Microsoft System Center 2012 R2 Configuration Manager - その他のオペレーティング システム用クライアント
[URL] http://www.microsoft.com/ja-jp/download/details.aspx?id=39360
SLES 11 SP3 と RHEL 6.5 の仮想マシンに Linux 用のユニバーサル エージェントを組み込んでみました。
まず、ダウンロードしたエージェント (ConfiguMgr Clients for Linux.exe) を適当なフォルダーに展開します。展開したファイルを Linux に持っていくのですが、仮想マシンなので ISO イメージにしてマウントしました。もちろん、SMB や NFS 経由でも OK なんですが、Configuration Manager の前提である Windows ADK がインストールされているので、その中にある oscdimg コマンドを使えば簡単に ISO イメージ化できます。
C:\Program Files (x86)\Windows Kits\8.1\Assessment and Deployment Kit\Deployment Tools\amd64> oscdimg -j2 "エージェントを展開したフォルダーのパス" "ISO ファイルのパス"
SLES 11 SP3 の仮想マシンに ISO イメージをマウントし、マウント先から次のコマンドラインを実行すると、OpenSSL がエラーに。
./install -mp "管理ポイントのFQDN" -sitecode "サイトコード" ccm-Universalx64.1.0.0.4580.tar
この問題は -ignoreSHA256validation パラメーターを追加すれば回避できます。
./install -mp "管理ポイントのFQDN" -sitecode "サイトコード" -ignoreSHA256validation ccm-Universalx64.1.0.0.4580.tar
RHEL 6.5 の場合も OpenSSL がエラーになりました。さらに、libssl.so.1.0.0: cannot open shared object file というエラーも出ます。libssl.so.1.0.0: cannot open shared object file のエラーは -ignoreSHA256validation パラメーターを指定した場合でも引っかかります。中途半端にインストールされちゃうので次のコマンドを実行してアンインストールしませう。
/opt/microsoft/configmgr/bin/uninstall
libssl.so.1.0.0 のエラーは、どうやらライブラリのバージョンが一致していないようで、調べてみると /usr/lib64/libsso.so.1.0.1e でした。そこで、libsso.so.1.0.0.e ともう 1 つ関係しそうな libcrypto.so.1.0.1e を libsso.so.1.0.0 と libcrypto.so.1.0.0 にリンクしてごまかしたところ、インストールが成功しました。libssl.so.x: cannot open shared object file エラーのよくある対処方法のようです。
ln -s /usr/lib64/libssl.so.1.0.1e /usr/lib64/libssl.so.1.0.0
ln -s /usr/lib64/libcript.so.1.0.1e /usr/lib64/libcrypto.so.1.0.0
あとは、SLES 11 SP3 の場合と同じコマンドラインで成功。
./install -mp "管理ポイントのFQDN" -sitecode "サイトコード" -ignoreSHA256validation ccm-Universalx64.1.0.0.4580.tar
Configuration Manager にクライアントとして認識され、ハードウェア インベントリも取得できました。管理ポイントは HTTPS ではなく、HTTP のクライアント通信を許可しておくと簡単。HTTPS の場合は、証明書とか面倒くさそう。
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