2013/11/13

RDP 8.1 対応クライアント for Windows 7 SP1

Remote Desktop Protocol(RDP) の最新バージョン 8.1 に対応した、Windows 7 SP1 向けのリモートデスクトップ接続クライアント(Mstsc) 出ました。Windows 8 版は提供されないようです。Windows 8.1 にしてねってことでしょう。

Update for RemoteApp and Desktop Connections features is available for Windows
[URL] http://support.microsoft.com/KB/2830477

11/20追記) 何か不具合があって、ダウンロード一時停止中らしいです。
2/12追記) ダウンロード再開されました。http://yamanxworld.blogspot.jp/2014/02/rdp-81-for-windows-7-sp1.html

3つの更新プログラムを順番にインストールしないといけないみたい。

でも、日本語のダウンロードサイトにあるインストール方法には、“これらのサポート技術情報は、次の順序でインストールされます: KB2894179、KB2830477、KB2894029”なんて、よくわからないことかいてます。

英語のサイトで見ると、“These KB's must be installed in the following order: KB2574819, KB2830477, KB2857650”の順番です。KB番号順ですね。

(1) An update is available that adds support for DTLS in Windows 7 SP1 and Windows Server 2008 R2 SP1
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2574819/en-us

↑UDPでTLSを使えるようにする更新。RDP 8.0更新(http://support.microsoft.com/kb/2592687/ja)でも前提になってました。RDP 8.0 に更新済みであれば、既に入っているはず。
(2) Update for RemoteApp and Desktop Connections features is available for Windows
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2830477/en-us

↑これが RDP 8.1 対応のリモートデスクトップ接続クライアントの本体らしい。
(3) Update that improves the RemoteApp and Desktop Connections features is available for Windows 7
[URL] http://support.microsoft.com/kb/2857650/en-us

↑これは RDP 8.1 対応のリモートデスクトップ接続クライアントに対するさらなる更新。

今回の更新はリモートデスクトップ接続クライアント(Mstsc.exe)の更新。サーバー機能(リモートデスクトップサービス)を新しくしたければ、(1)と(2)の間にRDP 8.0更新(http://support.microsoft.com/kb/2592687/ja)をインストールすれば、サーバー機能を RDP 8.0 にできます。ややこしいですが。なお、RDP 8.0を有効にするにはポリシー設定が必要です。→『CW アーカイブ > RDP 7.1をRDP 8.0に更新する前に知っておくべきこと』

今回の更新プログラムですが、Windows Thin PC (Windows SA 特典、Windows Embedded Standard 7 SP1ベース) にも適用できました。これで Windows Thin PC も RDP 8.1 クライアントです。

・・・

あいかわらず、“Android と iOS への RDP 8.1 対応クライアント提供に続き”みたいな無責任な内容のニュース記事が出ていますが、あちらは RDP 8.1 対応ではありません。

Microsoft Remote Desktop for Android with RemoteFX (RDP 7.1???)
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2013/10/microsoft-remote-desktop-for-android.html


例えば、こちらのニュース「Microsoft、“RDP 8.1”をWindows 7向けに提供。Windows 8.1環境がリモート操作可能に」。タイトルから爆走しています。私、これまでも Windows 7 SP1 (RDP 8.0) から Windows 8.1 や Windows Server 2012 R2 を操作していたんですが...

"同社はiOS/Androidに対応した“RDP 8.1”クライアントアプリを先日公開している"  →→→ × RDP 8.1 対応ではないと思う。アプリのバージョンは 8.0.x だし。情報元はここ (http://japanese.engadget.com/2013/10/17/ios-android/)  かな? RDP 8.1 対応なんて、アプリの説明にも、マイクロソフトのサイトにも見当たらない。ていうかRDP 7.1 互換だよっていうFAQ が追加されているし。

"新しいバージョンへの接続は“RDP”のアップデートが必要となる"  →→→ × 私、できてますけどど...

"サーバー機能は“RDP 7.1”相当"  →→→ × KB2592687 で Windows 7 SP1 のサーバー機能はずいぶん前に RDP 8.0 にできるようになってます。Windows Server 2008 R2 はクライアント機能のみ RDP 8.0 更新でしたので、RDP 7.1のままですけど。


・・・

言葉だけじゃぁあれなので、Windows NT 4.0 から Windows 8.1 に接続してみました。RDP の最初のバージョン 4.0 (Terminal Server に付属していたの) では、さすがに接続できませんでしたが、RDP 5.1 クライアント (http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=856) だと接続できました (ネットワークレベル認証は RDP 6.0 からなので Windows 8.1 側で無効にする必要があります)。







0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。