2009/12/14

Windows Virtual PC & Fedora 12, openSUSE 11.2

以前の投稿で、Windows 7 の Windows Virtual PC 仮想マシンにおける Ubuntu 9.10、Fedora 11、openSUSE 11.1 の動作可否について触れました。Fedora 12、openSUSE 11.2 がリリースされていたので、この 2 つの情報を追加しておきます。

Ubuntu 9.10 OK
Fedora 12 OK(最初の起動時に起動オプションの追加必要)

Fedora 11 OK(同上)
openSUSE 11.1 NG(インストール途中で応答停止)
openSUSE 11.2 OK(ISO イメージの直マウントは NG→理由は前回の投稿で

インストールに成功した手順: Fedora 12
 (Fedora-12-i386-DVD.iso を使用)
  1. Welcome to Fedora 12!  と表示されたら、Install or upgrade an existing system を選択して、[Tab]キーを押し、次のオプションを追加してインストールを開始する。
    noreplace-paravirt vga=0x317
  2. 適当にインストールを進める。
  3. インストール中の最初の起動時にハングアップするので、インストール メディアで起動し、Welcome to Fedora 12! と表示されたら、Rescure installed system を選択する。、[Tab]キーを押し、次のオプションを追加してレスキューモードでローカルディスクを /mnt/sysimage にマウントする。
    noreplace-paravirt vga=0x317
  4. vi エディタなどで /mnt/sysimage/etc/grub.conf を開き、既定の起動エントリに以下のオプションを追加して上書き保存する。exit で再起動し、ローカルディスクから起動すると、インストールが再開する。
    noreplace-paravirt vga=0x317



















インストールに成功した手順: openSUSE 11.2
(openSUSE-11.2-DVD-i586.iso を Daemon Tools 経由で使用、直マウントはチェックサムエラーのため NG)
  1. openSUSE Installer を起動し、[F2\日本語]を設定する。[インストール]を選択し、[起動オプション]に次のオプションを追加する。
    noreplace-paravirt vga=0x317
  2. あとは適当にインストールを進める。ISO イメージ (4 GB 以上) を直接マウントした場合、コンポーネントの依存関係チェックのあたりで、チェックサムエラーやメディア読み取りエラーが発生するので注意(→理由は前回の投稿で)。





















なお、以前の投稿で VMAdditions for Linux の vmadd と vmadd-timesync は互換性がありそうだと書きましたが、Fedora 12 と openSUSE 11.2 では動かすことはできませんでした。vmadd-mod.c が要求するヘッダー(/usr/include/linux/interrupt.h や vmalloc.h ...)が最近の kernel-headers から削除されているようです。