Misc.

2013/12/25

Linux Integration Services の機能一覧

どの機能が利用できて、どの機能が利用できないのか、いまいちはっきりしない Linux Integration Services for Hyper-V と Linux にビルトインの Hyper-V ドライバーですが、機能一覧が書いてあるページが公開されていました。

TechNet Library > Linux Virtual Machines on Hyper-V
[URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531030.aspx

-> CentOS, Oracle Linux, Red Hat Enterprise Linux virtual machines feature distribution map
  [URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531026.aspx

-> SUSE virtual machines feature distribution map
  [URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531027.aspx
-> Ubuntu virtual machines feature distribution map
  [URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531029.aspx

-> Feature Descriptions
  [URL] http://technet.microsoft.com/en-us/library/dn531031.aspx


もう情報が古くなってきていますが、仮想ファイバー チャネルは Ubuntu 13.10 でもサポートされているそうですね。動的メモリの Hot add が正常に機能するには、スタートアップ RAM、最小 RAM、最大 RAM を 128 MB の倍数で設定しなければならないという重要な情報も。はやく、LIS v3.5 や RHEL 6.5、openSUSE 13.1 の内容を反映してほしい。

Linux Integration Services v3.5 for Hyper-V のソース コード

RHEL および CentOS 向けの Linux Integration Services (LIS) for Hyper-V は rpm パッケージとして ISO イメージで提供されますが、LIS v3.4 まではソース コードも ISO イメージの中に入っていました。LIS v3.5 は ISO イメージではなく、次の場所で公開されています。

[URL] https://github.com/LIS/LIS3.5/

ソース コードを眺めるのは楽しいですね。いろいろ発見があります。

Windows Server 2012 R2 > Debug-VM で NMI を送る

こちら (↓) のブログに Windows Server 2012 R2 Hyper-V 上の Linux ゲストにおける NMI (Non Maskable Interrupts) のサポートについて書かれています。

Server & Tools Blogs > Server & Management Blogs > Virtualization Blog > Enabling Linux Support on Windows Server 2012 R2 Hyper-V
[URL] http://blogs.technet.com/b/virtualization/archive/2013/07/24/enabling-linux-support-on-windows-server-2012-r2-hyper-v.aspx


へぇと思っていたのですが、NMI のサポートは Windows Server 2012 R2 Hyper-V (Windows 8.1 Hyper-V、Microsoft Hyper-V Server 2012 R2) からの新機能なんですね。Linux ゲストに限らず、Windows ゲストに対しても機能します。

2013/12/20

Windows Sysinternals 更新情報 > Disk2vhd v2!!

TechNet Blogs »  Sysinternals Site Discussion »  Updates: Coreinfo v3.21, Disk2vhd v2.0, LiveKd v5.31
[URL] http://blogs.technet.com/b/sysinternals/archive/2013/12/19/updates-coreinfo-v3-21-disk2vhd-v2-0-livekd-v5-31.aspx

Disk2vhd v2.0 は、めでたく VHDX 形式に対応。VSS を使用しないオプションも登場。Windows 回復環境 (WinRE) のボリュームも変換できるそうな。 (前バージョンは Disk2vhd v1.64 は 2TB までの VHD に変換)

XP や 2003 を変換する場合は...

Linux Integration Services v3.5 for Hyper-V (速報+)

出るとは思っていなかった...

Linux Integration Services Version 3.5 for Hyper-V - 日本語
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=41554

対象は RHEL 5.5~5.8、6.0~6.3、CentOS 5.5~5.9、6.0~6.3。VHDX オンライン リサイズ、仮想ファイバー チャネル アダプター、動的メモリ (ballooning のみ、hot-add には非対応)、VSS バックアップ、フレームバッファー ドライバー、KVP IP Injection などがサポートされたようです。

Windows 以外でも SMB2/SMB3 が利用可能になってた


Windows 以外も SMB2 以降への対応が知らない間に進んたという話。

Mac は OS X 10.8 Mountain Lion 以前は SMB 1.0/CIFS に対応。OS X 10.9 Mavericks からは SMB 1.0/CIFS と SMB2に対応し、SMB2がデフォルト(AFP よりも優先)。

OS X 200を超える新機能 > コアテクノロジー > SMB2
[URL] http://www.apple.com/jp/osx/whats-new/features.html#core
SMB ネットワークにアクセスできない(Mac OS X 10.9 Mavericks)
[URL] http://helpx.adobe.com/jp/x-productkb/global/cq11102248.html

SMB 2.0 なのか、SMB 2.1 までなのか、Mac を持っていないので確認はできませんが、以前公開されていた OSXMaverics Core Technology Overview のドキュメントには、"as well as large MTU support ..."とあるので SMB 2.1 だと思います。terminal で smbutil statshares -a を実行すると、マウント中の SMB 共有の SMB バージョンを確認できるみたいです。OS X 10.9 Mavericks をお持ちの方はお試しあれ(こんどどっかのお店で試してこようかな)。ちなみに、Apple が公開している smbutil のソース コード (statshares.c) を見ると、SMB_2.002 (SMB 2.002 は SMB 2.0 のこと)、SMB_2.1、SMB_1 を出力するようになっています。

Linux の CIFS クライアント (cifs.ko) は、2012 年 12 月に出た Linux kernel 3.7 以降、この 1 年間で SMB 2.0 以降への対応が一気に進んだようです。kernel 3.11 からは SMB 3.02 (の一部) まで対応しているらしいです。

CIFS SMB2 SMB2.1 SMB3 SMB 3.02 And Linux: A Status Update
[URL] http://snia.org/sites/default/files2/SDC2013/presentations/Revisions/StevenFrench_SMB3_Meets_Linux_ver3_revision.pdf#search='kernel+3.11+smb3'

早速、Ubuntu 13.10 (kernel 3.11) で試してみたら...

