「CIRRUS から接続した Windows 7 仮想デスクトップ CIRRUS は本体横の赤い USB メモリから起動」 |
ブータブルな USB メディアの作成は、ダウンロード ページにあるマニュアルのとおりに、Linux LiveUSB Creator を使用して、CIRRUS の ISO イメージを書き込むだけで完了。
USB ブート可能な PC に挿入して、USB デバイスから起動すると、起動ロゴの画面に続いて、リモート デスクトップ クライアント風の画面が表示されます。
DHCP が有効な環境であれば、接続先のホストと資格情報を入力するだけで、リモート デスクトップ接続を行えます。切断 (ログオフ) するまで、CIRRUS の画面には戻りません。
簡単です。余計なものが付いていなくてシンプルです。これは、いいかもしれません。レガシーなハードウェアをディスクレスで使えます。メモリ要件が 512 MB という要件 (推奨) がもう少し下がれば、再利用可能なハードウェアが増えそうです。ただ、あまり古いハードウェアは、USB ブートできないかも 。でも、USB ブートできなくても、CD ブートという方法が利用できそうです。ちなみに、上のスクリーンショットは、Windows Virtual PC の仮想マシンに CIRRUS の ISO イメージをマウントして起動したものです。
もう少し詳しく見てみましょう。Linux LiveUSB Creator を利用したことから、CIRRUS は Linux ベースであることは容易に想像できます (実際そうです)。接続種別のドロップダウン リストを開くと、右のような感じです。5 つのプロトコルに対応しているように見えますが、「リモートデスクトップ接続 (XP 以降) 」「X Window System」以外はグレーアウトしています (X 端末としても利用できるようです!)。
RDP のバージョンを確認してみましょう。そのために、Windows Server 2008 R2 のリモート デスクトップ サービス (RDS) に接続して、「リモート デスクトップ サービス マネージャー」でセッションを確認します。CIRRUS からの接続は、バージョン「2600」で 16 ビット カラーによる接続でした。サーバー側から見ると、Windows XP 標準の RDP 5.1 (Build Number 2600) クライアントに見えます。このことから、この CIRRUS の RDP クライアントは、多くの Linux ディストリビューションに組み込まれている rdesktop 相当 (GNU の RDP クライアント) と思われます。
CIRRUS を Microsoft VDI のクライアントとして利用することを考えてみます。まずは、必要なライセンスについて。クライアント側で SA 付き Windows が動作していないので、デバイス単位で Windows Virtual Desktop Access (Windows VDA) を購入する必要があります。
次に RDP や VDI の機能面の話。RDP 6.1 より前の RDP クライアントなので、ネットワーク レベル認証 (Network Level Authentication) が利用できません。そのため、RDS や仮想デスクトップ側の RDP のセキュリティ設定を緩和する必要があります。マルチ モニターやデスクトップ コンポジション (Windows Aero 効果など) も利用できないはずです。ローカル プリンターのリダイレクトには対応していますが、PS (PostScript) プリンターである必要があるみたいです。
仮想デスクトップ プールに接続する場合は、RD セッション ホストのリダイレクトの設定で、旧 RDC バージョンのリダイレクト オプションを構成する必要があります。このあたりの構成については、「Windows Server 2008 R2 テクノロジ入門」の272ページ「RDP 6.1 以前のクライアントをサポートするには」あたりに書いてあります (PR です)。
CIRRUSがダウンロード出来なくなっています。すいませんが、コピーして頂けないでしょうか。
返信削除リンク先が変更になっただけのようです。
返信削除http://www.saases.jp/cloud/cirrus.html
にアクセスしてください。現在、Ver 1.01をダウンロードできると思います。
また、リンク先が変更になっています。
返信削除http://www.saases.jp/service/cirrus.html