Windows 10 バージョン 1511 以前の「付箋」に書いたメモが、Windows 10 Anniversary Update にアップグレードすると消えてしまう!消えてしまった! なんて話を目にしたので、念のため確認してみました。その結果、メモが消えることはありませんでした。
まず、「付箋」を使っていなかったので、ちょうど Anniversary Update が Windows Update にやってきた Windows 10 バージョン 1511 で「付箋」のメモをいくつか作成し、デスクトップに貼り付けた状態からアップグレードを実施。
実施後、スタートメニューの「Windows アクセサリ」からは「付箋」が消え、プログラムの実体である %Windir%\System32\StikyNot.exe も確かに存在しません。が、スタート メニューから Sticky Notes を開始すると (Windows Ink ワークスペースの「付箋」からも開始できる)、アップグレード前に貼り付けておいたメモが復活しました。色も再現されています。貼り付けてあった場所とは違う場所に出てきますが...
Windows 7 ~ Windows 10 バージョン 1511 まであった Windows デスクトップ アプリの「付箋」(StikyNot.exe)は、Windows 10 バージョン1607 からは削除され、代わりにビルトインの「Sticky Notes」ストア アプリに置き換えられました。
旧「付箋」と新「Sticky Notes」は、データの持ち方が違うんですけど、旧「付箋」の データ ファイル%APPDATA%\Microsoft\Sticky Notes\StickyNotes.snt が、新「Sticky Notes」の %LOCALAPPDATA%\Packages\Microsoft.MicrosoftStickyNotes_8wekyb3d8bbwe\LocalState\Legacy\ThresholdNotes.snt にコピーされて、これで新「Sticky Notes」に移行してるみたいです。
試しに、別の Windows 7 PC の %APPDATA%\Microsoft\Sticky Notes\StickyNotes.snt をファイル名を変更して %LOCALAPPDATA%\Packages\Microsoft.MicrosoftStickyNotes_8wekyb3d8bbwe\LocalState\Legacy\ThresholdNotes.snt に上書きし、新「Sticky Notes」を開始したら、Windows 7 の付箋メモを復元できました。
で、新「Sticky Notes」で作成した新しいメモや、旧「付箋」のメモの変更は、新「Sticky Notes」の新しいデータファイル(ThresholdNotes.snt ではないどこか)に格納されるんだと想像。
英語環境だと同じ名前なので無くなっちゃった!って騒ぎにはならないでしょうが、日本語環境だと「付箋」から「Sticky Notes」に名前が変わっちゃったので混乱します。かといって、Windows Ink ワークスペースのほうは「付箋」なんですよね。
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