2011/07/12

VMM Self-Service Portal 2.0 SP1 リリース。それも日本語版です!!

2011/07/11 付で System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal (VMM SSP) 2.0 の Service Pack(SP) 1 がリリースされました。VMM SSP 2.0 は、Hyper-V ベースのプライベート クラウドで重要なコンポーネントの 1 つ。VMM SSP 2.0 は英語の Web UI のみの提供でしたが、VMM SSP 2.0 SP1 では、日本語、中国語(簡体)、中国語(繁体) に対応しました。

Microsoft System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0 SP1 - 日本語
http://www.microsoft.com/downloads/ja-jp/details.aspx?FamilyID=cd11b5da-e527-46d5-9c85-85c64ec98891


VMM SSP 2.0 RTM を導入済みの場合は、次の手順でアップグレードできます。コンポーネントの直接のアップグレードはできませんが、データベースの移行は可能になっています。


(1) コントロールパネルの「プログラムと機能」を開き、「Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0」を選択して、VMM SSP 2.0 RTM をアンインストールします。「Microsoft System Center Virtual Machine Manager 2008 R2 Self-Service Portal (x64)」ではないので注意してください。こちらは、SCVMM 2008 R2 標準のセルフサービス ポータルであり、VMM SSP と共存できます。

(2) UpgradeVMMSSP2RTM.exe を実行して、データベースのバージョンを更新します。既定のSQL Serverインスタンス以外の場合や、資格情報の指定が必要な場合は、コマンドライン オプションがありますので、UpgradeVMMSSP2RTM.exe /? で確認のこと。「Successfully upgraded database. Press any key to continue...」と表示されれば成功。

UpgradeVMMSSP2RTM -S localhost  -E

(3) SetupVMMSSP.exe を実行して、VMM SSP 2.0 SP1 をインストールします。VMM SSP 2.0 を以前導入してあるので、前提条件はパスするはずです。データベースのオプションでは、「既存のデータベースを使用する」を選択して、先ほど更新した DITSC を使用するようにします。

UI が日本語になると、ぐっとわかりやすくなります。旧バージョンと比較してないので変更点がはっきりしないのですが、仮想マシンへの有効期限の設定 (と自動削除)、Opalis との統合(System Center Orchestrator)、仮想マシンのインポート (展開済み仮想マシンをインポート?)、電子メールによる通知といったところが新しくなったのかな? (7/13 追記: SP1 の機能については、開発チームのブログ Now Available - System Center Virtual Machine Manager Self-Service Portal 2.0 SP1 を見てください)

以下、VMM SSP 2.0 SP1 のスクリーンショット集です。証明書エラーは、Active Directory ドメイン外の PC からのアクセスが原因ですので、気になさらずに。



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