2011/06/24

ここが変だよ「Windows Server 仮想化テクノロジ入門」 ・・・ 翻訳の問題

“ここが変だよ”ついでに。今回は書籍の訂正ではありません。Windows Server 2008 R2 SP1 の日本語ローカライズで気が付いたこと。


Windows Server 2008 R2 SP1 では、Microsoft VDI で使用するリモート デスクトップ (RD) 仮想化ホストとリダイレクト モードで構成される RD セッション ホストについても、ライセンス サーバーの指定が必須になりました。設定をしないと、120 日後に機能を停止します。

ライセンス サーバーの設定は、PowerShell で行うほかに、「リモート デスクトップ接続マネージャー」の UI で行う方法があります。この UI の方なんですが、設定画面に次のように表記されています。

リダイレクト モードのすべての RD 仮想化ホスト サーバーと RD セッション ホスト サーバーに同じライセンス設定を構成できます。




日本語としては問題が無いのですが、Microsoft VDI の知識がある方は違和感を持たれるかと思います。リダイレクト モードになるのは、RD セッション ホスト サーバーだけだからです。RD 仮想化ホストにそんなモードはありません。





気になったので、English Language Pack をインストールして、英語表示で見てみました。すると、次のように記述されています。 これなら納得できます。

You can configure the same licensing settings on all your RD Virtualization Host Servers and RD Session Host Server in redirection mode.

日本語のほうを添削するとしたら、こうなります。

リダイレクト モードのすべての RD 仮想化ホスト サーバーと リダイレクト モードの RD セッション ホスト サーバーのすべてに同じライセンス設定を構成できます。

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