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2018/06/19

今どきの Windows Server 2008 SP2 クリーン インストール

2018 年 8 月のプレビュー版から、Windows Server 2008 SP2 の Windows Update/WSUS 更新が、ロールアップ更新のサービスモデルに移行するそうです。つまり、正式版は 9 月から(プレビューを無視するとして、2020 年 1 月までのラスト 17 回の定例更新がロールアップ更新に)。

Windows Server Blog|Windows Server 2008 SP2 servicing changes
[URL] https://cloudblogs.microsoft.com/windowsserver/2018/06/12/windows-server-2008-sp2-servicing-changes/


ロールアップ更新への移行を実際に試してみたいので、Windows Server 2008 SP2 の環境を準備して、最新状態に更新しておこうかと思い、Windows Server 2016 Hyper-V の仮想マシン環境に Windows Server 2008 SP2 の ISO メディアからのクリーン インストール(GUI インストール オプション)をして最新バージョンにしてみました。今クリーンインストールして何か面白いネタにならないかとも思いましたが、特にトラブルとかありませんでした。せっかくですので記録としてレポートしておきます。


その前に...


Windows 7、Windows 8.1、Windows Server 2008 R2、Windows Server 2012、Windows Server 2012 R2は2016年10月から既にロールアップによる更新サービスモデルに移行しています。現時点でクリーンインストールした場合は違ってくるかもしれませんが、これからWindows 7、Windows Vista、Windows Server 2003 R2をクリーンインストールするってもの好きな方は、以下を参考にしてみてください。

このブログ:
Windows Vista SP2 のフレッシュインストールから更新できない件 (解決)(2017/03/10)
今どきのWindows Server 2003 R2 の新規インストール(更新エラーと認証エラーの解決)(2017/05/15)


@IT の連載記事:
企業ユーザーは要注意? Windows 7/8.1の「更新プログラム」の提供方法が変わりました(2016年10月14日)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1610/14/news021.html
ロールアップ更新プログラムでWindows 7の新規インストールが楽になる (2016/05/24)
[URL] http://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/1605/24/news016.html


さぁ、はじめましょう...


 (開始:2018 年 6 月 14 日 9:30 頃)

 注意点があるとすれば、Hyper-V の第 2 世代仮想マシンでサポートされる Windows ゲストは、Windows Server 2012 以降および Windows 8 x64 以降なので、第 1 世代仮想マシンで作成すること。第 2 世代仮想マシンだと、Windows Server 2008 SP2 の ISO メディアから起動することさえできません。なお、標準のネットワーク アダプターを認識できるので、レガシ ネットワーク アダプターを使用しなければならないなんてことはありません。

あと、Windows Server 2016 Hyper-V の仮想マシンのゲスト OS として最適化するため、できるだけ新しい統合サービス コンポーネントをインストールしておきます(ここで 1 回目の再起動)。Windows Server 2008 には初期の Hyper-V に対応した古いバージョンの統合サービス コンポーネントなので。その方法については、以下を参照。

最新の vmguest.iso について(Windows Server 2012 R2 Hyper-V の)(2018/05/28)



Hyper-V 仮想マシン環境でない場合は、ここからスタート。

クリーン インストール直後の初回の Windows Update(「ファイル名を指定して実行」で「wuapp」と入力)で、まず Windows Update コンポーネントが新しいものに更新されます。

続いて、重要な更新プログラムを検索してインストール。254 個の重要な更新プログラムが選択されました。

途中で別のダイアログボックスが出現し、Internet Explorer 9 のインストール待ち状態ににあります。「インストール(だったかな?)」ボタンをクリックする必要ありなので、放置しておくと進みません。

3 個の更新プログラムが失敗、52 個の更新プログラムが必要なしで終わり、ここで再起動。

再起動後の 2 回目の Windows Update では、18 個の重要な更新プログラムが選択されました。

18 個の更新プログラムが正常にインストールされ、ここでもう一度再起動。

再起動後、 Windows Update を実行すると、重要な更新プログラムはゼロに。
(終了:2018 年 6 月 14 日 17:00 頃、途中、何もせずに放置されていた時間を含む)

おしまい


ちなみに、Microsoft Update への切り替えと、Windows Update への戻しは、インストール直後でも、IE 9 インストール後でも問題なくできました。Windows 7 の IE 11 だと、ちょっと前から Microsoft Update を有効化できなくなる場合があるそうです。その場合は、IE 11 の「ツール」の「互換表示設定」に「microsoft.com」を追加すれば回避できるみたいです。

(備忘録)ライセンス認証どうすんだっけ?


C:\Windows\System32> cscript slmgr.vbs -dlv (表示)
C:\Windows\System32> cscript slmgr.vbs -ipk プロダクトキー (インストール)
C:\Windows\System32> cscript slmgr.vbs -ato (アクティベーション)


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