2015/02/09

Hyper-V and Linux/FreeBSD のまとめ

Hyper-V における Linux ゲストのサポート状況について、このブログで度々取り上げていますが、投稿数が多くなったので、これまでの投稿を Linux ディストリビューションやバージョン別にまとめました。古い情報もあるのでご注意。

2016/9/26 追記) Linux Integration Services 4.1.2 が出ていますけど、RHEL/Centos 6.4 以降は入れなくてもいいです。RHEL の場合、LIS を入れると Red Hat 認定ではなくなります。→ https://technet.microsoft.com/ja-jp/windows-server-docs/compute/hyper-v/supported-centos-and-red-hat-enterprise-linux-virtual-machines-on-hyper-v https://docs.microsoft.com/ja-jp/windows-server/virtualization/hyper-v/Supported-CentOS-and-Red-Hat-Enterprise-Linux-virtual-machines-on-Hyper-V
5/25 更新) RHEL/CentOS/Oracle Linux 向けの Linux IS v4.0 (4.0.7) の情報を追記しました。
4/3 更新) RHEL/CentOS 7.1 の情報を追記しました。

Red Hat Enterprise Linux (RHEL), CentOS, Oracle Linux
※ サポート対象の RHEL、CentOS、Oracle Linux (RHEL 互換カーネル) 向けに、最新の統合サービス v4.0 (4.0.7) がダウンロード提供されています。→ Linux Integration Srevices 4.0.7 が出てた (2015/05/23)

7.6.1810Windows Server 2016/2019 Hyper-V and CentOS 7 1810 (7.6.1810) (2019/03/07)


7.2

KVP、VSS、FCOPY デーモンを追加するには、
yum install hyperv-daemons

FCOPY デーモンを有効化するには
systemctl enable hypervfcopyd.service

解像度を変更するには
/etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記して、 grub2-mkconfig -o /etc/grub2-efi.cfg (第2世代仮想マシンの場合) または grub2.cfg (第1世代仮想マシンの場合)を実行する。小さくするには、video=hyperv_fb:800x600

7.1  [2015/04/02 (hypervfcopyd)]
→ hyperv-daemons に hypervfcopyd が追加された。

7.0  [2014/02/12 (Beta)][2014/06/18][2014/07/09 (G2VM)][2014/07/10 (G2VM, hyperv_fb)][2014/10/02 (Copy-VMFile)][2014/08/01 (Oracle)]
→ 各種サービスが自動的に入らなかったら、ISO イメージをマウントして Packages フォルダーから rpm -ivh hyperv*。導入には、hypervfcopyd (hv_fcopy_daemon) は提供されていないっぽい。
→ 解像度 (既定 1152x864) を変更するには、/boot/grub/grub.conf /etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記して、 grub2-mkconfig -o /etc/grub2-efi.cfg または grub2.cfg を実行する。
6.62014/12/04 (kvp, vss, fcopy, hyperV_fb)]
→ 6.x は、このバージョンから Hyper-V drivers をビルトイン。
→ 各種サービスの導入には yum install hyperv-daemons 
→ 解像度 (既定 1152x864) を変更するには、/boot/grub/grub.confGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記する。
6.52013/11/26][2013/12/02][2013/12/09 (Oracle RHCK)][2013/12/25 (NMI)][2014/01/08 (NetworkManager)][2014/01/23 (backup essentials)][2014/02/13 (hot add mem)][2014/02/27 (Oracle UEK)]
6.42013/11/07 (Oracle RHCK)][2014/01/23 (backup essentials)]
5.10 2014/05/08
5.92013/01/23 (VHDX and EXT3)][2014/01/23 (backup essentials)]
→ 5.x は、このバージョンから Hyper-V drivers をビルトイン。
→ VSS バックアップのサポートには、Hyper-V Backup Essentials (https://github.com/LIS/backupessentials/tree/1.0)
5.5-5.8, 6.0-6.32013/12/20 (LIS 3.5)][2013/12/25 (LIS 3.5)]
5.62011/05/18 (LIS 2.1)]
5.2-5.52010/02/01 (LIS 2.0)][2010/04/01 (LIS 2.1 Beta)][2010/04/06 (LIS 2.1 Beta)][2010/05/06 (LIS 2.1 RC)][2010/07/30 (LIS 2.1)][2010/09/29 (LIS 2.1)]
→ LIS 2.1 環境のマウス統合には、Citrix Project Satori (http://www-archive.xenproject.org/products/archived/satori.html)

