2015/02/06

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Ubuntu 14.10 Guest

Ubuntu 14.10 が出てからずいぶん経ちますが、Hyper-V 対応についてまだ書いてなかったと思うので重要なところだけメモ。KVP や VSS デーモンの導入方法が変わってたって話。

以下の画面は、Windows Server Technical Preview ですけど、Windows Server 2012 R2 でも同じ。

Ubuntu 14.04 LTS では、Hyper-V 関連のデーモンを導入するために、hv-kvp-daemon-init パッケージをインストールすればよかった (依存関係にあるパッケージは自動で入る) んですけど...

Ubuntu 14.10 だと、hv-kvp-daemon-init は“見つからないか、もう古くなっている”そうです。linux-cloud-tools-common に置き換えられているということですが、これだけインストールしてもダメ。依存関係にある linux-cloud-tools-genericlinux-cloud-tools-virtual も入れてあげないとダメです。こんな感じ。

sudo apt-get install linux-cloud-tools-common linux-cloud-tools-generic linux-cloud-tools-virtual

ついでに、 /etc/default/grub を開いて、お好みで GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT 行に video=hyperv_fb:1024x768 (またはお好みの解像度)、acpi=force (シャットダウンや再起動がうまくいかないときのおまじない) を追記して。ちなみに、既定の解像度は 1152x864、最小 640x480~最大 1920x1080/32 bit (2008/2008 R2 は 1600x1200/16 bit) まで対応。

update-grub を実行して /etc/default/grub の変更を反映。その後、再起動。

これで、Hyper-V に完全対応。hv_vss_daemon は VSS バックアップ用のデーモン、hv_kvp_daemon は KVP データ交換サービス用のデーモンです。hv_fcopy_daemon はゲスト サービス用のデーモンで(仮想マシンのプロパティで「ゲストサービス」をチェックしないと、デーモンは開始しません)、Hyper-V ホスト側からの Copy-VMFile コマンドレットによるファイルコピーに対応します。

その他、Ubuntu 14.10 の Hyper-V 対応状況については、こちらをご覧あれ。

Ubuntu virtual machines on Hyper-V
[URL] https://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531029.aspx


関連:
Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Ubuntu 14.04 LTS Guest (2014/04/18)

2/7 追記) chkconfig なやつは service --status-all でサービス(デーモン)の稼働状態を確認できますが、Upstart な Ubuntu では initctl list とか initctl status とかを使えばいいみたい。

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