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定。どこぞからクレームがついたら、即削除しますが...
C○MPUTERW○RLD.JP Blog > Microsoft App-V 5.0の変わり様がすごい(その5 あれこれ) [2013 年 4 月 1 日]
前々々々回、前々々回、前々回、前回に引き続き、Microsoft Application Virtualization(App-V)5.0が旧バージョンのApp-V 4.xから別物に変わってしまったという話題の最終回です。App-V 5.0は、新しいOfficeのパッケージ製品(リテール版)やOffice 365 ProPlusのクイック実行(Click-To-Run/C2R 2.0)の基になったテクノロジ。オリジナルのApp-V 5.0を知っていると、クイック実行がよく分かります。
Microsoft App-V 5.0の変わり様がすごい(その1 App-V Sequencer)(2013年03月04日)
Microsoft App-V 5.0の変わり様がすごい(その2 App-V Server)(2013年03月11日)
Microsoft App-V 5.0の変わり様がすごい(その3 App-V Client)(2013年03月18日)
Microsoft App-V 5.0の変わり様がすごい(その4 いろいろ)
読み取り専用共有キャッシュはどうなった?
App-V
4.6では、読み取り専用共有キャッシュという機能がサポートされました。これは、仮想的なQ:ドライブを提供するSftfs.fsdファイルにパッケー
ジをすべてキャッシュした状態にして、これを共有フォルダーに配置し、複数のApp-V Clientから読み取り専用で参照する機能です。
読み取り専用共有キャッシュは、VDI環境向けに追加された機能で、仮想デスクトップのディスク使用を節約できるものでした。設定するには、レジストリを編集する必要がありました。
App-V
5.0からは、読み取り専用共有キャッシュの機能は削除されました。代わりに登場したのが、「Shared Content
Store(SCS)モード」です。設定は非常に簡単です。Set-AppvClientConfigurationコマンドレットでSCSモードを有効
化するだけで完了します。
Set-AppvClientConfiguration -SharedContentStoreMode 1
App-V Clientのセットアップ時に指定することもできます。
appv_client_setup.exe /SHAREDCONTENTSTOREMODE=1 /q
Shared Content Store(SCS)モードは、クライアントに仮想アプリケーションのパッケージデータをダウンロードすることなく、サーバー上のパッケージファイル(.appv)を直接参照して、アプリケーションを実行する機能です。
ロー
カルのキャッシュを使用しているように見えますが、ダウンロードせずにアプリケーションを実行できています。Windows
SysinternalsのProcess
Monitorで見てみました。共有フォルダーのパッケージ(.appv)を直接読み取っているのがわかります。
実は、App-V 5.0の仮想アプリケーションのパッケージは、単純なzip圧縮ファイルなんです。拡張子を.appvから.zipに変更すれば、ローカルにキャッシュされるのと同じファイル構造を参照できます。
DSC(Dynamic Suite Composition)はどうなった?
App-
Vの仮想アプリケーションは、OS環境や他のアプリケーション(ローカルと仮想の両方)から分離された仮想的な実行環境(System
Gurardと呼ばれるらしい)で実行されます。そのため、通常は、仮想アプリケーションは他のアプリケーションと対話することができません。この制約を
回避して、アプリケーション間の連携を可能にするのが、App-V 4.5で追加されたDSC(Dynamic Suite
Composition)でした。
App-V
5.0からはDSCも削除されました。代わりに登場したのが、「接続グループ」です。App-V 4.5以降のDSCを構成するには、Dynamic
Suite Compotision
Toolを使用して、プライマリパッケージとセカンダリパッケージを関連付け、新しいOSDファイル(パッケージ定義ファイル)を作成し、公開するという
面倒な手続きが必要でした。App-V 5.0の接続グループは、App-V
Serverで簡単に構成できます。接続グループを作成して、アプリケーションを関連付け、ユーザーに公開するだけです(試したことはありませんが)。
クライアント構成をもっと簡単にできないの?
App-V 5.0のクライアント構成は、グループポリシーを使用して集中管理することもできます。以下で公開されている管理用テンプレートは、App-V 5.0とUE-V(MDOP 2012の新顔、Microsoft User Experience Virtualization)に対応しています。
Microsoft Desktop Optimization Pack Administrative Templates
[URL] http://www.microsoft.com/en-us/download/details.aspx?id=35516
全5回のApp-V 5.0情報はいかがでしたか? 次回はこの5回の内容を踏まえて、改めて新しいOfficeとApp-V 5.0の話をお送りします。
ご注意: この記事は過去に C○MPUTERW○RLD.JP にて掲載されていたブログの再掲載です。
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