SUSE Linux Enterprise Server (SLES)

122014/11/10 (G2VM, hyperv_fb)]
→ 解像度 (既定 1152x864) を変更するには、/etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記して、/usr/sbin/grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg を実行する。
11 SP3 [2013/07/25 (dynamic mem)][2013/07/25 (vss)][2013/07/26 (kvp njection)]
→ 解像度 (既定 1152x864) を変更するには、/boot/grub/menu.lst の GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記する。
11 SP12010/09/01 (built-in drivers, hv_utils)]
→ このバージョンから Hyper-V drivers をビルトイン。
11 2010/02/01 (LIS 2.0)][2010/05/06 (LIS 2.1 RC)][2010/07/30 (LIS 2.1)][2010/09/29 (LIS 2.1)][2011/04/15 (EOS)]
10 SP3 2010/05/06 (LIS 2.1 RC)][2010/07/30 (LIS 2.1)][2010/09/29 (LIS 2.1)][2011/04/15 (EOS)]
LIS 2.1 環境のマウス統合には、Citrix Project Satori (http://www-archive.xenproject.org/products/archived/satori.html)

openSUSE

13.22014/11/12 (G2VM)]
13.12013/11/20 (hyperv_fb)]
→ 解像度 (既定 1152x864) を変更するには、/etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記して、/usr/sbin/grub2-mkconfig -o /boot/grub2/grub.cfg を実行する。
11.42014/04/18 (built-in drivers)]11.3 [2010/03/18 (built-in drivers in kernel 2.6.32+)][2010/07/30 (built-in drivers)]
11.2 2009/12/14 (Virtual PC)]

Ubuntu

18.10Windows Server 2016/2019 Hyper-V and Ubuntu 18.10 (追記あり) (2019/03/06)
18.04 Windows Server 2016 Hyper-V and Ubuntu 18.04 LTS (2018/05/29)
          → Windows 10 ver 1803 Hyper-V and Ubuntu 18.04 LTS with Enhanced Session Mode (2018/05/30)

14.102015/02/06 (linux_cloud_tools, hyper-v_fb)]
→ 各種サービスの導入には sudo apt-get install linux-cloud-tools-common linux-cloud-tools-generic linux-cloud-tools-virtual
14.04 2014/04/18 (built-in drivers)][2014/05/08
→ 解像度 (既定 1152x864) を変更するには、/etc/default/grubGRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT= 行または GRUB_CMDLINE_LINUX=video=hyperv_fb:横x縦 と追記して、update-grub を実行する。
13.10 2013/11/05 (hv-kvp-daemon-init, vss, kvp injection)]
→ 各種サービスの導入には sudo apt-get install hv-kvp-daemon-init

Debian

8.0 2015/05/03 (built-in drivers)]
→ Linux カーネルにビルトインされたドライバー、動的メモリ、フレームバッファードライバーに対応
7.8 2015/01 に 7.8 出ましたが、Hyper-V 対応状況は変わらず。LIS 3.4 相当のまま。
7.6 2014/07/17 (LIS 3.4 相当)]
7.22013/12/05 (LIS 3.4 相当)][2014/03/20
→ LIS 3.4 相当(つまり、古い) の Hyper-V drivers です。
6.02011/06/15 (built-in drivers in kernel 2.6.39.1)][2012/01/26 (built-in drivers in kernel 3.3)]
→ 自分で当時の最新のカーネルをビルドして、ビルトインの Hyper-V drivers を導入してみたの巻

FreeBSD

10.1 未確認 (たぶん10と同じ)

10 2014/01/20 (BIS)] [2014/10/24 (BIS)]
8/9/10 RC5 [2014/01/14 (BIS)]

その他

お薦め記事『Linux の仮想化には Hyper-V Server がお勧め! 』 [2014/01/27
Linux ゲストの時計が+9時間になってしまって悩んでいる方へ [2010/01/06]

ちなみに、拙著『Windows Server 2012 R2 テクノロジ入門』(日経BP、2014/01) には、以下の Linux ディストリビューション/バージョンまで書いています。
  • SLES 11 SP3
  • openSUSE 13.1
  • RHEL/Cent OS/Oracle Linux 6.4 (6.5 についてはコラムで)
  • RHEL/CentOS 5.7-5.8, 6.0-6.3 (LIS 3.4) (LIS 3.5 についはコラムで)
  • Ubuntu 13.10
  • FreeBSD 8.2 (BIS Beta) (FreeBSD 10 についてはコラムで)


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