Windows Server 2012 R2 Preview の Hyper-V の仮想マシン接続で、USB デバイスもリダイレクトできるようになると耳にした方も多いはず。実際やってみて、出来ないじゃんって思ってませんか。条件が整えばできます。
拡張セッション モードは、Windows Server 2012 R2 Preview または Windows 8.1 Preview を実行する仮想マシンのコンソール接続で利用できます。この機能は、仮想マシン バス (VMBus) を介してゲストのリモート デスクトップ サービス コンポーネントとやり取りするため、リモート デスクトップ接続の機能をネットワーク接続なしでも利用できます。例えば、クリップボード共有、リモート オーディオ再生/録音、スマートカード リダイレクト、ドライブ リダイレクトなどです。標準では USB デバイスは利用できません。
(↓日本語環境だとちょっと悲しい状態ですが、恥ずかしがりやさんの “オプションの表示” をクリック)
リモート デスクトップ接続で USB デバイスのリダイレクトといえば、RemoteFX USB デバイス リダイレクトです。Hyper-V ホスト側で RemoteFX USB デバイス リダイレクトの使用を有効化 (ローカル ポリシーで “サポートされているほかの RemoteFX USB デバイスの、このコンピューターからの RDP リダイレクトを許可する” を設定) した上で、接続先のゲストが RemoteFX USB デバイス リダイレクトをサポートする環境であれば、RemoteFX USB デバイス リダイレクトが機能します。
RemoteFX USB デバイス リダイレクトをサポートする環境は、Windows Server 2012 R2 Preview のリモート デスクトップ セッション ホストの役割を実行するサーバー、または Windows 8.1 Enterprise Preview (現時点では一般公開されていません) です。また、USB デバイスといっても、なんでもかんでもリダイレクトできるわけではありません。例えば、USB メモリは NG です。USB メモリはドライブ リダイレクトでリダイレクトできるので不自由はしないでしょうが...
(↓ Hyper-V ホストの USB カメラを仮想マシンにリダイレクトしてみた)
拡張セッション モード = ネットワークを使用しないリモート デスクトップ接続って感じです。つまり、リモート デスクトップ接続にもともとある機能しか利用できません。USB リダイレクトに期待しているなら、ご注意!!
関連情報:
CW アーカイブ > RDP 7.1をRDP 8.0に更新する前に(その2)
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2013/06/cw-rdp-71rdp-802.html
Windows 8 > USB リダイレクトはリモート デスクトップ接続の標準機能に
[URL] http://yamanxworld.blogspot.jp/2012/05/windows-8-usb.html
0 件のコメント:
コメントを投稿
注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。