本日公開の COMPUTERWORLD BLOG の方にも書きましたが、VSMT 3.0 の重要な制限事項について。
Virtual Machine Servicing Tool (VMST) 3.0 の VHD 用メンテナンス ホストとしては、英語版の Windows Server 2008 R2 または Windows 7 が必要だと、リリース ノートに書いてあります (Only English-based operating systems on maintenance hosts are supported for servicing offline VHDs)。
日本語版の環境しかない場合は、英語の言語パックを追加インストールして、システム ローケールを「英語 (米国)」に変更することで対処できます (対処できました)。
VHD パッチの動きは、想像するに次のような感じだと思います。
右の画面は、VHD パッチ中にメンテナンス ホストの作業フォルダーの中を覗いたところ。VHD (Windows 7 Enterprise.vhd) がローカルにマウントされています。マウントしたのは VHDMountDetails.bat というバッチと AttachVHDScript.txt (バッチの中で DISKPART に渡される)。DISKPART の結果が DiskID.txt に出力されます。この DiskID.txt のテキストを拾って、マウント先のドライブ文字を識別しています。日本語環境だと日本語メッセージが書き込まれるため、VHDMountDetails.bat の最初の方でストップしてしまいます。
うまくいけば、IdentifyVHDOSOutput.bat で OS が識別され、IdentifyVHDOSOutput.txt に書き込まれます。それを見て、WSUS または SCCM から更新プログラムが Updates フォルダーにコピーされ、ExecuteInjectUpdate.vbs から呼び出される InjectUpdates.ps1 が、Updates フォルダー内の更新プログラムを 1 つずつチェックし、必要があれば DISM コマンドでインストールします。
その後、DetachVHD.bat が送り込まれてきて、VHD がアンマウントされ、SCVMM ライブラリーに戻されます。
作業フォルダーを覗く際には、くれぐれもクリーンアップ処理が行われる前に立ち去ること。
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