2013/12/19

System Center 2012 R2 > Linux 用の Configuration Manager エージェント

System Center 2012 R2 Configuration Manager は、Linux や UNIX、Mac をエージェント管理できます。エージェントは、こちらからダウンロードできます。

Microsoft System Center 2012 R2 Configuration Manager - その他のオペレーティング システム用クライアント
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39360


SLES 11 SP3 と RHEL 6.5 の仮想マシンに Linux 用のユニバーサル エージェントを組み込んでみました。

2013/12/18

備忘録: マイクロソフトのライセンスについて (障害復旧用ライセンス)

マイクロソフトのサーバー ソフトウェアおよび CAL のソフトウェア アシュアランスには、障害復旧用のコールド サーバー バックアップ ライセンスの権利が含まれる。Hyper-V レプリカのレプリカ仮想マシンは、この特典を使えると、ライセンス コストを抑えられるかも。いずれにしろ、要見積。

障害復旧を目的とするコールド バックアップ
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/licensing/software-assurance/cold-backup.aspx

http://www.microsoft.com/ja-jp/business/mrp/software-assurance-benefits.aspx
ライセンス簡易ガイド 障害復旧用ライセンス - Microsoft ソフトウェア アシュアランスの特典
[URL] http://download.microsoft.com/download/5/8/f/58fce148-01d7-457d-9a8b-52df61fb27ba/Brief_DisasterRecovery.pdf

備忘録: マイクロソフトのライセンスについて (Windows のダウングレード権)

Windows のダウングレード権は、OEM プレインストール製品、およびボリューム ライセンスにしか提供されない。リテール(パッケージ)製品、DSP (OEM) 版の個人使用ライセンスにはダウングレード権は無い。 企業における OEM/DSP 版の使用は上限 5 つ。

OEM Partner Center > ダウングレード権について
[URL] http://www.microsoft.com/oem/ja/licensing/sblicensing/pages/downgrade_rights.aspx
Windows 8 からダウングレードする方法
[URL]  http://support.microsoft.com/kb/2832566/ja
Windows 7 のダウングレード権 (旧バージョン ソフトウェアの使用) について
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windows-7/downgrade/default.aspx
Windows 8.1 の ライセンス条項 (OEM/Retail)
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/windows/windowslicense/default.aspx
Windows 8/Windows 8.1 DSP 版とは
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/atlife/tips/windows/windows8/017/default.aspx
"「プレインストール版」の Windows 8 Pro DSP 版には、Windows Vista および Windows 7 Professional へのダウングレード権が付与されていますが、それ以外の、プレインストールおよび単体パッケージで販売されている Windows 8 DSP 版ならびに単体パッケージ版の Windows 8 Pro DSP 版にはダウングレード権は付与されておらず、ダウングレードすることはできません。"
Windows 8システムビルダー製品--個人使用ライセンス
[URL] http://personaluselicense.windows.com/ja/default.aspx

Windows Server の場合は、販売チャネルに関係なく、ダウングレード権 (ダウン エディションおよびダウングレード) が付く。仮想インスタンスでダウングレード権を行使できる。

ライセンス早わかりガイド ライセンスの基礎知識
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/server-cloud/windows-server/licenseguide/license-08.aspx

2013/12/17

Linux でも XP Vista でも RemoteFX (freeRDP のお話)

Android や iOS、Mac に 純正(?) RDP クライアントが提供され、ネットワークレベル認証 (NLA) や RD ゲートウェイ、RemoteFX 仮想 GPU といった "RDP 7.1 互換" 機能が利用可能になりましたが、Linux には無いの? と思われている方もいるかと思います。

Microsoft Remote Desktop for Android/iOS/Mac はやっぱり RDP 7.1 互換 (2013/11/14)

Linux の RDP クライアントというと昔から rdesktop (http://www.rdesktop.org/) がありましたが...

