2014/12/12

Microsoft Azure Site Recovery がまたまたアップデートされた (ついに VMM なしでも!)

12/16 追記) この投稿をベースにしたちゃんとした記事が @IT さんで公開されました。
Microsoft Azure最新機能フォローアップ: Hyper-VからAzureへ、仮想マシンの直接レプリケーションが可能に-Azure Site Recoveryアップデート
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1412/16/news029.html


Azure Site Recovery についてドキュメントや記事を書きましたが、新しいニュースが入りましたのでフォローしておきます。

ついに、オンプレミスから Azure のサイト回復のセットアップにおいて、System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) を必要としないオプションが提供されました。

Azure Site Recovery enables virtual machine recovery and replication directly in Azure (Thursday December 11, 2014)
[URL] http://azure.microsoft.com/en-us/updates/azure-site-recovery-enables-virtual-machine-recovery-and-replication-directly-in-azure/



以下のフィードバックのように、以前から要望されていたものが形になりました。

Microsoft Azure > Feedback Forums > Site Recovery > How can we improve Microsoft Azure Site Recovery Service? > Non-SCVMM support
[URL] http://feedback.azure.com/forums/256299-site-recovery/suggestions/6093554-non-scvmm-support



セットアップ手順(英語)はこちら。
Getting Started with Azure Site Recovery: On-Premises to Azure Hyper-V Site Protection 
[URL] http://azure.microsoft.com/en-us/documentation/articles/hyper-v-recovery-manager-hypervsite/#enablevirtual

SCVMM も、Active Directory もない、スタンドアロンの Hyper-V ホストでも使えるようになったみたいで、セットアップもそれだけ簡単になってますね。ちょっと試してみました。

1. Azure 管理ポータルで、新規 > データ サービス > 復旧サービス > SITE RECOVERY コンテナーをポイントし、資格情報コンテナーを作成します。

2. クイック スタート ページの[回復のセットアップ]で[オンプレミス Hyper-V サイトと Azure の間]を選択します。すると、手順が示されるので、あとはこの手順に従ってセットアップしていきます。以前はなかった[2 つのオンプレミス VMM サイトの間 (SAN を使用) ]ってのも追加されていますね。こちらは、SAN の機能を利用したレプリケーションだと思います。




ちなみに、現在の選択肢の以前の選択肢の対応は...
  • オンプレミス Hyper-V サイトと Azure の間 (New)
  • オンプレミス VMM サイトと Azure の間 (旧: 内部設置型 Hyper-V サイトと Microsoft Azure の間)
  • 2 つのオンプレミス VMM サイトの間 (旧: 2 つの内部設置型 Hyper-V サイトの間)
  • 2 つの内部設置型 VMware サイトの間 (変更なし、InMage Scout の展開のこと)
  • 2 つのオンプレミス VMM サイトの間 (SAN 使用) (New)
3. [1 Hyper-V サイトの作成]の[Hyper-V サイトの作成]をクリックして、Hyper-V サイト名を入力します。1 つの Hyper-V サイトに、複数の Hyper-V ホストを追加できるみたいです。

4. [2|Hyper-V サーバーの準備]の[登録キーをダウンロード]をクリックして、Hyper-V ホストの登録時に使用するキー(Hyper-Vサイト名_コンテナ名_YYYY年MM月DD日.VaultCredentials)を生成してダウンロードします。

5. [2|Hyper-V サーバーの準備]の[プロバイダーをダウンロード]をクリックして、AzureSiteRecoveryProvider.exe をダウンロードします。このプロバイダーは、従来の SCVMM 用のプロバイダーとは別のもの。

6. Hyper-V ホストで AzureSiteRecoveryProvider.exe を実行してプロバイダーをインストールします。日本環境だとウィンドウ タイトルやボタン名の一部が文字化けするみたい。以下の[完了]ボタンの左は[Continune(続行?)]ボタン。これをクリックして、サーバーの登録を開始します。

7. [Microsoft Azure Site Recovery 登録ウィザード]が開始するので、事前にダウンロードしておいた登録キー(Hyper-Vサイト名_コンテナ名_YYYY年MM月DD日.VaultCredentials)を指定して、資格情報コンテナーと Hyper-V サイトへのサーバーの登録を完了します。
8. Azure 管理ポータルに戻り、[3|リソースの準備]で、Azure Site Recovery 用のストレージ アカウント (レプリケーション先のストレージ) と Azure 仮想ネットワーク (仮想マシンのフェールオーバー後の接続先) を準備します。既にある場合はスキップ。

9. [4|保護グループの作成および構成]の[保護グループの作成]をクリックして、保護グループを作成します。保護グループ名を適当に入力し、ソース(Hyper-V サイト) とターゲット(Microsoft Azure)、ストレージ アカウント、レプリケーション間隔などを指定します。





10. [5|仮想マシンの保護]の[保護する仮想マシンを追加]をクリックして、仮想マシンの保護を有効化します。Hyper-V ホスト上の仮想マシンがリストされるので、[オペレーティング システム]から[Windows]または[Linux]を選択します。VHD/VHDX が複数接続されてある場合は、[オペレーティング システム ディスク]で 1 つを指定する必要があると思います。

ここでインチキして空っぽの仮想マシンで試そうとしてもリストに出てこないのでご注意。私の場合は、VHD/VHDX をフォーマットしてから仮想マシンに接続して、保護を有効化し、レプリケーションするというインチキをしました(その場合、フェールオーバーすると Azure 側で仮想マシンが正常開始、シャットダウンとかできないのでご注意)。

※既に Hyper-V ホスト間で通常の Hyper-V レプリカを構成している仮想マシンは、リストには出てこないようです。
初期レプリケーションの開始...
Hyper-V マネージャーで見るとこんな感じ。
レプリケーション完了。
11. あとは、フェールオーバーに備えて、Azure 仮想マシンのインスタンス サイズだとか、仮想ネットワークの接続を調整。複数の仮想マシンのフェールオーバーを自動化したければ復旧計画を作成。ここら辺は、[オンプレミス VMM サイトと Azure の間]と同じ。

ご注意!
Azure に対するレプリケーションは、この 12 月 1 日から正規料金(これまでは 50%オフでした)の保護対象の仮想マシン 1 台あたり 5,508 円/月で課金されます。テストや評価の場合は、仮想マシンの保護をとっとと削除しましょう。Azure Site Recovery の資格情報コンテナーや Hyper-V サイト、Hyper-V ホストの登録は、残したままでも課金されないはずです(たぶん)。



関連:
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