2013/06/19

CW アーカイブ > 結局のところ RDP 7.1をRDP 8.0に更新していいの?

続き...


このコンテンツは、今は亡き C○MPUTERW○RLD.JP のブログで過去に公開されていたもののオリジナル原稿です。どこぞからクレームがこない限り、もったいないなぁと思う過去の記事を勝手に再掲載していく予定。どこぞからクレームがついたら、即削除しますが...


C○MPUTERW○RLD.JP Blog > 結局のところ RDP 7.1をRDP 8.0に更新していいの? [2012 年 11 月 12 日]


前々回、前回と、Windows 7 SP1向けのRDP 8.0更新の制限事項について、長々と書いてきましたが、結局のところ、RDP 8.0に更新したほうがよいのか、しないほうがよいのか悩ませてしまったかもしれません。クライアントとホストに分けて、どういう場合に更新したほうがよいのか、しないほうがよいのか、まとめてみました。

リモートデスクトップ接続のクライアントとしては、KB2592687の更新をインストールして、Windows 7 SP1標準のRDP 7.1からRDP 8.0に更新しても、ほとんどの場合、問題ないはずです。RDP 8.0に更新することで、接続先がRDP 8.0に対応している場合にRemoteFXのリッチなエクスペリエンス機能と、帯域幅削減、WAN対応といったメリットが得られます。

問題があるとすれば、Windows Virtual PCを使っている場合。Windows Virtual PCの統合機能は、リモートデスクトップ接続クライアント(mstsc.exe)のコンポーネント(mstscax.dll)を使用しているため、KB2592687の更新がWindows Virtual PCの機能の一部に影響します。私が確認できているところでは、ホスト側をKB2592687に更新すると、仮想マシンでドライブの共有(\\tsclient\ドライブ名)が出来なくなるようです。

▲ホスト側をRDP 8.0にすると、ドライブの共有が機能しなくなる。本来であれば、「その他」という分類で、ホスト側で共有したドライブのアイコンが表示されるはず

確認はしていませんが、Microsoft Desktop Virtualization(MED-V)もWindows Virtual PCを利用しているので、RDP 8.0に更新することで何らかの影響があると思います。
リモートデスクトップ接続のホスト側としては、RDP 8.0を有効化(KB2592687の更新+ポリシー設定)するべきかどうかは判断が分かれるところ。まずは、KB2592687(http://support.microsoft.com/kb/2592687/en-us)のKnown issueを許容できるかどうかを確認することです。以下の場合は、RDP 8.0を有効化できないか、しないほうがよいでしょう。

●RemoteFX 3Dビデオアダプターが割り当てられた、Windows 7 SP1の仮想デスクトップ(RDP 8.0は対応していません)
●Windows Virtual PC上で動作するWindows 7 SP1の仮想マシン(MED-Vのワークスペースを含む)
●シャドウ セッション機能をよく利用する(使い方がわかりにくいので、この機能を知らない人は多いかも)
●Aeroグラス表示でないといやだ(ウィンドウの後ろが気になる)
●リモートから接続される予定が無い(相手がいない)
●Windows 7 Home Premiumのマシン(そもそもリモートデスクトップ接続ホストになれません)
●Windows XPのマシン(KB2592687の対象外です)
●RDPなんて使っていない(VNC、ICA、PCoIP派だ)

上記に当てはまらない場合は、RDP 8.0を有効化したほうがメリットが多いと思います。ただし、RDP 8.0を有効化すると、次のようなエラーで接続できなくなるかもしれません。
 


▲リモート側でRDP 8.0を有効化したら、接続が拒否されるようになった

実はこれも、KB2592687(http://support.microsoft.com/kb/2592687/en-us)にちゃんと書いてあります。Windows 7およびWindows 8では、ローカルの管理者ユーザー(ローカルのAdministratorsグループのメンバー)には、既定でリモートデスクトップ接続が許可されますが、Windows 7 SP1でRDP 8.0を有効化すると、明示的にRemote Desktop Usersグループに登録されたユーザーやドメイン グループでなければ接続できなくなってしまいます。

リモートデスクトップ接続を許可するGUIには、“Administratorsグループのメンバーは、一覧に表示されていなくても接続できます。<ユーザー名>にはアクセスが既に与えられています。”と表示されますが、RDP 8.0が有効な場合はどちらもウソの説明になります。「追加」ボタンを使用して、特定のローカル ユーザーまたはローカルのAdministratorsグループ  ドメイン ユーザーまたは ドメイン グループ を追加する必要があります。

(※ 2013/6/20 修正:Remote Desktop Users グループはローカル グループなので、同じローカル グループである Administrators グループを追加することはできませんでしたね。ドメインに参加していれば、ドメインのグループを追加することは可能です)



ご注意: この記事は過去に C○MPUTERW○RLD.JP にて掲載されていたブログの再掲載です。

※ Windows Server 2012 R2 と Windows 8.1 では、シャドウ機能が復活するようです。

What's New in Windows 8.1
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/windows/dn140266.aspx

RDS Enhancements
Enhanced Virtual Desktop Infrastructure (VDI) in Windows Server 2012 R2 with improvements in management, value, and user experience. Session Shadowing allows administrators to view and remotely control active user sessions in an RDSH server....


2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

確かめてませんが、最近のここの投稿によると、Virtual PC での問題については回避できるのかもしれません。

山市 良 さんのコメント...

私の環境ではフォーラムの方法 (8 Step) では解消しませんでした。