2010/12/27

RemoteFX と Dynamic Memory に対応した SCVMM 2008 R2 SP1 RC

12 月の初めに System Center Virtual Machine Manager (SCVMM) 2008 R2 Release Candidate (RC) が公開されていました。Windows Server 2008 R2 Service Pack 1 の新機能である Dynamic Memory と RemoteFX 3D ビデオ アダプターにしっかり対応しているみたいです。評価環境をアップグレードしてみたので、スクリーンショットをいくつか...


SCVMM 2008 R2 SP1 RC の[新しいバーチャル マシン]ウィザードおよび仮想マシンのプロパティには、Dynamic Memory と RemoteFX 3D ビデオ アダプターの構成ができるようになっています。



RemoteFX 3D ビデオ アダプターの構成はこんな感じ。

Windows Server 2008 R2 SP1 RC の Hyper-V マネージャーでは、Dynamic Memory の構成にもう 1つ Memory Weight の構成があります。Memory Weight の構成は、仮想マシンのプロパティの[優先順位]で、CPU リソースと同じ場所で構成できます。

 仮想マシンの一覧表示も、Dynamic Memory に対応しています。既定では、メモリ関連は[割り当てられているメモリ]の列だけですが、Dynamic Memory の構成と現在の状態を表示するように、列を追加できます。

 管理対象の Hyper-V ホストが RD 仮想化ホストである場合は、ハードウェアとして GPU が認識され、使用可能なビデオ メモリの状態を確認できます。現在、最大モニター数 1、最大解像度 1280×1024 の RemoteFX 3D ビデオ アダプターを割り当てた仮想マシンを実行中ですが、125MB (502.53MB-377.53MB) のビデオ メモリが消費されていることがわかります。Hardware Considerations for RemoteFX のページで示されているメモリ消費量とちゃんと一致しています。


ちなみに、Hyper-V マネージャーと同様に、RemoteFX 3D ビデオ アダプターが有効な仮想マシンのコンソールに (RDP 7.1 以外の方法で) 接続して表示することはできません。サムネイルも表示されません。


ざっと確認した限り、見た目の違いはこんなところです。言うまでもなく、RC 版なので、RTM とは違う可能性があります。

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