2024/02/02

Azure Stack HCI 23H2 GA

 2/1(PT)に、Azure Stack HCI 23H2 (2311.2) が正式にリリースされました。

Generally Available: Azure Stack HCI latest feature release
https://azure.microsoft.com/ja-jp/updates/generally-available-azure-stack-hci-latest-feature-release/
Azure Stack HCI version 23H2 is generally available
https://techcommunity.microsoft.com/t5/azure-stack-blog/azure-stack-hci-version-23h2-is-generally-available/ba-p/4046110

ドキュメントは昨日の夕方(2/1 0:00 PT?)に既に変わってたので、もうすぐと思ってましたが...

About Azure Stack HCI, version 23H2 deployment (2024/02/01)
https://learn.microsoft.com/en-us/azure-stack/hci/deploy/deployment-introduction

Important
Azure Stack HCI, version 23H2 is the latest GA version, which doesn't support upgrade from version 22H2. Begin with a new 2311 deployment, update to 2311.2, and strictly follow version 23H2 deployment instructions. Don't mix steps from version 22H2 and version 23H2.” 
現時点”では22H2 からのインプレースアップグレードはサポートされないそうで。 Azure Stack HCI version 23H2 is generally available のほうには、インプレースアップグレードはもうすこしテストに時間が必要で早ければ来月から一部の顧客に対してインプレースアップグレードの提供を開始し、年内にすべての顧客に拡大するって書いてある。

バージョン22H2までのデプロイ方法は、Azure Stack HCI OSをインストールして、Windows Admin Center (WAC) のウィザードからクラスターをセットアップして、Azure に登録(Azure Arc-enabled Azure Stack HCI)してましたが、

バージョン23H2は、Azure Stack HCI OS をインストールして、Azure Arc にサーバーを登録して(Azure Arc-enabled Servers)、AzureポータルまたはARMテンプレートを使用してクラスターのセットアップとAzure Arc-enabled Azure Stack HCI への登録という感じで、デプロイ方法が大幅に変更されてます。

でも、GA しても Azure ポータルからのダウンロードには「23H2(プレビュー)」となっているけど、現在ダウンロードできるのは2023年11月リリースの23H2プレビュー(2311)。Windows Updateして 23H2 GA(2311.2、OSビルド 25398.643)にしてから、クラスターのデプロイへと進めばいいみたい("Begin with a new 2311 deployment, update to 2311.2, and strictly follow version 23H2 deployment instructions.")。


また、2311/2311.2 はインボックス ドライバー(DriverProvider: Microsoft)はサポートされないらしいので、22H2 ではできた Hyper-V VM でラボ環境は、23H2 では作れなさそう。

Azure VM の高速ネットワーク(Driver Provider: Mellanox Technologies Ltd.)ならいけると思う。JumpStart HCIBox (https://azurearcjumpstart.com/azure_jumpstart_hcibox/getting_started) は、そのうち 23H2 ベースに入れ替えられるそうなので。

追記) Azure ポータルから「プレビュー」文字取れたけど、メディアは 2023 年 11 月のもの(25398.469.231004-1141.zn_release_svc_refresh_SERVERAZURESTACKHCICOR_OEMRET_x64FRE_en-us.iso)で変わっていない。ので、再ダウンロードする必要なし。


 

1 件のコメント:

  1. Masayuki Ozawa2024/02/08 10:15:00

    これらの情報がありますので Hyper-V VM でもラボ環境は構築できそうですね。
    https://arcjumpstart.com/azure_jumpstart_hcibox
    https://learn.microsoft.com/en-us/azure-stack/hci/deploy/deployment-virtual

    現時点では物理環境でしか検証が進められていないのですが展開時に
    ===
    Get-WmiObject -Query "SELECT * FROM MSFT_NetAdapterAdvancedPropertySettingData WHERE ((Name LIKE '')) AND ((RegistryKeyword LIKE 'VlanID'))" -Namespace "ROOT/StandardCimv2"
    ===
    というような WQL が実行されているようで、インボックスドライバーの場合、このクエリで結果が取得できないケースがあるようで、それにより展開時にエラーとなるという事象は確認できています。(インボックスドライバーでも結果が取得できる場合は展開を進めることができるようでした)

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