変

日経BPブックナビamazon.co.jp

書店/オンライン書店には、発行日より少し早く出てくると思います。本書について少し紹介&補足・・・


[目次]

第1章 Dockerコンテナーテクノロジ概要
第2章 Docker Enterprise for Windows Server
第3章 Docker Desktop for Windows
第4章 イメージとコンテナーの管理
第5章 サービスとしてのコンテナー実行環境 ~Azure~
(注:Azure Kuberenetes Service についてはサービスの存在だけで、詳しいことには触れていません)

詳細な目次は amazon.co.jp にて。

[補足]

もっとシンプルなタイトルにしたかったのだけれども(「〇〇&〇〇テクノロジ入門」とか)、他の出版社さんから似たような名前の本(「〇〇技術入門」)が既に出てたので、「〇〇&」が付いて長くなっちゃいました。音引き(-)ありなし(コンテナー/コンテナ、テクノロジ/テクノロジー)はマイクロソフトさんの規則に従ってます。→ Microsoft ランゲージポータル

筆者はアプリ開発者ではないので、Docker についての簡単な知識と、Windows コンテナー固有の機能や制限、および Docker Enterprise や Docker Desktop for Windows でホストを構築するインフラ寄りの内容になります。昨年 11 月までにほとんどの内容を書きました関係で、Windows Server 2016 におけるDocker の正式サポートから Docker Enterprise 3.0(Docker Engine 19.03.5)までと、Docker Desktop for Windows  2.1.0.5 まで、ltsc2016 ~ 1909 までのWindows コンテナーのベース OS イメージをカバーしています。2020 年 1 月に Docker Desktop 2.2.0.0 が出ていますが、脚注に補足する形で違いなど少し含めています。

本書では、Docker CE と Docker EE で別だったものが、2018/11 に Docker Desktop Community と Docker Enterprise でエンジンが共通になったと書きましたが、Docker 2.2.0.4 から再び分岐しました。(2018/11 Docker 18.09.x の Docker Desktop 2.0.0.0 と Docker Enterprise 2.0 ~ 2019/11 19.03.5 の Docker Desktop 2.2.0.3とDocker Enterprise 3.0 まで共通)

あと、本書には含めることができませんでしたが、Docker Enterprise と Docker Desktop for Windows は、Windows Admin Center で GUI で管理できます。以下の投稿をご覧ください。

Docker Desktop Dashboard と WAC 1910 の Containers 拡張機能 (2020/03/05)

本書では Docker Desktop for Windows の開発環境として、Visual Studio 2019 と Visual Studio Code を紹介しています(アプリ開発は得意ではないですが)。Visual Studio Code のほうは、Windows コンテナーや LCOW に対応していない Remote Development extension pack (Preview) の Remote - Containers を使った、Linux コンテナーの開発について触れました。

Remote Development extension pack (Preview)
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-vscode-remote.vscode-remote-extensionpack
"Windows container images are not supported." ← https://code.visualstudio.com/docs/remote/containers

ですが、Windows と Linux の両方に対応した Docker エクステンションが最近 v1.0.0 (2020/03/12) に達したことで、その存在に気付いた次第(アプリ開発は得意じゃないので)。

Docker (v1.0.0, 2020/03/12)
https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ms-azuretools.vscode-docker

↓こんな感じで、Windows または Linuxベースでアプリ開発ができます(この例は ASP.NET Core アプリ)。


チュートリアルはトクイこちら。

ASP.NET Core in a container
https://code.visualstudio.com/docs/containers/quickstart-aspnet-core
"Windows is only applicable if your Docker installation is configured to use Windows containers."
3/24 追記)本書では Linux ベースのコンテナー ホスト環境の例として CoreOS Linux を利用しましたが、CoreOS は 2020 年 5 月 26 日に EoL(End-of-Life)になり、更新されなくなります。Azure Marketplace では、CoreOS の互換フォーク、Flatcar Container Linux (by Kinvolk)が利用可能になっています。本書は Windows コンテナー向けの入門書なので本書の内容に直接的な影響はございません。

Flatcar Container Linux available in Azure Marketplace
https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/flatcar-in-azure/
End-of-life announcement for CoreOS Container Linux
https://coreos.com/os/eol/
Steps to Migrate from CoreOS to Flatcar Container Linux
https://kinvolk.io/blog/2020/03/steps-to-migrate-from-coreos-to-flatcar-container-linux/


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