Windows Server 2008 R2 Service Pack (SP) 1 のリモート デスクトップ サービス (RDS) の新機能、RemoteFX を評価する場合は、120 日以内に行う必要があります。
先日、Windows Server 2008 R2 SP1 RC の RD 仮想化ホストがインストールしてから 120 日経過したため、機能を停止しました。サーバーにはその旨のメッセージが表示され、RDP 7.1 クライアントから RemoteFX が有効な仮想マシンへの RDP 接続ができなくなりました。
Windows Server 2008 R2 のリモート デスクトップ サービス (RDS)、Windows Server 2008 以前のターミナル サービス (TS) では、組織内に RD/TS ライセンス サーバーをたてて、ライセンス サーバーをアクティブ化し、RDS CAL/TS CAL をインストールして RDS/TS のユーザー CAL またはデバイス CAL を集中管理します。ユーザーにリモート デスクトップ セッションまたは RemoteApp プログラムを提供する RD セッション ホスト (Windows Server 2008 以前はターミナル サーバー) では、組織内のライセンス サーバーを参照するように構成する必要があります。
Windows Server 2008 R2 RTM の場合は、RD 仮想化ホストでライセンス サーバーを構成する必要も、構成する機能もありませんでしたが、Windows Server 2008 R2 SP1 では RD セッション ホストと同様に必要になるみたいです。メッセージには Windows PowerShell の RDS モジュール (remotedesktopservices モジュール) を使用してライセンス サーバーを指定しろと言われますが、Windows PowerShell を使用しなくても、RD 接続ブローカーのコンソールを使用すれば GUI で構成できます。RemoteFX 機能を提供する RD 仮想化ホストは、Microsoft VDI の一部なので、RD 接続ブローカーのサーバーを設置するのが通常のシステム構成です。
RD 接続ブローカーのコンソール (リモート デスクトップ接続マネージャー) のコンソール トップの「仮想デスクトップ: リソースと構成」のところに、Windows Server 2008 R2 RTM には存在しない「RD ライセンス」という項目があるので、横にある「指定」をクリックして「仮想デスクトップのプロパティ」を開き、「ライセンスの設定」でライセンス サーバーを指定します。ここでの指定は、この RD 接続マネージャー サーバーが管理する仮想マシン リダイレクト構成の RD セッション ホスト サーバーと、RD 仮想化ホストに適用されます。SP1 RC だと、日本語の説明がおかしいですね。「リダイレクト モードのすべての RD 仮想化ホスト サーバーと RD セッション ホスト サーバー」ではなく、「リダイレクト モード」なのは、RD セッション ホスト サーバーの方です。
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