Windows 8 および Windows Server 2012 以降の DISM.exe コマンドには /Capture-Image が追加され、ImageX.exe ツール (Windows AIK や ADK に付属) を使わなくてもオフラインの OS イメージを WIM ファイル化できるようになっています。しかし、Windows 8 や Windows Server 2012 の DISM で WIM ファイルを作成した場合、イメージの SKU (EDITIONID) が設定されないという問題がありました。これが原因で、Windows To Go 用のカスタム イメージを作れないという問題があったのですが、Windows 8.1 Preview および Windows Server 2012 R2 Preview、Windows ADK for Windows 8.1 Preview (http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39306) の新しい DISM では解消されていました。
Windows 8.1 Enterprise Preview が公開され、Windows To Go の評価が可能になりました。Windows To Go は USB デバイス (一般的な USB メモリは使用できません!!)から Windows 8 以降を起動できる、Enterprise エディション“限定”の“企業向け”機能です。
Windows To Go は、Windows 8.1 Enterprise Preview のインストール DVD の Sources\Install.wim からも作れますが、Sysprep したカスタム イメージから作成するのがプロっぽいです。
Windows To Go 用の WIM ファイルを作るなら、私ならこうします。
(1) Hyper-V 仮想マシンに Windows 8.1 Enterprise Preview をインストール。仮想マシンは、世代 1 仮想マシンにすること!! 最初にサインインしたらすぐに次のおまじないを実行。これは、Sysprep を成功させるためのおまじまい。詳細は→ http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn303404.aspx
Schtasks.exe /change /disable /tn "\Microsoft\Windows\AppxDeploymentClient\Pre-staged app cleanup"
(2) Windows 8.1 Enterprise Preview をカスタマイズ (Windows Update やアプリケーションのインストール) して、Sysprep を実行。/move:vm の使用は厳禁!!
Sysprep /oobe /generalize /shutdown
(3) できた VHDX (または VHD) を Hyper-V ホスト上でダブルクリックしてローカル マウント。
(4) VHDX (または VHD) の C: ドライブ相当のドライブに対して、DISM コマンドを実行して、WIM ファイル化。
DISM /Capture-Image /ImageFile:<WIMファイルのパス> /CaptureDir:<C: ドライブにあたるドライブをローカルマウントしたドライブ文字:\> /Name:"<イメージの説明>"
(6) VHDX/VHD のマウント解除(VHDX/VHD のドライブを選択→管理→取り出す)
(7) Windows 8.1 Enterprise Preview のコントロールパネルの「Windows To Go」 をクリックして「Windows To Go ワークスペースの作成」ウィザードを開始し、カスタム WIM イメージの格納先の上位パスを指定すると...
(↑上からインストール DVD 内の Install.wim、ImageX で作成したカスタム WIM、DISM で作成したカスタム WIM)
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