2016/12/07

Windows 10: Windows Update に検出されてしまった機能更新をブロックするのが厄介

Windows 10 Home バージョン 1511 (ビルド 10586) を検証用に残しておこうと、新規インストールして構成していたら、Windows 10 の自動更新機能ですぐにバージョン 1607 (ビルド 14393) が検出されて、ダウンロードを始めてしまいました。

Windows 10 Home は Windows Update が自動更新しかないので (*1)、Windows 10 Home の場合、ダウンロードが始まってしまった機能更新をキャンセルして、以後、インストールされないようにするのはちょっと厄介かもしれません。成功した方法をメモ。

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*1 Windows 10 Home の場合、Windows Update サービスのスタートアップを「無効」にする方法はありますが、レジストリ設定とかで自動更新を手動に切り替えることはできません。ポリシー設定と同じレジストリ設定を行う GUI ツールを出している方がいるみたいですが、Windows 10 Home には効き目が無いと思います。

Windows Update の自動更新で機能更新が検出されてしまったら、ネットワークを切断する (ケーブルを抜く、仮想マシンならネットワーク アダプターのマップを解除) などの方法でとりあえずインストールを失敗させます。今回は Windows 10 x64 を仮想マシンで実行していたので、メモリ割り当てを 1 GB 以下にすることで失敗させました。Windows 10 バージョン 1607 x64 は 2 GB ないと Windows Update でのインストールは失敗します。ただし、このままではインストールの試行が続きます。

機能更新のインストールを強制停止したら、管理者としてコマンドプロンプトを開き、Windows Update サービスを停止して、C:\Windows\SoftwareDistribution を名称変更 (および削除)。

net stop wuauserv
ren C:\Windows\SoftwareDistribution C:\Windows\SoftwareDistribution.old 
rd C:\Windows\SoftwareDistribution.old /s



Show or hide updates トラブルシューティング ツール (http://download.microsoft.com/download/F/2/2/F22D5FDB-59CD-4275-8C95-1BE17BF70B21/wushowhide.diagcab) を実行して、機能更新を隠します。機能更新を失敗させるためにネットワークを切断した場合は、再接続してから実行します。

念のため PC を再起動します。(Windows Update のボタンが[再試行]や[更新プログラムのチェック]になっていたら不要かも)

PC の再起動後、Windows Update でチェックしてみると、機能更新が検出されず。成功。

長い間放置しておいた Windows 10 バージョン 1507 (ビルド 10240) でも同じようにやってみました。こちらもブロックできました。Show or hide updates 後の再起動は必要ないみたいです。


 ・・・

なお、Windows 10 Pro/Enterprise/Education ならローカル コンピューター ポリシー (Gpedit.msc) で「コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows Update\自動更新を構成する\自動更新を構成する」ポリシーを「無効」にすれば、自動更新を切る(または有効にして 2 または 3 で通知) ことができるので、その間に落ち着いて Show or hide updates で機能更新 (アップグレード) をブロックできます。

また、以下のポリシーで機能更新(アップグレード)を延期することもできます。でも、バージョンが変わるたびに変更されてしまうポリシーって...

Windows 10 バージョン 1607 の場合 (次の CB を最大 180 日、次の CBB を 0 ~ 180 日延期可能):
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows Update\自動更新を構成する\Windows Update の延期\機能更新プログラムをいつ受信するかを選択してください

Windows 10 バージョン 1511 の場合 (次の CBB を最大 8 か月延期可能) :
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows Update\アップグレードおよび更新を延期する (※注:このポリシーは来年 5 月末頃まで 14393 のブロックに使えるはず)

Windows 10 バージョン 1507 の場合 (このリリースは CB と CBB が同時、バージョン 1511 の CBB が始まるまで延期できたのかは???):
コンピューターの構成\管理用テンプレート\Windows コンポーネント\Windows Update\アップグレードおよび更新を延期する (※注:既にこのポリシーは意味なし)


Windows 10 バージョン 1507 は、リリースされてからずいぶん経過しているので、上記のポリシーや Windows Update の詳細オプションの「アップグレードの延期」を有効にしても、もう効き目が無いと思います。実際、バージョン 1507 で「アップグレードを延期する」を UI でチェックしても、バージョン 1511 が降ってきました。

(バージョン 1507 には 1511 をスキップして 1607 が来るとばかり思ってましたが、1511 はスキップされないみたいですね。)

バージョン 1511 の CBB スタートは 2016 年 3 月、バージョン 1607 の CBB のスタートは 2016 年 11 月です。詳しくは...

