2012/10/09

Windows To Go を起動してもよい PC (ライセンスの話)

Windows To Go の利用権と、コンパニオン デバイスのための新しいアドオンサブスクリプション (Windows Companion Subscription License) について、謎な部分がいろいろとありますが (ライセンスはいつもこうです)、マイクロソフトの2012年10月版の製品使用説明書にこれらの話が追加されました。


マイクロソフト製品使用説明書(PUR)
http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/about-licensing/product-licensing.aspx

PUR を見ても?ですが、以下のガイドがわかりやすいです (英語ですが)。

Volume Licensing guide Windows 8 and Windows RT
https://partner.microsoft.com/download/global/40188813

Windows To Go を起動してよいのは、以下の 3 つのいずれか (と思う)。
  • Windows ソフトウェア アシュアランス (SA) または Windows VDA サブスクリプションがライセンスされたデバイスは、Windows To Go で起動できる
    ↑ Windows Intune Device サブスクリプションも OK。
  • 上記デバイスの主要ユーザー (任意の90日で50%以上そのデバイスを使用しているユーザー)は、SA (VDA) のローミング使用権を行使することで、Windows To Go で社外のデバイス (自宅の個人 PC とかビジネス ホテルの PC とか) 起動できる
    ↑ 同じライセンスを使用して、ライセンスされたデバイス (主要デバイス) と Windows To Go の同時使用は NG (管理目的を除く)
  • Windows Companion Subscription License (Windows CSL) でカバーされるデバイスは、Windows To Go を起動できる
    ↑ 最大 4 台までのコンパニオン デバイスを、ライセンスされたデバイス (主要デバイス) と同時使用 OK。Windows CSL は Windows VDA より安い(はず)。
つまり、SA または VDA が付与されたデバイスを Windows To Go で起動できるというのが基本で、ローミング使用権または Windows CSL で個人 PC や第三者の PC を Windows To Go で起動できる。Windows CSL が無くても、個人 PC を Windows To Go で起動できるけど、複数デバイスを同時に使いたい場合は、Windows CSL が必要 (というか VDA に比べて安い)。あと、PUR には、「業務関連の目的のために」という条件も書いてあります。

COMPUTERWORLD.JP > カウントダウン Windows 8 > [Vol.17] これが本当の Windows To Go

の記事も修正しました。ライセンスってホントに難しい。


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