2013/12/13

お勧め記事: Windows Server 2012 R2 登場 @IT

@IT さんの Windows Server 2012 R2 の連載、全 4 回すべて公開されました。

Windows Server 2012 R2 登場 (全 4 回)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/kw/ait_wserver2012r2.html

2013/12/11

System Center 2012 R2 > DPM でエンドユーザーの回復を有効にできない

System Center の Data Protection Manager (DPM) には、セルフサービス回復 (エンドユーザーの回復) という機能があって、DPM サーバーでバックアップしている SQL Server データベースを、SQL Server の管理者がセルフサービスで回復 (ファイル or 別の SQL Server インスタンス) できます。

この機能を利用するには、いろいろと設定が必要なのですが、System Center 2012 R2 の Data Protection Manager ではエンドユーザーの回復の有効化をできないという、痛い問題がありました。機能を有効化するには、まず、[Active Directory の構成]ボタンをクリックして Active Directory のスキーマを拡張する必要があるのですが、このボタンをクリックすると、アプリケーション (dpmdsacl.exe) がクラッシュして、Active Directory を準備できないんです。

ちなみに、左の画面は別の方法でスキーマを拡張して、なんとか有効化を成功させた画面です。その代替策は、以下のフォーラムで見つけました (ただし、サポート外)。私の環境の場合、DPM サーバーでの reg.exe バッチの実行 (クラッシュ回避のため) と DPMEndUserDomainPrep.ps1 のドメイン コントローラーでの実行 (スキーマの手動拡張) で対処できました。

DPM 2012 End User Recovery - Extending AD Schema tool crashes with error
[URL] http://social.technet.microsoft.com/Forums/en-US/e5d6f727-e952-4526-a381-33107fe159e6/dpm-2012-end-user-recovery-extending-ad-schema-tool-crashes-with-error?forum=dataprotectionmanager

2013/12/09

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Oracle Linux 6.5 Guest

Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.5、CentOS 6.5に続いて、早くも Oracle Linux Release 6 Update 5 (6.5) が出ました。というわけで、恒例の Hyper-V への対応状況を確認。たぶん、RHEL 6.5 と CentOS 6.5 と同じはず。

Oracle Linux: Downloads
[URL] http://www.oracle.com/technetwork/server-storage/linux/downloads/index.html

Release Notes for Release 6 Update 5
[URL]  https://oss.oracle.com/ol6/docs/RELEASE-NOTES-U5-en
"Paravirtualization support has been enabled for Oracle Linux guests on Windows Server 2008 Hyper-V or Windows Server 2008 R2 Hyper-V." (←リリースノートのここらへんの表現が古臭いのが気になりますが...)

FAQ > R2 テクノロジ入門って出ないんですか?

私のひと目でわからないシリーズ、『Windows Server 2012 R2 テクノロジ入門』、まだ出ないの? 出るの? 出すの? という方へ。

先週、ようやく原稿の納品完了いたしました。あとは、組版、校正、修正、校正、修正....刷版、印刷、製本...という感じ。順調にいけば、来年 1 月にはたぶんお手元へ。

2013/12/06

新しい Office と App-V 5.0 SP2 (Office Professional Plus 2013 対応に)

Office 2013 のボリュームライセンス版の App-V 展開が可能になったようです。Office Professional Plus 2013 や Office Standard 2013 の App-V 展開です。

TechNet Blogs > Office IT Pro Blog > Announcing App-V 5.0 SP2 Support for Office 2013 Volume Licensing Editions
[URL] http://blogs.technet.com/b/office_resource_kit/archive/2013/12/02/announcing-app-v-5-0-sp2-support-for-office-2013-volume-licensing-editions.aspx

2013/12/05

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and Debian 7.2 Guest

2013年5月 Debian 7.0 が、2013年10月に Debian 7.2 がリリースされましたが、Debian 7.x にも Linux Integration Service(LIS) が標準で入ったようなので、Debian 7.2 で確かめてみました。時期的に比較的新しい LIS が入っているかと思いきや...

Windows Server 2012 R2 > Essentials エクスペリエンスのいいとこあれなとこ

Windows Server 2012 R2 Standard および Datacenter では、Windows Server 2012 R2 Essentials の管理機能 (クライアント自動バックアップ、リモートアクセスなどなど) を Windows Server Essentials エクスペリエンス の役割としてサポートするようになりました。 

Windows Server Essentials エクスペリエンスといっても、単にダッシュボードが利用できるだけじゃないです。クライアントのバックアップどうしようかなぁ、Windows 8.1 にスケジュールバックアップ機能無くなったし...なんて方には、もしかしたらもってこいの役割かも。

2013/12/03

MDOP 2013 R2 (速報++)

Microsoft Desktop Optimization Pack(MDOP) for SA の最新バージョン MDOP 2013 R2 が
出ました。Windows 8.1 と Windows Server 2012 R2 に対応したバージョンです。

Springboad Series Blog > Announcing MDOP 2013 R2 (Posted on: Dec 02, 2013)
[URL] http://blogs.windows.com/windows/b/springboard/archive/2013/12/02/announcing-mdop-2013-r2.aspx


2013/12/02

Windows Server 2012 R2 Hyper-V and CentOS 6.5 Guest

CentOS 6.5 が出ました。ということで恒例の Hyper-V 対応状況の確認です。結論から言うと、想像したとおり、Red Hat Enterprise Linux(RHEL) 6.5 と同等です。動的メモリ、フレームバッファービデオドライバー(フル HD 対応)、KVP IP インジェクション(Hyper-V レプリカのフェールオーバーの TCP/IP サポート) が利用できるようになりました。VSS ライブバックアップはできそうにありません。