2014/11/10

Hyper-V and SLES 12


SUSE Linux Enterprise Server (SLES) 12 の 60 日評価版が利用可能になったので、いつものように Hyper-V の対応状況を確認。

SUSE Linux Enterprise Server 12
[URL] https://www.suse.com/ja-jp/promo/sle12.html
Rlease Notes | SUSE Linux Enterprise Server 12
[URL]  https://www.suse.com/releasenotes/x86_64/SUSE-SLES/12/

SLES 12 の Hyper-V (2012 R2、2012、2008 R2) 対応状況はこちら。

SUSE virtual machines on Hyper-V
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531027.aspx


せっかくなので、Windows Server Technical Preview Hyper-V で確認します。Windows Server 2012 R2 Hyper-V との違いは、セキュア ブートに対応しているかいないかだけだと思います。

SLES 12 は、Windows Server 2012 R2 からの第 2 世代 (Generation 2) 仮想マシンに対応していますが、Windows Server 2012 R2 の場合はセキュア ブート (Secure Boot) を無効にする必要があります。Windows Server Technical Preview の場合は、有効のままでも OK。ただし、第 2 世代仮想マシンの既定の設定のままだと、SLES 12 の ISO イメージからは起動できません。


そこで、次のおまじない。

Set-VMFirmware "仮想マシン名" -SecureBootTemplate MicrosoftUEFICertificateAuthority

これでセキュア ブートで SLES 12 や SLES 12 のインストーラーを起動できるようになります。
ビルトインの Hyper-V 統合サービスはこんな感じ。何も手動で追加する必要はありません。
解像度の変更

フレームバッファー ドライバー (hyperv_fb) の既定の解像度は 1152x864 でちょっと大きく、扱い難いです。解像度を変更するには...

vi /etc/default/grub
(GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT に video=hyperv_fb:1024x768 を追加して上書き保存)
/usr/sbin/grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg
reboot


Copy-VMFile のサポート

仮想マシンの設定で統合サービスのゲスト サービス (Guest Services) を有効にしてあれば、さらに hv_fcopy_daemon デーモンさんが導入されます。これは、Copy-VMFile コマンドレット対応機能。
Copy-VMFile コマンドレットを使用すると、仮想マシンのネットワーク接続の有無に関係なく、ホストからゲストにファイルを一方向にコピーできます。SLES 11 SP3 では利用できなかった、SLES 12 からの機能です。
その他の改善

SLES 12 の Hyper-V 関連情報については、Release Notes の次の項目にいろいろ書いてあります。

3.5 Virtualization
3.5.5 Others
3.5.5.1 Windows Server 2012 Hyper-V trouble
3.5.5.3 Hyper-V: Time Synchronization
3.5.5.4 SLES as a Hyper-V Gen2 VM
3.5.5.6 Hyper-V: Update Drivers


例えば、3.5.5.6 Hyper-V: Update Drivers に書いてある "The network driver was updated to remove the warning about outdated 'Integration Services' that was shown in the Hyper-V Manager GUI" は、次の画面のこと。

Windows Server Technical Preview のバグ?

Technical Preview Hyper-V で SLES 12 を動かしてみて、気が付いたことを2つ。

Technical Preview Hyper-V の新機能であるプロダクション チェックポイント (Production Checkpoints) は SLES 12 仮想マシンではエラーになりました。標準チェックポイント (Standard Checkpoints) は問題なし。

ゲストをシャットダウンすると、他の仮想マシンを含めて、Hyper-V Manager から仮想マシンが消えてしまう。ただし、旧 Hyper-V から移行して、まだ構成をアップグレード (Update-VMConfigurationVersion) していないバージョン 5.0 仮想マシンは消えませんでした。Get-VM コマンドレットだと、すべての仮想マシンの情報を取得できます。Windows Server 2012 R2 Hyper-V だと問題ありません。

Start-VM で SLES 12 仮想マシンを起動すると、消えていた仮想マシンは復活。Start-VM で起動して一覧が戻ったら、SLES 12 仮想マシンを強制停止することでとりあえず対処。


関連:
Hyper-V サポート対象 Linux の一覧更新 ~ RHEL 7/CentOS 7 追加、Copy-VMFile サポート (2014/10/02)
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2014/10/hyper-v-linux-rhel-7centos-7-copy-vmfile.html



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