Windows 10 のリリース情報
[URL] https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows/release-info.aspx
Windows 10 1607 is now a Current Branch for Business (CBB) release (
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/windowsitpro/2016/11/29/windows-10-1607-is-now-a-current-branch-for-business-cbb-release/ Windows 10 1511 is now a Current Branch for Business (CBB) release ()
[URL] https://blogs.technet.microsoft.com/windowsitpro/2016/04/08/windows-10-1511-is-now-a-current-branch-for-business-cbb-release/


4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

興味を持って拝見しています。

Windows 10 のポリシー設定でちと疑問が出てきましたので質問をします、尚サイトのポリシーにそぐわない場合はスルーして頂いて結構です。

現在 Windows 10 PRO 1511 を使用し(グループポリシーで遅延設定 8ヶ月)いる状態で 1607 へは 1511 のサポート期限ギリギリ迄引き延ばす事を目論んでいます。
この設定の「遅延設定」の起算日についてなのですが

チュートリアル: グループ ポリシーを使った Windows Update for Business の構成
https://technet.microsoft.com/ja-jp/itpro/windows/manage/waas-wufb-group-policy


Windows 10 Version 1511 での Windows Update for Business の構成

[以下についてアップグレードを延期する]: このオプションでは、機能更新プログラムを最大 8 か月延期できます。この数値が、CBB の既定の延期 (CB から約 4 か月) に加算されます。 Windows Update for Business を使用すると、このオプションを指定して CBB 機能更新を調整できます (オフセットの合計は CB から最大 12 か月)。

と有ります、単独で PC を使用している場合は此に該当せずサーバー を組んだ場合にのみ該当するのでしょうか?
もし単独でもこの説明(Microsoft ブログ の内容)通りなら今年の 8月?9月?迄は遅延可能と思いますが如何でしょうか?

山市 良 さんのコメント...

CBBの設定はPCの「アップグレードを延期する」設定またはポリシー設定。Windows Update for Businessの設定はポリシー設定です。Active Directoryドメインに参加しているのであれば、グループポリシー(またはローカルポリシー設定)、Active Directoryドメインに参加していなければローカルポリシー設定を使用して、Windows Update for Businessの設定(CBBの4か月+さらに8か月の延期)ができるということだけだと思います。「サーバー」が何を指しているのかわかりませんが、サーバーを組む、組まないは、まったく関係しないと思います。

仕様上は説明されているとおりなのですが、マイクロソフトが境界値でテストしているのかどうかはわかりません。そもそもCBBの4か月も、正確に4か月というわけではなく、マイクロソフトがCBB向けにリリースしたと発表した時からだと思いますし、どこからどう数えて8か月なのかもはっきりしないです。

匿名 さんのコメント...

遅く成りました、有り難う御座います。

> 「サーバー」が何を指しているのかわかりませんが

Active Directoryドメインに参加の有無を指しての事です(この辺の理解が出来ていない)。


> マイクロソフトがCBB向けにリリースしたと発表した時からだと思いますし、どこからどう数えて8か月なのかもはっきりしないです。

そうですね、自分も CBB 向けにリリースしたと発表した時からととは思うのですMicrosoftからの情報が無いし(此はどうにかして欲しい)情報サイト(ライターさんからの情報)にもこういった関係の情報が無いので困惑している状態です。

実際の挙動を観て推測するしか無いのでしょうね、それでも其れが将来的に同じとは限りませんが・・・。
Show or hide updates ツールの動作も注視してチェックしておかないと不意打ちを食らい VER UP をされかけましたしね( CB の時にブロックしても CBB 後は別物と判断されて VER UP されるので CBB 後に再度ブロックする必要が有るみたいです。)。

匿名 さんのコメント...

追加

今日の献立「Windows 10の塩漬け」──Windows 10のバージョンを固定する方法 (2/2)
http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1704/04/news008_2.html


Show or hide updates で Upgrade をブロックする場合

> Windows Updateを強制的に停止します。

と書かれていますが手元の環境ではダウンロードが始まった状態で Show or hide updates で Upgrade をブロック > そのまま放置でインストールがエラーに成って Upgrade が中止された状態に成ります。
再起動待ちの状態に成った状態でどう成るかは現在未確認、一応手元の環境での結果を報告しておきます。